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ヘルマン・ヘッセ, 高橋健二 / 新潮文庫 (41件のレビュー)
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一塔
このレビューはネタバレを含みます
一瞬の熱病のような恋がもたらした不幸な事故、そして不自由な身体を抱えるようになって出会った情熱的な友人と理想の女性。確かに惹かれながら、彼女を幸せにできるのは自分ではないという思い。何とか運命を受け入れようとする生き方。静かに燃えるような心を持ちながら、外面的には達観と諦念の人間にみえるクーンに食ってかかるムオトが印象的だった。ここにハッピーエンドはないけれど、青年期の悲喜入り混じった思いが吹き荒れて濁りがない。
投稿日:2024.01.02
Chanrisa
人間の無力さ、強さ。人生における孤独。青年時代と老年時代。テーマは刺さったが物語としては退屈だった。 青年時代は利己主義、老年時代とは他人のための生活・・これには思うところがあり納得。 そこまで大人な…人間がどれだけいるのだろう。現代は、まさに利己主義が拡大している。いわば子供のままの大人が沢山いる状態だなと思う。続きを読む
投稿日:2023.10.20
おはよっちゃん
人生、思う通りには行かないと改めて気付かされる。周りから見たらなんでそんなこと、と重っても、当人はそうしたいのだから、仕方ない。
投稿日:2023.04.13
Umi
結婚した人と、老いるときまでそばにいる人が必ずしも同じではない類の物語の結末。 クーンが自らの青春との別れを悟ったシーンが印象的だった。
投稿日:2022.09.03
なおこっこ
障害を負ってしまい、普通の恋愛もできなくなってしまった主人公と、彼を巡る人々の人生が淡々と描かれる。ゲルトルート、ムオト、両親、ブリギッテなど、障害者ではない体をもつ人々も、結局のところいろいろなものを失っていく。この淡々さが良いですね。 主人公の母親と友人の友情が破綻する、利己的な友人とのエピソードって、極端に書かれてるけど、ああ、こういう母親の友人みたいな人リアルでも存在してそう…。
投稿日:2022.04.23
ゆち
青春時代の自己への幸福への葛藤 熟年期の他者への幸福を臨む 人は年を取ると青年時代より満足している。 だが、それだからといって私は青年時代をとがめようとは思わない。 なぜなら、青春はすべての夢の中で…輝かしい歌のようにひびいて来、青春が現実であったときよりも、いまは一段と清純な調子でひびくのだから。 「われわれ人間の中には、親切と理性が存在する」し、「私たちはたとえ短いあいだだけであるにせよ、自然や運命より強くありうるのだ」だから「私たちは必要なときには、たがいに近より、たがいに理解する目を見合い、たがいに愛したり、たがいに慰めあって生きることができるのである そんな大人へなれたら 没入するような物が何かしらひとつでもあればそれもまた幸福 春の穏やかな季節への嵐 文章がいたく繊細で切ない続きを読む
投稿日:2021.09.05
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