【感想】さよならジュピター

小松左京 / 徳間文庫
(3件のレビュー)

総合評価:

平均 4.7
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  • 映画より遥かに面白い原作SF!

    小説ではクラークの「2010年宇宙の旅」、漫画では星野之宣の「巨人たちの伝説」、アニメでは「トップをねらえ!」など太陽系の惑星の中で木星は度々重要な役回りで登場して来ましたが、本作でも初っ端から「木星太陽化計画」として登場。ところがある事情から別の目的に転用される事になるのですが、この辺りの設定や展開を無理なく説明してしまうのが小松SFの凄さであり力量。各国の宇宙開発レースと技術格差、惑星を破壊するというある意味究極の環境破壊、そしてそれを阻止しようとするテロリズム等、相変わらず隙の無い物語展開で人の賢さと愚かさを描いております。「スター・ウォーズ」ブームに沸く日本でかつて無いほど日本SFが盛り上がっていた時期に作成された「邦画」の原作であり、星雲賞受賞作。

    ※劇中に「スター・ウォーズ20」が出て来るのですが、ディズニーが版権を買い取ったのでもしかしたら現実的にそこまで作られるかもしれませんね。(笑)
    続きを読む

    投稿日:2016.08.27

  • 改めて心服

    当日読んで感動したのですが、映画化サレテちょっとガッカリだった記憶があります。
    今回電子ブック化され改めて読みました。今でも時代を感じないさすが小松さんという内容でした。
    現在の技術で是非再度映画鑑賞して欲しいです。続きを読む

    投稿日:2017.05.11

ブクログレビュー

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  • あしげ

    あしげ

    遥か昔に一度読破、再読です。
    小松左京の頭の中は、無限に広がる大宇宙なんだなぁ。
    ただのSFではなく、木星信者たち、新興宗教とをからめ、奥深いものにしている。

    投稿日:2023.02.08

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