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ゲーテ, 高橋健二 / 新潮文庫 (31件のレビュー)
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はいから洋燈
. 『ゲーテ詩集』 著 : ゲーテ Johann Wolfgang von Goethe 訳 : 高橋健二 ◇ かの”ゲーテ”の創作物を読みました。 以前『ファウスト』を読んだことがありますが…、詩という形式もあってか今回の読書は より難解な部分も多かったです。 正直なところ不明な点は沢山ありました。 ですが、補って余りある叙情と詞を与えてくれる 読書体験となりました。 過去に”ボードレール”の詩集『悪の華』を読んだ時と比べると、”ゲーテ”は印象は難解で、内容は具体性を持ち、他種に富むよう感じました。 また、高橋健二さんによる後書きに 「最後の時期即ち老ゲーテ時代、彼は深く透徹した英知の詩人になった。従って警句風のものが非常に多い。」 ともあるように、率直に言うとビジネス書的な 内容も多く感じました。 体感として”胡散臭くないビジネス書”的な詩が 幾らかありました。 とどのつまり素晴らしい読書体験でした。 幾つも好きな言葉を詩を与えてくれた中から 一つ引用します。 P.173 『伝説』より 「しかるべき時に骨惜しみせざりしならば、 なんじみずから手数を省き得たりしならん。 ささやかなることを軽んずるものは、 さらにささやかやることのために煩わされん」 素敵だと思います。そして、我が身に刻みたいと思った教訓です。 また『ファウスト』も読みたいと思いました。 .続きを読む
投稿日:2022.09.02
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このレビューはネタバレを含みます
ゲーテの叙事詩集。哀愁漂う作品から心が熱くなるような作品まで多様な作品が収録されている。前半はロマンスを描いた詩が多く、後半になるにつれて人生の戒めになるような詩が多くなる。 この本の中で気に入った詩が二つある。 •いや遠くさまよい出でんとするか。見よ、善きことはまことに近きあり。幸福をとらえる術を知れ、幸福は常に手近にあれば。 •つつましき願いよ、友のことばよ、この小さき本の中に生き続けよ! 二つ目の詩はこの本の最後の詩なのだが、本当に洒落た締め方だと思った。この願いの通りゲーテの言葉は生き続けている。これは18〜19世紀頃の詩なのだが全く色褪せていない。むしろ優れた言葉選びが言葉を鮮やかにしているようにも思える。このような優れた詩を忘れずにいたい、もしも忘れずにいたらそれは自分の中で生き続けているようなものだろう。
投稿日:2022.03.30
アヴェマリア
・耳ある者は聞くべし、金ある者は使うべし。 ・私は知っている、自分のものだといえるのは、自由自在に自分の心から流れ出て来る思想と、自分に好意を持つ運命が底の底まで味わわしてくれる幸福な瞬間々々だけだ…。 ・気もちよい生活を作ろうと思ったら、済んだことをくよくよせぬこと、めったに腹を立てぬこと、いつも現在を楽しむこと、とりわけ、人を憎まぬこと、未来を神にまかせること。続きを読む
投稿日:2021.04.18
hikaru
ゲーテ好き! 感傷的になった時の言葉遣いが綺麗だから。 自分が恋してる時に読んだらすごくロマンチックだろうな。 ゲーテは最期まで、驚く程のロリコンだったらしいけど、彼の衰えない愛と情動の言葉は、自分…も恋をしてたらずっと触れてたくなっちゃうね。続きを読む
投稿日:2020.07.20
johntama
ゲーテの名前は知っていましたが、作品はよく知らなかったので、この機会に、頑張って読んでみてよかったです。 昭和40年3月30日30刷 死の半月前の作品。 つつましき願いよ、友のことばよ、… この小さき本の中に生き続けよ! よかった。現代にも生き続けてます。続きを読む
投稿日:2020.04.21
Future N .
訳が古典的でたまに理解できないものがありました。 やっぱり詩はその国の言葉で鑑賞するのが一番いいのかなぁなんて思います。 それでもやっぱり独創的な雰囲気で楽しめました。 魔王はゲーテの詩だったんだ…..。続きを読む
投稿日:2018.02.02
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