【感想】世界史を動かす 聖書と金利

柳沢哲哉, 保坂俊司, 金関猛, 中田一郎, 日向健, 加藤敏春, 子安美知子, 水野和夫, 井上教子, 大澤真幸, 松田俊道, 堀内一史, 週刊エコノミスト編集部 / 毎日新聞出版
(1件のレビュー)

総合評価:

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  • 宗教と経済

    聖書にはミナの例えがあり、預けないものを取り立て、撒かないものを刈り取る例えがある。だが、それでも、キリスト教もイスラム教も利子を認めなかった。これは金が金を生む社会を古代、中世の人々がどれほど嫌っていたかの証拠だ。古代、中世の人々は身分制の中に生きながら、突出した同じ階層の人間が、下の階層の人間が富み、栄えるのを恐れていたのかもしれない。キリスト教会が法人だったという考えは面白いし、イスラム教ではなぜ資本主義が起こらなかったかの考察も面白い。聖典タナハ(旧約聖書)の話や、ミーシャルム(徳政令)の話も知らなかったので興味深く読めた。
    150ページに届かないので一日で読めてしまうのも良い点だと思う。
    星5つ。
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    投稿日:2016.02.28

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