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恩田陸 / 新潮文庫 (247件のレビュー)
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総合評価:
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2063476番目の読書家
なんだか不思議な話だった。普通に田舎の町の話かと思ってたけど、ちょっとファンタジーっぽいのかな。最後ふんわりした感じで終わっちゃったらその余白でどうとでもとれるようにしてあるのがずるいなともうまいな〜…とも思う。続きを読む
投稿日:2024.03.31
gigi
このレビューはネタバレを含みます
学園ホラーだと思ってたけど、読み終わってみればSFになるんだろうか。恩田さんの作品は分類しにくいものが多い(そこが魅力でもあるけど)。 金平糖のおまじない、実際ありそう。
投稿日:2024.03.09
s
「あの世界」に行ける人は、欠損してる人。 わたしは「あの世界」に行ける側の人間なんじゃないかなあ。 みのりに一番憧れます。 「あの世界」から出ることが、幸せなんじゃないかなと思いました。
投稿日:2023.10.24
桜餅
噂やおまじないがものすごい早さで広まっていく不穏さがとても上手に描写されていた。 ホラー感はなく、人為的なものとファンタジーが融合したようであまり好みでは無かったかも… ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 四つの高校が居並ぶ、東北のある町で奇妙な噂が広がった。「地歴研」のメンバーは、その出所を追跡調査する。やがて噂どおり、一人の女生徒が姿を消した。町なかでは金平糖のおまじないが流行り、生徒たちは新たな噂に身を震わせていた……。何かが起きていた。退屈な日常、管理された学校、眠った町。全てを裁こうとする超越的な力が、いま最後の噂を発信した! 新鋭の学園モダンホラー。
投稿日:2023.06.22
Yuki
デビュー作である『六番目の小夜子』と同様に、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった、恩田陸さんの二作目の長編です。 故郷に対する閉塞感と噂を題材に、高校生の葛藤が表現されています。 一見、…デビュー作と似通った設定に思えるのですが、創り出される作品世界は全くの別物と言っても過言ではなく、そこに才能の片鱗を見る思いがしました。 超常現象や特殊能力を扱いながら、将来何者にもなれない漠然とした不安や焦燥感と、日常が非日常に反転する恐怖感の演出も巧みです。 舞台となる地方都市の、のどかでおおらかな情景描写に見え隠れする不穏な空気感が、数多くの登場人物を通して描かれているのが印象的でした。 後に発表される幾つかの作品に、繋がるようなエピソードも散見されることからも、デビュー作と並んで原点と呼べる作品なのかもしれません。続きを読む
投稿日:2023.04.23
馬南神空
どんな怪異よりも、人生、平凡で凡庸で、ダラダラと続く人生ほど怖くはないという真理をさらりと提示する、これはまさに究極のホラー。こうした恐怖にはまだしも女性の方が耐えられる、というのが結末の意味だろうか…。続きを読む
投稿日:2023.01.27
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