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中脇初枝 / ポプラ社 (361件のレビュー)
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総合評価:
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ゆつ
「いい子」と言われたかった人たちのお話。 主人公たちは、前向きな気持ちで物語を終えているけれど、そんな気持ちには到底なれないなと思ってしまった。 たとえ、あの人にも事情があったのだろうと思うことが…できたとしても、許すことはできない。親子のしがらみは複雑だ。子供の頃についた傷は、ふとした瞬間に蘇り、気まぐれに苦しめてくる厄介なものだと思う。続きを読む
投稿日:2024.01.25
S.K.
読み進めるのが辛くなるような、虐待を題材にした短編集。 どの話にも、最後には救いと希望があるのがフィクションのいいところである。 虐待する母親の心理などなかなかないので辛くなった。 なぜそんなことで殴…るのか?なぜその子のことを尊重できないのか? でも、自分の中にも同じような気持ちは蠢く。放出するきっかけがあるかないか、本当は些細な差なのだ。 きみはいい子だ。みんなに言ってあげたい。きみはいい子。大人になったとき、認められた記憶が残るように。 幸せな気持ちが残るように。続きを読む
投稿日:2023.10.16
pokke
ある町を舞台に、虐待という題材で、描かれた5つの話。人というものは、人に認めてもらい、愛されることによって、健やかに成長できるんだなぁ…。どの話も、最後には、自分の事を認めてくれる人と出会えたりと、重…いテーマだけど、心温まるかんじで、よかったです。続きを読む
投稿日:2023.10.05
よる
このレビューはネタバレを含みます
かつて自分を加害してきた存在が、老いて無垢な存在になってしまった時。ぶつける先を失った感情はどこへやればいいのか。 あれが嫌だった怖かった許せない。けれど加害者側はそれを忘れていて、自分が大人で親であることすら忘れていて、かつての怒りをぶつけた所で今度はこちらが加害者になるだけ。 たった一つの優しい記憶を繰り返し再生して、これからも生きていく。それは希望のようにも見えるけれど私には逃避と自己暗示にしか思えなかった。 けれどそうでもしないと生きていけないのは、加害者が親だから。唯一無二の存在だから。あれがしてほしかったこれがしてほしかった愛してほしかった。それが叶わなかったから、最後の最後に思い出したたった一つの優しい記憶を頼りに生きていく。 親という呪縛。何処までも前向きで後ろ向きなラスト。 *** ・文章が淡白なのに読みづらい ・母に「かよちゃん」と呼ばれるシーンは泣いてしまった。 ・べっぴんさん。子供に手を上げる側の気持ちが痛いほど伝わってきて苦しかった
投稿日:2023.08.02
Henry
面白かったよ、自分の親がいかにまともだったかを思い知らされたし単にそれってラッキーなだけだったのかも。愛されて育った子はいい子に育つんだよなあ多分、愛されずに育った子供は絶望だろうなあ、かわいそうだよ…なあ。本当にクソな親に当たると性格や人生変わっちゃうよなあ。あるただ愛されたいだけなんよなあ。続きを読む
投稿日:2023.06.27
れもん
心が痛かった。 悪い人はいないんだろうけど、全てのことに何か原因があるんだろうけど、許せないことも沢山あって、でも理不尽なことを飲み込むことが生きることなのかな…なんて思ったり、でも、なんでも美談にしてしまうのは、何かに蓋をしてなんの解決にもなっていないと思ってみたり…
投稿日:2023.06.25
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