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森尾正博 / 週刊漫画TIMES (1件のレビュー)
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『黒犬』の優樹
うーん、五巻も超えたのに、まだ、アニメ化も実写化も情報が入ってこない こんだけ面白いサバゲー漫画なのに、どうしてだろ しかし、いくら、首を捻ったとこで現状が改善させる訳でもなし、一ファンでしかない私に…出来る事は、気持ちを籠めて、ちゃんとした感想を書く事くらいだ まぁ、サバゲー好きのアイドルや声優、ガンアクションの迫力に定評のあるアニメ制作会社に手紙を送るって方法もあるが、そりゃ、最終的な強硬手段だな 改めて、この『これからコンバット』の魅力を考えてみよう まず、第一に挙げられるのは、リアリティだろう。サバイバルゲームのガチの動きが、ちゃんと描かれている。銃撃や回避など肉体の動きもそうだが、精神的な、この撃つか撃たれるか、の緊張感は、画力が相当に高くないと表現できないと思う 次が、ある意味、最も大事だが、話の主役が女性であり、なおかつ、健康的なエロさを持っている事 まだ、認知度が低いからか、サバイバルゲームってのは、運動神経の良い男性の遊びってイメージが強い そんな風潮に、女性でも努力次第でエースとして活躍できるようになる、とデカい風穴を開けるべく、森尾先生は、ゆいのようなタイプの美女をヒロインに据えたんだろうな 彼女が一から成長し、多くの熱戦、接戦、名勝負を経ていく中で、誰からも一目を置かれる実力者になっていくトコは読んでいて、実にワクワクできる また、人間関係の変化も、手を抜かれずに描かれている点も嬉しい 今巻では、ついに、ゆいと千石さんの距離が縮まり、ようやく、友人になれた(のかな?) その距離の変化にも、サバイバルゲームが一役を買っている ゆいとの関係が変わりだしている、名取が段々に三枚目キャラを脱し、男としてカッコよくなってきているトコも、何だかんだで、この作品を語る上で外せない魅力だろう やってみたい、って衝動を読み手に与えるって意味合いであれば、それこそ、ボルダリングの面白さや奥深さを描いている『のぼる小寺さん』(珈琲)に劣っていない 迫力がありすぎるので、却って尻込みしてしまうかも知れないが、一回やってみれば、確実にハマってしまう面白さが、サバイバルゲームにはあるんじゃないだろうか どの回も森尾イズムが炸裂しまくりだが、個人的な好みを全開にしてお勧めさせていただけるなら、やはり、ガンアクションが最高な、対チームキラー編の、47th shotから49th shotだ。悪役のインパクトがあると、やっぱ、アクション漫画ってのは栄える この台詞を引用に選んだのは、千石さんのカッコ良さに尾骶骨から背骨を通って頭蓋骨まで響くまで痺れてしまったので。卑劣漢のゲスい性根を根元からヘシ折るには、力量差を本能で解からせるほどの、濃い殺気を伴った脅し文句が一番か続きを読む
投稿日:2016.03.31
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