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ローレン・ワイズバーガー, 佐竹史子 / ハヤカワ文庫NV (23件のレビュー)
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雨宮はな@スーツケースひとつで生きる映画好きな日本人
映画よりも主人公がクズ度高めだった。 社会を甘く見てる若者感は小説版の方が強い。 あのビルにナイキの赤スニーカーで入っていくって、ミランダがいない期間であってもすごい根性。 監視カメラの映像から顔写…真を使ってIDを作られたり、サステナブルとはなんぞやっていうスカーフの使い方をする上司のアシスタントなんて「誰もが望む仕事」であっても私ならごめん被る。続きを読む
投稿日:2023.07.13
sitibu
映画版は何度も見返すくらいに好きなので、原作を読んでみることにしました。一つ一つのエピソードは映画でも見たものなのですが、細部が違いますね。ハリポタの新刊を得るために奔走するけど、小説家の手は借りずに…1部双子に送ったとか。(映画は2部送って、コピーをミランダに渡した。) あとは映画で謎だったスタバのコーヒー何個も持ってることが明らかになってちょっとスッキリしました。(会社のお金で自分のやその他の人のも買ってた) スピード感もミランダの理不尽感も彼氏・友達の「仕事と俺どっちなんだ」の態度も映画と一緒ですが、華やかさの点で言えば映画版の方が視覚的にわかりやすいです。 なので、やはり変わらず映画版のほうが好きかなという所感でした。続きを読む
投稿日:2023.03.22
ぽるの
このレビューはネタバレを含みます
服のブランド等詳細に描いてくれるのは想像が膨らむし、わくわくして楽しかった。 でも、登場人物ほぼ全員が嫌い。特に、主人公好きになれなかった。一緒に働いてる人を「ブランド物に身を包んで自分をデブだと勘違いしてる」とか軽蔑しながら働くのとか、すごく陰湿。ずっと胸のすくようなタイプの、読者が仕方ないって思えるレベルの陰口を越している。それに、恋人や友人にずっと言い訳ばかりしているのも嫌い。職場を馬鹿にするのに自分の立場は庇うし。仕事のための振る舞いは仕方ないとは思うけれど、言い方が悪い。あんなに言い訳がましく取り繕わなくても……。一番嫌いなのは、初めて職場に入った時、男の人をゲイだと断定するところ。顔で性癖を断定されるとか気分悪くない……?そういう陰湿なところが普段から出ているから、終始共感できないまま。主人公が小粋なアメリカンジョークだと思って口にしているものも寒くて気持ち悪い。 結末がスカッとさせたいんだろうなあって雰囲気だけど、そこもまた双子のパスポートが取れない、なんて言い訳がないと行動できないのか、と気分が悪くなった。 彼女の本は二度と読まないと決意した。私はおしゃれな女性は好きだけど、知性のない女性は嫌いなのだと実感した。以上、おしまい!!!
投稿日:2021.04.29
こめり
正直、映画の方が、伏線がうまく回収されていくし(キザな作家の役割とか)、ファッション界の奥深さを垣間見られるし(ミランダが流行について語るところとか)、スカッとする(最後のあの台詞からのミランダの推薦!)。なにより、原作では主人公アンドレアのやる気がなさすぎて、どこが優秀なのかピンとこない(映画はハリーポッターの新作ネタが効いていたよね)。それでも、飽きずに読めたのは、なぜだろう。登場人物がみんな強烈だったからかもしれない。女同士の友情に関しては、映画より原作に軍配が上がるかな。
投稿日:2016.10.04
meowmeow
前半に引き続き、横暴なミランダの理不尽な要求に奮闘するアンドレア。ただ、そこまでしてでも周りの人がカリスマとして崇めるミランダの天才ぶりがほとんど書かれていない。これを書かないとアンドレアがただ常軌を…逸した横暴な上司の依頼に奮闘するだけの話になってしまう。まあ元々志望業界でないのだが。ミランダ以外の人が社内のみならず社外も全面的に協力してくれているのが羨ましい。続きを読む
投稿日:2016.03.07
yai
はっきり言ってこの原作、かなりおもしろかったです! アメリカでも書いてる途中で出版となって、瞬く間にベストセラーになったっていうんです。 それもどうやら著者の実話を基にしてるらしい。 とにかく最後の結末へ向けてのエピソードからの結末へ向かうまでのストーリーがあっという間。 どんなお話かっていうと、場面はファッション雑誌の編集部。 その編集長であるボスのミランダという女性のアシスタントをつとめることになった新卒のライター希望のアンドレア。 ストーリーは、このアンドレアとミランダとのやり取りを中心に、友情と恋愛をからめたどたばたコメディに仕上がってます。 アシスタントというよりは秘書的な仕事なんだけど、雑用がほとんどって言う理不尽な仕事。 私だったら絶対無理です。 機転が利かないとできないですよねー。こういう仕事は。 で、そこはさすがライター志望で頭の回転が速いアンドレア。 ミランダとのやり取りももちろんおもしろいんですけど、同僚のエミリーとのやりとりもおもしろいんです。 途中読んでて何度か噴出しそうになったシーンがあって、あやうかったです。 日本で、雑誌の編集長っていうとイメージ的にはどうしても大衆紙のあの、タバコすぱすぱしかめっ面のイケテナイおやじって感じですよね。 でもこのお話に出てくるのは、ファッション界。 だからこの雑誌もどうしてもイメージできない感じなんですが、ELLEとかあんな感じなんでしょうか。 ファッションショーって言うのもあまり庶民にはなじみがないから、この編集部の中ってホント字を読んでるだけではイメージつきづらいです。 しかも、題名を見るとわかるとおり、お話の中には最高級のブランド名がどんどん登場します。 ブランド名 はわかっても、イメージしづらいのがほとんどですが・・・。 その点では映画だとわかりやすくていいですよね。 ま、でも映画でも細かい描写が省かれてるから、アンドレアが洗練されていくファッションスタイルに垢抜けていくシーンがあるんですが、それは編集部からくすねてきたのか、はたまた借りているのか、支給されているのか、自分で買ったのか、わけがわからないまま進んでいくんです。 原作でも微妙な描写なので、よくわからなかったんですよねーー。 でもそんな誰しもあこがれるようなファッションをすることが、実はどんなに大変かっていうこともストーリーの中には何度も皮肉がでてきてなるほどなと思わされました。 美っていうのは、追求するとホントにつらいことでもあるんですねーー。 そういったところも、楽しめるのが原作本。 洋物って訳者によっては、読みづらいっていうのもあるんですが、この訳者さんは私にはとても読みやすくて好きでした。 なぜか、この主人公アンドレアのイメージが最初に浮かんだのはきっこの日記のきっこさんでしたが・・・。
投稿日:2013.07.21
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