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森見登美彦 / 新潮文庫 (182件のレビュー)
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ゆへ
森見登美彦さん渾身のめくるめく阿呆と妄想だらけの短編集。 森見さんの描く阿呆な大学生たちはどうしてこんなにも愛おしいのか… 応援したいけどあまり関わりたくはないくらいの絶妙な個性なんですよね笑 過去の…作品の登場人物と思しき人物も登場し、 森見さんファンは思わずにやにやしてしまう こと間違いなしの1冊です続きを読む
投稿日:2024.03.23
tikuo
東山にある男子たちが住まう一部屋四畳半の「法然院ハイツ」では、夏でも汗だくでキムチ鍋をつつく貧乏男子学生が住んでいた。ある人物は向かいのマンションに住む三浦さんと浅からぬ仲となり、女性と縁のないものは…山を縦走し、実体を生み出す空想数学の式に熱中する。そんな魑魅魍魎の集まった四畳半の部屋とその周辺で生まれる短編集。 前作なのか全前作なのか、名作『四畳半神話大系』の続編だろうと読みかけたが、のっけから過去の文学のパロディらしきひとり語り、2本目でひとり語りのひねりが来るのかと思いきや全く別のスタイルで、登場人物の名前が出てこない。次には奥歯のギザギザが連なる山になりその山での出来事という、音楽ビデオというか、アニメ的な画面切り替えなど、全体に文体で遊んでいるなと思われる実験小説的な風合いの作品群である。 また一方で、「水玉のブリーフ」という単語をキーにぐるぐると視点を飛んでみたり、「四畳半統括委員会」なる謎の組織に寄る悪行を知る人へのインタビューで描くなど、どうしても筒井康隆のドタバタ作品群を想起させずにはいられないような作品が続く。 売り文句も難しかったのであろう、腰巻きにも文庫裏にも、一番わかり易い『大日本凡人會』しか引用されていない始末で、正直なところ多くの読者は最初2本目くらいで頭を抱える可能性がある。 『四畳半タイムマシンブルース』や他の作品を先に読むべきだったのかもしれないが、そういう分からない部分をわからないまま許容するのがこの本の読み方なんだろうと思わせるのが最後の1本の感想である。続きを読む
投稿日:2024.01.13
おびのり
森見さんが京都と四畳半をこよなく愛でている事はわかる妄想短編集。 京都の学生生活が楽しかったんだろうなあと思います。 妄想が激しすぎて、なんだかわからなくなってしまった。 四畳半神話体系とは、関係ない…かな。続きを読む
投稿日:2023.05.18
Timmy
短編ストーリーが終盤徐々に繋がっていく感じ。 四畳半メンバーとか、走れメロスメンバーとかチラホラと出てくるからキャラ知ってると尚面白いかも。 大日本凡人會の話が、やはり1番面白いかな〜 アホらしくて…、笑 最後の方は四畳半を見過ぎで、ゲシュタルト崩壊してくる、、続きを読む
投稿日:2023.05.12
ありを
私の頭脳が足りないんだろうなあと、。 もちろん面白いと思えるところもたくさんあるが、この人って誰だっけ?何した人だっけ?がなかなか繋がらなくて苦労した。 森見先生私合うものと合わないものかあるみたいで…す。 四畳半ってどれだけ狭いんだろう。続きを読む
投稿日:2023.03.05
tsunoyo
森見登美彦の四畳半シリーズ 今回は短編集だが数学氏や阿呆神、水玉ブリーフなど共通のモチーフがある どなたかのレビューにもあったが「蝸牛の角」が「熱帯」につながるか 「大日本凡人會」が面白かった
投稿日:2023.02.07
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