【感想】戦うパン屋と機械じかけの看板娘

SOW, ザザ / HJ文庫
(4件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
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  • じわっと泣ける、素敵な話

    舞台は欧州っぽい架空世界なのか、それとも遠い未来の欧州なのかは定かではないが、
    様々な形で人々に傷を残した戦後の世界で、ひたすら真摯にパンを焼く元軍人の物語。

    そこに、美少女の姿を得て再びかつての主人のために働くべくやって来た元兵器という、人魚姫的要素が加わる。

    健気で過激なスヴェンが目立つが、それでも比較的堅実な話だと思っていたら、最後にずいぶんとスケールの大きな展開が。

    基本のアイデアはベタでも、ちゃんと独自の世界を作って泣かせるのがSOW。
    今回も素敵な物語になっている。

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    投稿日:2015.04.21

  • 強面パン屋と看板娘のストーリー(^-^)/

    題名が「戦うパン屋と~」となっていますが、主人公は好戦的な性格ではありません。どちらかというとヒロインたちの方が好戦的ですね。つまりは「戦う」の意は「パン屋」だけではなく「看板娘」にもかかっていると考えるべきなのかな?

    主人公の(店の)窮地に現れたヒロインが、主人公のことを想い状況を打開せんと暴走するのは面白かったですね。
    また一方で、主人公が暴走するヒロインたちを押さえたり、危機の際には危険を省みずに立ち向かう姿が、普段とのギャップがあってカッコ良かったです。

    ストーリーもシリアスとコメディがほどよく織り交ぜられていてテンポ良く展開されていてオススメの作品です。

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    投稿日:2015.09.12

ブクログレビュー

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  • bukuroguidkodama

    bukuroguidkodama

    主要キャラクタは良くできているが
    彼らの言動背景描写や背景模様など細かいところが甘くぽろぽろ不満がある
    売りとなる長所もいまひとつ弱い
    ヒロインのキャラクタをもっと詰めれば良くなったのでは

    投稿日:2018.10.20

  • 柏葉

    柏葉

    戦闘兵器のAIが自我を持つようになり、少女の姿となって、元相棒のいかつい元軍人のパン屋に働きに来る、という設定は良し。スヴェンの性格もコミカルで良い。障害は愛を強くするという言葉の通り、事件が起こるのもストーリー上必要だと思う。だがエウロパの昔話はいらなかった。そこはファンタジーで済ませて欲しかったなぁ。思いのほか軽かった、という印象。続きを読む

    投稿日:2016.07.31

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