郷愁

ヘルマン・ヘッセ, 高橋健二 / 新潮文庫
(22件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
3
9
6
1
0

ブクログレビュー

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  • sober

    sober

    このレビューはネタバレを含みます

    まず「郷愁」というのは意訳であるが、原題は「ペーター・カーメンチント」というひとりの名もなき男の自叙伝である。故郷はカーメンチントの原点でありいつも彼とともにあるが、本人が認めるのは最後の最後である。チューリヒ編、バーゼル編、アンジ編、バーゼル・ボピー編(パリは大胆に割愛されている!)振り返るとそれぞれ甘苦く生々しい記憶が綴られている。チューリヒ時代の若い輝きが懐かしい。それにしても…(誰しも一生を振り返れば思い出したくもない記憶の一つや二つあるにしても)この主人公は、愛は一度も成就せず、親友はみな死に、なかなか気の毒である。

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    投稿日:2021.02.15

  • =^•ω•^=

    =^•ω•^=

    ヘッセの生き方が、私にとっての理想。街に生まれた時点ですでに叶わないのだけど、せめて晩年は自然の隣で雲を姉妹に生きてみたいと、狭い空の下で考える。

    投稿日:2020.11.27

  • ヨネリュー

    ヨネリュー

    田舎から都会へ、そして都会から田舎へ。
    出会った人々との思い出が、詩人らしい主人公に幸福を与えてるのだとすると、彼は故郷に帰った後も満ち足りた生活をするはずである。
    南風のように煩わしい経験が何か情熱に変化されたり、甘酸っぱい恋が青春の価値を保証したりする、と思う。

    郷愁、故郷を想う気持ちがどれほど大切か。
    いま故郷を離れた現実を、再考したくなる。
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    投稿日:2020.04.12

  • teftef66

    teftef66

    田舎から都会へ出て暮らし、田舎を想う気持ちを持ち、時に田舎に帰ってみたりしていること。そんな共通点があるからか、主人公には少し親近感を持ち読み進めることができた。

    田舎から都会に出ると決めた時、何がそうさせた?
    都会で学び、人々と交わり、友情を育み、恋に落ち、いろいろな経験をし、世間一般の幸せ、青春のあこがれを追い続け、結果として田舎に帰った時、何を想うだろうか?

    一人の人間の人生を通して、見えるものはたくさんある。小説を読む醍醐味を味わえる作品だった。
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    投稿日:2019.04.16

  • ルビー婆

    ルビー婆

    『春の嵐』の後に読んだせいか、やや流れが似ているのと、春の嵐の方がすきなためこの評価に。

    体の不自由なボピーとの交流が1番印象に残っていて好きだな。

    投稿日:2019.03.18

  • zanzan1205

    zanzan1205

    このレビューはネタバレを含みます

    ヘッセの出世作。成長小説。アルプス生まれの自然を愛する主人公が、都会に出て様々人と出会い、別れを繰り返し成長して故郷に帰る。

    故郷が田舎で現在東京に住んでいる自分も読み終えて郷愁を感じた。薄い本だが、翻訳でもありすらすら読める感じではない。

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    投稿日:2017.10.22

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