【感想】暗黒女子

秋吉理香子 / 双葉文庫
(138件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
23
60
38
10
1
  • 闇鍋じゃない方が良かったかも…

    うぅ~む、来年、五十路を迎えようと
    するオッサンが読む本じゃないな、と
    読み始めてから少し後悔しました【笑】
    でもまぁ、暗黒女子たちのドロドロした
    内容に何気に入り込みましたけど(*´艸`)
    女子たち一人一人の罪のなすりつけ合い、
    ラストどんでん返しに次ぐどんでん返し。
    結局、予想外の命が奪われる結果になった
    ことに、驚きまでしないがそこそこ楽しめ
    たかなぁ。
    でもやはり、オジサン向けの本じゃない
    のは間違いありませんでした。
    次はオジサンらしい本を読みたいと思います。
    ※こんな女子会に参加してみたいわ~【爆】
    最後の発表会は「闇鍋」←である必要性は
    あったのだろうか?(๑¯ω¯๑)
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    投稿日:2016.08.11

  • 女同士の腹黒さ?!

    1週間前に同じ文学サークルで亡くなった女生徒への思いを書き、皆で集まって朗読会をすると言う。
    いかに自分がその女生徒と親しくて充実した学生生活を送ってたのかを述べ、自殺したのではなく殺したのは同じサークルの人だと告白する。
    仲の良い特別なサークルのはずだたのに、表向きとは別に皆複雑な人間関係で誰かを罵倒し誰かが殺したのだとどろどろした関係がリアルで怖い。
    そこまではよかったんだが最後の締めくくりはちょっと残念だったかな。まあ、亡くなった女生徒への思いを小説にして皆のまで告白?告発?を朗読するのはちょとありえない話。
    でも女性は・・・自分をよく見せるためにやりかねないからこのテーマは面白い。
    続きを読む

    投稿日:2016.08.05

  • 論理的なアプローチでは解けない。カギは“人間の本質”。

    私が今まで読んだミステリーは様々な情報をもとに論理的に犯人を導き出すものが
    多かったのですが、これは根本的に違いました。

    読む前は「サークルメンバーの朗読から犯人を見つけてやろう!」と意気込んでいたのですが、
    全員の話していることが矛盾しており、どこから手を付ければいいか分からず敗北・・・。

    ただ、最後まで読んで分かったのは犯人もそうですけど、
    必要なのは人間の本質を理解すること。
    つまり、“保身”です。

    これをもとに読み返すとストーリーに一貫性が出てくるだけでなく、
    人間の醜い部分も露わになってきます。

    大規模なトリックもアリバイもなく、いろんな場所で証拠を見つけるような動きもありません。
    そのため、盛り上がる場面がなく人によってはつまらないと感じるかもしれません。
    でも、人の汚い部分をつまびらかにした中身のある作品だと思います。

    ただ、最後のどんでん返しはとってつけた感が強すぎます。
    ない方がよかったかもしれない。
    これを読んだみなさんはどう思いますか?
    続きを読む

    投稿日:2016.08.06

ブクログレビュー

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  • くらげ

    くらげ

    このレビューはネタバレを含みます

    面白かった!
    部員それぞれが「白石いつみの死」をテーマに書いた小説を朗読することで展開していくストーリー。
    展開の斬新さもさることながら、それぞれが語るいつみの死の真相が食い違い、各々別の人物が犯人だと指名している。しかもそれを仄めかしているのはいつみ本人?
    誰が嘘をついているのか?真実は一体なんなのか?続きが気になってどんどん読み進めてしまった。

    最終章の朗読で明かされる真実、各々が「いつみからのダイイングメッセージだ」と書き記していた「すずらん」の本当の意味。そしてそのすずらんの行方…鮮やかな伏線回収にゾッとした。

    …と思いきや、さらなるどんでん返し!
    思わず膝を打つ展開でした。面白かったー

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.04.11

  • RUI

    RUI

    最後の最後で盛り返してくれたけど、それまでまあまあ読み飛ばしながら読み進めた。ちょっと結末、オチがあって面白いになるけど、そこまでが長い。ドンデンまでの面白みが弱い。

    投稿日:2024.03.23

  • つみき

    つみき

    自分が推理していた犯人像がどんどん変わっていく感じがおもしろかった〜
    最後の結末も想像と全然違くてびっくり!!

    投稿日:2024.02.20

  • ましゃお

    ましゃお

    このレビューはネタバレを含みます

    飯豊まりえちゃんが主演の映画「暗黒女子」が公開当初からずっと気になってて、予告映像とか何回も見てたけど本編は見ずに6年が経ち、そういえば「暗黒女子」ってどういう結末になったんだろう(ラスト24分の怒涛の裏切り…みたいな予告が印象的だった)って思い初読。
    やっぱりイヤミス最高〜!!!!!湊かなえさんの「告白」みたいに段々と真相がわかるのかと思いきや、一人一人が秘密を抱えててその秘密を守りながら嘘を突き通していく。そして、最後のいつみの小説により全てが明かされる。そしてそして、最後にはどんでん返しが起こる。
    映画も絶対近日中に観たい。

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    投稿日:2024.01.10

  • keiko

    keiko

    このレビューはネタバレを含みます

    久しぶりのイヤミス。
    何通りの動機と犯人像とに先が気になり一気読み。
    表面はみんな人思いのいい生徒なのに、全員嫌な人だった。イヤミスにありがちだけど、面白かった。

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    投稿日:2023.11.05

  • ponまま

    ponまま

    だいぶ積読してたんだけど

    レビュー読んでたらもう読了した気がしちゃって

    でも実際読んでみたらだいぶ中身が濃くてボリュームあって良かった

    登場人物は誰ひとり欠けてはならないって感じ

    二転三転ストーリーは終盤で変化するが
    なんとなく予想はついてたもののやっぱり読んでよかったと思えるので
    それは秋吉理香子さんのテクニック

    あと
    表紙の女子高生はかなりインパクトあるので
    まだこの作品を読んでないにも関わらず
    他の作品で女子高生が登場する時は、どうしてもこの表紙の女の子で読んでました…

    いつみちゃんなのか?
    続きを読む

    投稿日:2023.10.08

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