【感想】1995年

速水健朗 / ちくま新書
(39件のレビュー)

総合評価:

平均 3.2
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15
7
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ブクログレビュー

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  • マヌタ

    マヌタ

    1995年がある種、激動の年であったことを実感した。でも1994年だって1996年だって挙げればそれは激動の都市だったのだろう。 あの時代の自分と重ね合わせながら読むにはおもしろった。

    投稿日:2022.04.07

  • ニャーマネコトリック教 教祖代理

    ニャーマネコトリック教 教祖代理

    “最悪でも、いささかの懐古趣味を満足させることはできるだろう”

     本書の前書きで、著者が引用した文章である。果たして本書は懐古趣味を満足させるだけの本なのか?いやいや、1995年は、エポックメイキングな年なんですよ!と納得をさせられる本なのか?

     確かに経済面やテクノロジー、文化面等、各論では後世に影響を与えた出来事はあったようだ。しかし、1995年という年全体ではそれほど後世に影響を与えた訳ではなさそうだ。というか、そこまで踏み込んだ記載と分析はなされていない。

     どちらかというと、“懐古趣味を満足させる”内容であったが、それでも私にとっては懐かしい1年をよみがえらせることが出来た。
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    投稿日:2020.03.05

  • shimu2

    shimu2

    【揺れて荒れて変えて】阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件が発生する中、安室奈美恵がCDデビューし『失楽園』が人々の関心を捕らえた1995年。平成の中でも時代を画す重大事件が相次いだこの1年を振り返りながら、後代に与えた影響について考察を加える作品です。著者は、幅広い分野に関する著作を持つライターの速水健朗。

    著者がまえがきで記しているように、懐古趣味を十分に満たすことができることはもちろん、1995年という1年が持つ重要性を改めて気づかせてくれる一冊でした。この年の出来事をどうまとめるかは人それぞれだと思いますが、議論の補助線として非常に参考になるかと思います。

    〜1995年とは、それ以前に起こっていた日本社会の変化を強く認識する機会となった転機の年なのである。〜

    1995年について記憶のある人にもない人にもオススメ☆5つ
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    投稿日:2018.11.07

  • きり

    きり

    激動の1995年を広く浅く振り返るダイジェスト本という感じ。いろんなことあったんですなあと感じ入るけど、他の年でも頑張れば一冊本になるのかなあ。でも震災と地下鉄サリン事件がこういう本に向かわせたのか。そしてTV版エヴァンゲリオンもまた1995年放送開始なのだった…続きを読む

    投稿日:2018.07.19

  • orimonchi

    orimonchi

    1995年がこんなにターニングポイントだったとは。当時、7歳。なにもわからないなりに、考えるっていうことを始めた年齢な気がします。

    ヒントがありすぎたのでここでは書きません(笑)

    今年はさらにそこから20年ということだけ追記しておきます。続きを読む

    投稿日:2015.06.01

  • キじばと。。

    キじばと。。

    阪神大震災、地下鉄サリン事件、ウィンドウズ95の発売、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の放映などの出来事によって記憶される1995年を、政治、経済、国際情勢、テクノロジー、消費・文化、事件・メディアの6つのテーマに渡って概観し、現在とのつながりを明らかにした本です。

    著者の本ではいつものことなのですが、分析装置の鋭さに欠ける一方で、時代を象徴するようなさまざまな徴候をざっくりとすくい取って大まかな絵図を描き出すような論調になっています。それでもやはり、もう少し議論の焦点を絞ってほしかったという感想を抱いてしまいます。
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    投稿日:2015.03.12

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