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田辺聖子 / 新潮文庫 (58件のレビュー)
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まな
とても読みやすく、無駄のない美しい文章。 貴族の生活が面白くて、平安時代が身近に感じられる。 光源氏の桐壺に対する執着は、多感な青年の人格形成に大きく影響し、矛盾だらけなのに魅力的な人物を作り上げてし…まう。それに翻弄される数多くの女性たちは切ないけれど幸せそうでもある。 歌にこめる恋心がとても綺麗で、心を伝える手段として知性や感性を映す文はロマンがあるなぁと思った。 スマホやテレビなどがない中で、季節の移り変わりや人の心の変化を鋭く捉えて言葉で思いを伝えていく、平安時代の豊かさが少し羨ましい。 微妙な心の動きを絶妙に表現していく紫式部は天才だったのだろう。平安の貴族たちが、源氏物語に夢中になっていた様を想像するのも楽しい。続きを読む
投稿日:2024.02.19
司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)
「現代のヒーローとして甦った“光る君”。平安の宮廷で華麗に繰り広げられた光源氏の愛と葛藤の物語を、新鮮な感覚で“現代”のよみものとして描いた大ロマン長編―比類ない美貌と知性、そして高貴な身分を持つ源氏…は、至福の愛を求めて、許されぬ恋、苦しい恋を重ねる…。上巻には、「眠られぬ夏の夜の空蝉の巻」より「佗びぬればはかなき恋に澪標の巻」までを収める。」続きを読む
投稿日:2024.02.03
海と青硝子
光源氏が、生い立ちをすっ飛ばし、禁断の恋を心に秘めて彷徨う貴公子として登場する、雅やかなラブストーリーたる「田辺源氏」です。紫の上が、幸薄い童女から理想的な貴婦人へと磨かれていく物語を読み取ることもで…きますね。続きを読む
投稿日:2023.04.07
ゆかりごはん
源氏物語の名前はもちろん知っていますが読んだことがなく、いつか手に取ってみたいと思っていました。 ネットで調べてみると、こちらの新源氏物語は比較的読みやすいとの評判だったので、図書館で借りてチャレンジ…しました。 まず、読書初心者のわたしにとって、言い回しが慣れず難しい。そして登場人物の名前が難しい(しかも昇進するたびに名前が変わる!)。 でもそこを乗り越えたら、展開が早くてハラハラしながら楽しく読めました。 源氏は女癖が悪いと思っていましたが(いや悪いんですが)、なぜか憎めない人柄で、源氏も恋人たちも、みんな幸せになってほしい…と思ってしまいます。 もしかしたら、漫画やもっと易しい本などであらすじを頭に入れてから読んだ方が、さらに楽しめたかも…とも思いました。(私は、中田敦彦さんのYouTube大学を見て、復習しながら読み進めました) とても中途半端なところで話が終わっているので、中巻も是非チャレンジしたいと思います。続きを読む
投稿日:2021.09.26
ほたるいか
このレビューはネタバレを含みます
母の本棚に眠っていた本。いきなり六条御息所とか出てきて桐壺の宮がいじめられるシーンないのかなって思った。まあけどやっぱりよかった。そりゃ星5ですよ、
投稿日:2021.03.25
bleu ciel
円地文子さん、瀬戸内寂聴さん、大和和紀さんの漫画まで、読み漁り、それでも、時折、源氏物語読みたくなるのは何故だろう。同じ物語でも、作家さんによって、見える色も、感じる香りも、肌触りも、違ってくる。 今…回の田辺聖子さんは、登場人物が身近に感じられる。 ただ、美しくない登場人物や年を経た女性への描写がきつく感じられてしまった。続きを読む
投稿日:2019.08.04
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