【感想】トモシビ-銚子電鉄の小さな奇蹟-

吉野翠, げみ / TO文庫
(5件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
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  • (おそらく)鉄道ファンにはたまらない作品です!

    銚子電鉄を愛する人たちの恋物語3編。
    3つの話が同じ時系列でつながっているので、登場人物の謎の行動が次の話で解き明かされたりするのが面白い。
    私が一番ツボにはまったのは「富士見町のナンパ通り」が出てきたところ。
    千葉駅周辺で遊んでた人にしかわからない超ローカルな通称が出てきたのには感動!
    地元民しか感動できないフレーズなんだけど、さすが千葉県出身の作家さんだけあって、こういう所は外さないですね。
    どれもほのぼのする話でしたが、3編とも主人公のキャラが優柔不断というか、臆病というか、ちょっとイライラしてしまった。
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    投稿日:2017.08.07

ブクログレビュー

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  • 永杜

    永杜

    ローカル線を舞台にした、3つの物語。

    憧れの先輩に会うために入学した女の子。
    電車の運転手になりたかった、窓際サラリーマン。
    運命の人に出会ってしまった、熊のような男性。
    の3本かと思ったら、始まりと終わりに
    小さくもうひとつの物語が。

    全員の時間と空間が、折り重なっています。
    ので、別の所で脇役だった人が主人公に…と
    このくだりはもしや? と思う場所が多々。
    間違い探しのようで、面白かったです。

    分かりやすい男子高校生と主人公。
    どう考えてもよくある手口に気が付かない奥さん。
    駄目だと分かっていてもついて行ってしまう女性。
    よくありそうな話ですが、だからこそ
    日常感が漂っていたのやも?
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    投稿日:2019.06.28

  • saga-ref

    saga-ref

    ふるさと銚子とそこに走る銚子電鉄を舞台に小説を書いてくれたことに敬意を表して購入。内容はごくごく普通の青春ラノベ。3つの章の登場人物を相互にオーバーラップさせ、各々のベクトルで進む手法に新しさは感じない。そこそこ鉄道のことを取材して書かれているが、第二便は一畑電車やいすみ鉄道の事例の焼き直しだ。第三便では「キミエが(特急電車の)窓を開けて」というくだりが鉄道好きとしては残念。続きを読む

    投稿日:2017.08.27

  • ひるあんどん

    ひるあんどん

    このレビューはネタバレを含みます

    春から夏の銚子電鉄を舞台にした3篇。それぞれの登場人物が少しずつ他の物語にも登場します。高校生の初恋、中年夫婦の事件と絆、撮り鉄青年と彼を翻弄する歌手の話ですが、撮り鉄の熊君話が一番好きです。
    この本を読んで銚子電鉄に乗ってみたくなりました。

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    投稿日:2016.03.01

  • 杜のうさこ

    杜のうさこ

    やさしくて温かな、ゆっくりとした時間の流れる物語でした。

    最初の15歳の女子高生のお話に胸がキュンとしました。
    電車の窓から、ホームにいる好きな男子の姿を目で追ったあの頃…。
    青春でしたね~。

    子電鉄、残念ながら乗ったことはありませんが、
    車で旅行した時に駅で買った、たい焼きの大きくて美味しかったこと♪その旅の一番の思い出です。(大のあんこ好きなもので…)
    それと、昔NHKの朝の連続テレビ小説で放送されていた「澪つくし」
    忘れられない大好きなドラマでした。

    誰もがきっと持っている電車にまつわる思い出が甦る一冊。
    いつか、乗ってみたいです。
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    投稿日:2015.05.16

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