【感想】考える読書

養老孟司 / 双葉新書
(9件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
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ブクログレビュー

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  • pedarun

    pedarun

    【養老孟司先生の、推理小説&ファンタジー論、とその他】
    本とは、特にフィクションとは何か、読書するとは何か、そういったことを深く考えさせられるエッセイ集。
    養老先生が、2000年ごろから2004年ごろに定期的に書かれていたものを収録してある。
    一見どこに行きつくか分からないような話が、ちゃんと着地するところがすごいと思う。これは、一つ一つのエッセイも出し、このエッセイ集としても、どんどん考えが深まって、バラバラのエッセイの投稿も、なんだか一貫性をもって来るような、そんな感じ。
    読み手によって、印象深い話はそれぞれと思うけれど、個人的にはファンタジーに対する考え方が面白かった。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.26

  • 9678

    9678

    養老先生の書評かと思い、読み始めましたが立派なエッセイでした。それにしても先生は外国の本を沢山読んでおられます。さすがです!

    投稿日:2023.11.15

  • wordworm

    wordworm

    大好きな養老先生の書評論を集めた本。
    書評と言いつつ、実は短いながら深遠なエッセイとなっている、看板に偽りありの本。
    でも海外ミステリーやファンタジーに偏っている上、養老先生の言葉は何を聞いても感銘を受ける私には、この上なく向いている。続きを読む

    投稿日:2019.07.14

  • dai-4

    dai-4

    読書案内かと思ったけど、実際のところは、そのときに読んだ本を紹介しながらの、エッセイ集でした。もちろん、結構な勢いで絶賛されている本とかもあって、そういう中でちょっと読んでみたいと思うようなものもちらほら。虫の話が大部分で、あと人付き合いとか、解剖の話とかもちょいちょい出てきて、って感じで淡々と進みます。そういえば京都の漫画博物館の館長ですもんね、養老先生。そりゃミステリーやらファンタジーについても造詣は深いわけです。続きを読む

    投稿日:2016.02.04

  • sin

    sin

    このレビューはネタバレを含みます

    養老孟司さんの読書論かと思いきや、その時期に読んだほんの感想とその時期に感じていたことのエッセイというテイスト。
    期待とは違ったものの、純粋に著者の思考に触れることができて楽しい。
    文中で触れられているように、いつどこで役立つかわからないけれど、きっとどこかで役立つような気がする本。

    〈若者が「常識」に疑問を持つ理由〉
    創造性や独創生については聞かされるが、普遍性を教わらないから。
    学問は元来普遍性を追うものだが、現在は専門性を追うものに変わった。
    普遍性がないところに常識や良識はない。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2015.06.17

  • lacost4

    lacost4

    推理小説、ファンタジー小説を中心の読書案内書。社会批評も混じる。欧米人は真っ赤なうそをつくが、日本人はうそをつけない。国家は平気でうそをつく等、大本営発表を信じないという著者の社会観も垣間見える。ミヒャエルエンデの「モモ」や佐藤優の「国家の罠」等触手を動かされた書評もいくつかあり。。続きを読む

    投稿日:2015.01.08

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