【感想】組織サバイバルの教科書 韓非子

守屋淳 / 日本経済新聞出版
(9件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 1609859番目の読書家

    1609859番目の読書家

     日本の会社組織は、論語的な価値観でできている。そのために評価として、情意考課が行われている。なので、忠誠心や頑張っているや様子を見せて、権力を持っているもののお気に入りになることが良い戦略となる。
     ただし、これからの時代はますます、韓非子的な価値観が強くなっていくと思われる。韓非子的な価値観では、結果で評価される。その場合は、競争に巻き込まれるため、自身の能力を磨いていくしかない。続きを読む

    投稿日:2023.07.16

  • wada読書家

    wada読書家

    韓非子を知るよりは、どいう組織づくりをするのか、そのために韓非子の教えがどう役立つのかを書いてくれた本。
    組織をよくするという目的別に読むと良いと思う。
    韓非子を知ろうとすると期待外れになるだろう。

    投稿日:2022.07.11

  • KT

    KT

    性善説で育ってきたけど、性悪説で対抗しなければと思うようになってきて読んだ。
    参考になったのは、賞罰を握る。権限委譲をしない、部下が外部の力を借りる時は権力の衰退に繋がるなど。

    投稿日:2022.06.07

  • hideki

    hideki

    期待値100に対して60点

    論語と韓非子を対称軸に据えて、それぞれの立場から人や組織の姿を論じる構造は良いと思うが、ぜんたいてきに冗長でダラダラ感を感じる。

    性悪説を前提とした韓非子の内容の性質上、論語に比べて、心が晴れるような爽快感を感じるには至らなかった。

    とは言え、韓非子的なものの見方・考え方は必要。本の表紙を明るいデザインにして、もっと親しみやすい内容にすると良いのではないかと思った。
    続きを読む

    投稿日:2018.12.17

  • manakenchan

    manakenchan

    このレビューはネタバレを含みます

    孔子(徳治)と対比しつつ韓非子(法治)の思想を紹介。思想の紹介に留まらず、現在のビジネスに頻繁な言及があり、退屈せずに読み切れる。
    骨子としては、①徳治=優しい統治の問題点(徳を持つ人材の希少性、情に逆らえない)、②法治の有効性と限界(最後は徳を持った人材が必要)、③組織、及び経営陣においては法治と徳治のミックスが必要、というもの。韓非子の思想を持ち上げるばかりでは無い。
    現役の中間管理職として、健全な組織運営のため「どんなに情があって人望があっても、問題や禍根が残っていれば、人が変わったように処断」(282ページ)することが必要とする点について全く同感。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2018.06.23

  • DRM

    DRM

    韓非子と論語の比較をベースに日本企業の組織・統治の在り方に切り込んでいる。対比が明確なので分かりやすいのだが、読了まですごく時間がかかった。
    レイアウトやフォントがなじまなかったというのが一つ、論理展開が冗長で、展開が頭に入ってきにくかったというのも理由。さらに、古代中国の歴史の基礎をすっかり忘れていることも理由に挙げられそう。自分の教養が足りないと感じた一冊。(本に対する直接の感想とは違うが。)続きを読む

    投稿日:2017.09.25

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