【感想】守り人シリーズ電子版 5.神の守り人 上 来訪編

上橋菜穂子, 二木真希子 / 偕成社
(25件のレビュー)

総合評価:

平均 4.4
14
8
2
1
0
  • タルハマヤ神

    ドラマが始まったので、見る前に読んでしまいたいと思い急いで読みました。
    ぐいぐい引き込まれます。
    タルの民の悲しみを思うと、アスラの力にすがりたい気持ちはよくわかります。
    ロタの内情とカシャルの動きが絡んで、陰謀のにおいがプンプンします。
    さぁ急いで下巻へ!
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    投稿日:2017.04.19

  • ここで何故ロタ王国なのか?

    順番に読み進めてくると、
    ここで何故、ロタ王国でバルサとタンダなのか?とも思ったが、
    これも重要なストーリーでした。
    ここまで読むと本当に止まらない。

    投稿日:2016.07.18

  • 力を持つことの意味

    国おも支配できる強大な力を持つことの意味は何か、民族の幸福とは何か、とても考えさせられる物語でした。
    神の力を手に入れても、本当の幸福のために何をすべきかを悟った幼い少女に感動しました。
    また、その背景には、バルサの愛に満ちた心の導きがあり、バルサの人間性を改めて感じることができました。
    様々な苦難や、人々との交流を通じて、バルサ自身も大きく成長していることが、強く感じられます。
    この後の展開が、ますます楽しみになりました。
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    投稿日:2016.07.17

  • ロタ王国にも差別が

    ロタ王国のタルの民にまつわる悲しい愛と恐ろしいカミサマの物語。アスラとチキサをなんとしても助けたいバルサと、理由を知って慎重になるタンダの葛藤と、それでも揺るがない信頼が物語を引っ張っていく。周囲の人物をも巻き込んで変えてしまうバルサの気持ちの強さ。この上下巻がシリーズの最後に大きく関わっていくので読みのがしなく。バルサの共感と母性が心に響く。続きを読む

    投稿日:2016.04.18

ブクログレビュー

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  • URIKO

    URIKO

    このレビューはネタバレを含みます

    上橋さんの頭の中はいったいどうなっているのか。
    新ヨゴ皇国、サンガル王国、カンバル王国と出てきて、今度はロタ王国という国がでてきた。
    どの国にも独自の王家の歴史と伝統、そして伝説や伝承があり、同じ(かどうかも定かではないけれど)異界を、「ナユグ」、「ナユーグル」、「ノユーク」とそれぞれの言葉で表わす、などという、見事にリアルな世界観で物語が成り立っている。一体どうしてひとりの人が、こんな壮大な世界を考え出せるのだろう。

    冒頭のシンタダン牢獄の惨劇や、スファルが鷹に魂を乗せて空からバルサを追うシーンなどからは、「鹿の王」を少し思い起こした。

    本作でバルサが守ることになる、アスラ、チキサ達「タルの民」がロタの人たちから疎まれ、ひっそりと暮らしてきた過去・・・
    ロタ王に使える呪術師スファルが語る伝説と「タルの民」チキサが語る伝説の相違・・・
    現実世界でも、色々な国、民族においても似たり寄ったりのことが史実としてありそうで、どんどん物語の中に引き込まれていく。

    これからアスラ、チキサに待ち受ける未来は辛そうで、読み進みるほどに胸が痛くなるけれど、この上巻最後のマーサの言葉が温かく、安堵した。マーサのように、物事を先入観や偏見からではなく、フラットに見ることができて、仕事ができて、情に厚く、困った人には恩着せがましくなく手を差し伸べることができる人って、本当に尊敬する。あ、私、マーサがすごく好きかも(笑)

    しかし、シハナよ。やっぱり大人しくスファルの言う通りに動くとは思っていなかった。やはり、お前か、シハナ・・・という感じで、下巻(帰還編)へ続く。

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    投稿日:2022.06.27

  • コロネ

    コロネ

    久しぶりに守り人シリーズ読んだ!ヨゴ、カンバル、サンガルときてついに物語の舞台は、ロタ王国へ。バルサの戦いは言わずもがな、様々な人物の視点から描かれる物語がこのシリーズの魅力だ。それは王国の成り立ちから、この世界の風習にまでおよび、まるでこんな世界が実際にあるかのように思える。

    お話はまだ途中で、これからバルサとアスラはどんな逃亡生活を送るのか、タンダとチキサは無事でいられるのか、ロタ王国はどのような未来へ向かっていくのか。まだまだ、バルサとアスラは逃げ続けなければならないけど、地獄のような逃亡劇があるから、マーサの家での日常がとても幸せなことに感じられる。二人の兄妹がヨゴで暮らしていける未来が訪れますように。続きが楽しみ。
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    投稿日:2022.03.15

  • ねこぱんだ

    ねこぱんだ

    2021.01.読了

    今度の舞台はロタ王国
    バルサとタンダ
    ロタに住むタルの民の
    アスラと兄チキサ
    ロタの呪術師 スファルと娘のシハナ
    そして畏ろしき神 タルハマヤ

    投稿日:2021.02.07

  • akiyumi

    akiyumi

    ロタ王国での物語。
    人買いからチキサとアスラの兄妹を救ったバルサとタンダ。
    妹のアスラは、ロタ王国の伝説に登場する恐ろしき神にまつわる少女で、ロタ王国内に渦巻く民族争いに巻き込まれていく。
    バルサの死闘が、凄みを増していく。
    でも、かっこいい~
    邪悪な神から心守ったアスラに、安らかな日々が訪れるといいなあ。
    続きを読む

    投稿日:2021.01.07

  • こじゃいあん

    こじゃいあん

    やめられないとまらない守り人シリーズ。
    しかし、巻を追うごとに、これは本当に児童文学なのだろうかと思う。この「神の守り人」なぞは、あのトロッコ問題のような話であり、正解がない道を歩いていく感じ。
    精霊の守り人と同じように、思わぬ運命を背負ってしまったこどもをバルサが守っていく話なのに、精霊の守り人が「最初は敵だったものたちと味方になって強大な敵から庇護者を守り抜く」的なわかりやすい話だったのに比べて、この話は最初から庇護者を守ることが果たして正解なのか分からない状態で進んでいく。敵対する側も、単に敵になったり味方になったりするのではなく、それぞれの正義で動いていく。
    虚空の旅人のときもそうだったが、本当に考えさせられるストーリーになっている。だんだんと深まっていく話に、こちらも深みにはまっていき、だからやめられない止まらない(笑)
    続きを読む

    投稿日:2019.12.27

  • 5ma4ba

    5ma4ba

    軽装版軽くていい〜*\(^o^)/* 王様だからって無条件に国動かせないのね。なんかちゃんとやろうとすると、足引っ張られるような気がする(−_−;)

    投稿日:2017.06.08

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