【感想】「歴史認識」とは何か 対立の構図を超えて

大沼保昭, 江川紹子 / 中公新書
(24件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • sikisoku55

    sikisoku55

    難しい問題「慰安婦問題」「侵略戦争問題」。その問題に対しての「歴史認識」の違いやこれからどう未来に進んでいくか。考えさせられる作品であり、語り手である大沼氏、聞き手である江川氏のやりとりも非常にわかり易く説明していただいていたと思う。続きを読む

    投稿日:2023.12.03

  • La place

    La place

    村山談話にも関わった著者なので偏りが大きいかと思ったら、非常にバランスの取れた批判が多く、特にリベラルや左派への批判はとても考えさせられました。

    投稿日:2023.08.10

  • すず

    すず

    ちょっと読んで積読していたが、日本の近現代史の基本をおさえた上で最後まで読み直したら、よくまとめられていて面白かった。
    たとえば靖国問題など、何となく問題点は分かるけれど、ここまで怒る理由がピンとこないと思っていた外交問題の歴史的背景が明瞭になり、視野が広がった。中国の戦後のプロパガンダ映画だとか、韓国の反日報道だとか、メディアが大衆に及ぼす歴史認識への影響の大きさがよく分かる。また、西欧のかつての植民地への意識・態度については、今まで考えたこともなかったが、正に人の振り見て我が振り直せである。
    近現代史を学ぶたびに、日本の加害の歴史に胸を痛めるが、中国・韓国がそれを盾に何か要求すると、永遠にこれが続くのかなと思ってしまう。歴史の反省は忘れずにいることは前提として、冷静に理にかなっていないことは違うと自分の頭で判断していきたい。
    続きを読む

    投稿日:2023.03.07

  • 吾輩はカワウソである名前はまだないぬ

    吾輩はカワウソである名前はまだないぬ

    ある意味、日本人としては読みにくい著。
    愛国心や日本人として自認する中で、批判的に書かれているものの、事実がこうで、何故日本やドイツだけがこのように叩かれるのかということも書かれている。ネトウヨ本などが出る昨今に於いては何がfactなのかを確認しないものも増えている。この本は国際法の学者によるものであり、権威でもある方の著。信用なる内容で、自分の経験なども書いている。歴史認識問題を解決する中でマスメディアや各種のイデオロギー対立なども鮮明に書かれており、良書だと思う。続きを読む

    投稿日:2022.03.12

  • ゆみ

    ゆみ

    聞き手語り手の形で書かれているのでとても読みやすかったが、考え続けるべきことをたくさん受け取った本。
    自分と違う意見なも耳も傾けて考えていくこと。
    論破、というのがもてはやされている今、考えるために大事な1冊。
    次の日世代に少しでもましな状態を引き継いでいくには。
    続きを読む

    投稿日:2022.02.13

  • ひーら

    ひーら

    嫌韓・嫌中、戦争責任など。極端な意見のぶつけ合いになりやすい問題について分析し、どう取り組みべきかをわかりやすく示してくれる。日本がこれまでやってきた戦後処理について自虐や独善に陥ることなく、日本が世界に先んじて進めてゆこうと。誠実な学者の仕事。とても良い本だった。続きを読む

    投稿日:2021.09.01

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