【感想】ルネサンスとは何であったのか―塩野七生ルネサンス著作集1―

塩野七生 / 新潮社
(16件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
5
4
4
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • hossy33

    hossy33

    著者さんの作品は小説、エッセイを問わず全て読んできた自負がある。
    イタリアを主に活動されている塩野さんだが今後も呆けない限り読み続けたい。

    投稿日:2023.05.12

  • yoshidamasakazu

    yoshidamasakazu

    塩野七生 「ルネサンスとは何であったのか」

    イタリアのルネサンス論。とてもわかりやすい

    ルネサンスを 単なる「古典文化の復興運動」という教科書的定義にとどめず、ローマ帝国、中世(キリスト教世界、十字軍時代)の時代の流れから解説している。

    ルネサンスを 中世の価値(キリスト教的価値観)の崩壊と新しい価値の創出(人間の発見)と位置づけている。
    *中世の価値観=神を通して見て、神の意に沿って考え、聖書の言葉で話す
    *ルネサンスの価値観=自分の目、頭、言葉に目覚めた=人間の発見=人間が心眼を再びわがものにした


    フィレンツェ的心眼の代表はレオナルドダビンチ、ローマ的心眼の代表はミケランジェロ

    フィレンツェのルネサンスを牽引したのは大商人。ローマのルネサンスを牽引したのはローマ法王

    カエサル「人間は 現実の全てが見えるわけではない。多くの人はみたいと欲する現実しか見ていない」
    続きを読む

    投稿日:2020.10.05

  • doraneko1986

    doraneko1986

    長かったけど、対話形式という形で書かれている本書はルネサンスの思想家や芸術家の名前を知らないとまったくわからないだろうが、それでもルネサンスの基礎を学ぶには良い本だろう。

    投稿日:2015.06.18

  • asdfgfdaa

    asdfgfdaa

    ルネサンスという、中世の価値観の崩壊に出会ったために新しい価値観を作り出さねばならなかった時代に生きた人は、政治家でも、経済人でも創作者にならなければならなかった。p7

    ルネサンスとは、キリスト教会が押さえつけていた、人々の「見たい、知りたい、分かりたい」という欲求が爆発した時代。p12続きを読む

    投稿日:2015.05.24

  • nari-aki

    nari-aki

    タイトル通り。

    対話形式で話が進む。

    塩野七生さんの著作を読んでいたので、話の内容もわかりやすかった。
    読んでいなくとも、充分におもしろいと思う。この本をきっかけに塩野七生さんの本を読み進めてもいいと思う。続きを読む

    投稿日:2014.06.22

  • koochann

    koochann

    世界史の復習をしたようなものですが、例えば地理上の発見をしたコロンブス、アメリゴ・ベスビッチなどイタリア人がなぜ多かったのか、そして、スペイン・ポルトガルではなく、イタリアがスポンサーであれば、征服ではなく、交易重視というスタンスでインカ帝国は滅びなかったであろうという著者の考えは面白いです。ルネサンスはなぜイタリアから始まったか。それもフィレンツェからローマ、ヴェネツィアと移っていた理由。イタリアが一つの国になって未だ100年程度であるという重みを改めて痛感しました。続きを読む

    投稿日:2013.08.26

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。