【感想】資金ゼロ知識ゼロからの自販機ビジネス

うちの近所には自販機が結構な数存在し、よく購入している人を見かける。
僕は家ではあまりペットボトルや缶飲料を飲まないので、全然気にしていなかったが、ある小雨の夜、走って自販機に駆け寄ってジュースを買っ…て、また走って帰っていく女性がいて、なぜ？と疑問に思った。
かなりの距離を走っていたから近くに住んでいるのではない。その走っている間にも他の自販機もある。ちょっと先にはコンビニもある。なぜ自販機なのか？
最初に考えたのは、その人は外国人（うちの近所にはいっぱいいる）で、外国人にとってはコンビニより自販機のほうが買いやすいのではないか、ということ。
これはインバウンド戦略になると思い、アマゾンで自販機の書籍を探した。
だけど、自販機のビジネス本ってこれしかないんですよね。で、ちょっと趣向は違うけど購入したら、なかなかに勉強になってしまった。
自販機が増えているのも、走って買いに来る人がいることも分かった。

自販機ビジネスの構造として、なるほどと思ったのは２か所。
自動販売機はマーケットが限定的だから、希望小売価格を大きく割ってもメーカーが文句を言ってこない。（p.58）
ペットボトル飲料の賞味期限は６ヶ月くらいだが、スーパー、コンビニは３ヶ月を切った商品は仕入れない。だからメーカーも安く売らないと在庫過剰になる側面がある。（p.84）

確かにうちの近所の自販機も、100円や高くても110円で売っている。これなら自販機で買おうと考えるだろう。
最近は自販機を見るとついつい値段を見てしまう。そのうちインスタに自販機の写真をアップしてしまうかもしれない。続きを読む