【感想】本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第二部「神殿の巫女見習いI」

香月美夜, 椎名優 / TOブックス
(45件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
16
17
7
0
1
  • 良いストーリーです(^^)d

    貧しい家の虚弱な娘に転生してしまった読書家のヒロインが、自由に本を読める環境を目指して、幼馴染みの少年とあれやこれやと試行錯誤していくうちに、野心的な商人と共に現代知識を元にした商品を作ったりしていくストーリーの第2部です。

    第2部からはヒロインの新生活が始まりますが、これまでの生活環境とのギャップにいきなりてんてこ舞な状態です。
    そんな中でもヒロインは現代の常識との違いに戸惑い、色々とトラブルを巻き起こしてしまいます。
    それらのトラブルに向き合って、周りの人たちの手を借りながらも少しずつ解決していく姿が面白いですね。
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    投稿日:2015.10.25

  • 舞台を下町から神殿に移して第二部スタート!

    本作もいよいよ神殿へ舞台を移し、第二部スタートです。これまでの町の生活とは一変し、身分によって隔絶した世界の貴族の常識、神殿の常識、町の常識。それぞれの立場での価値観の違いに戸惑うマインですが、それでも本を読む為、神殿の巫女見習いとして頑張ります。

    そして常識の違いから心ならずも問題を起こすマインにその都度、「またやってくれた!」と時には呆れ、時には微笑ましく、読んでいるうちに、マインが問題を起こすことが楽しみになってきます。

    心ならずも問題を起こすと書きましたが、主人公のマイン自身が一般的な常識とは、ずれている部分が多々あるので、一人称のマイン視点で語られるそのずれっぷりと周囲の反応を楽しむのもこの作品のおもしろさの一つです。

    そして今巻の書下ろしはマインに影響を受けて成長の兆しを見せ始めたトゥーリーと、今巻から登場のマインの側仕えのギルの短編2編になります。
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    投稿日:2015.10.26

  • 神官長とマインの掛け合いなどが面白い!

    本好きの下剋上第二部1冊目です。
    とりあえず第2部に関していうなら第1部でも面白かったこの作品がさらに面白くなります。第2部から登場する主要人物の数々、マインが巻き起こす出来事の数々、今後の展開の読めなさなどどれを考えても第1部よりさらに魅力は増していきます。
    とここまでが第2部の紹介ですが、その中でもこの1巻は神殿でのマインの立ち位置の紹介というような部分が大きく内容をしめている一冊かなと思います。本への熱意で神殿入りしてしまったマインがさらに本への熱意でさらに色々巻き起こしていくところが面白いです。また、この神殿での保護者的な存在である神官長とマインの掛け合いなどもベンノとのかけあいと似ているようで違って面白いです。
    あと「小説家になろう」のサイトで読んでいる人にオススメなのがこの巻のエピローグです。ルッツとその家族との関係で本編で自分がきになっていた部分などが抑えられており、そこも満足でした。
    1部よりさらに面白いので是非読んでみて下さい!
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    投稿日:2017.09.02

ブクログレビュー

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  • jube

    jube

    結局買った(笑)人気がありすぎて、図書館は順番がうまく回ってこない。
    しかも軽いラノベなので、読むのに時間がかからない都合、
    日に2、3冊は待機させたい(あはは)

    第二部Ⅰ(通巻4巻)
    面白かった。貴族巫女見習いになった平民のマイン。
    プライオリティがはっきりしていて、とても気持ち良い。
    当面身食いで死ぬことはなくなったが、虚弱は治るわけでもない
    この虚弱キャラのままいくのか、それとも丈夫になるんだろうか?
    ならんような気がせんでもないが、そこらへんもとても楽しみ。
    通いの巫女見習いながら、孤児院の院長になり、
    孤児たちの世話をしはじめ、マイン工房孤児院支店開設
    組織的な紙作りを始める。
    あと、ハンガー、イタリアンレストラン。
    トロンベの設定が非常に面白い。これはここから先、鍵になりそう。
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    投稿日:2024.03.19

  • kitano

    kitano

    このレビューはネタバレを含みます

    命のキケンだけは遠ざけたが、新天地の神殿に入ったにも
    関わらず神殿長からは忌避されて「あからさまなスパイ」
    や「無礼な役立たず」をつけられて前途多難なマインだが
    時々の適切な出会い・アドバイスのお陰で居場所も商売も
    順調に整い始めた、貴族が減少して孤児が死にかけた時は
    「気になって読書できない」という理由で救助したマイン
    は孤児院の院長に就任してマイン工房孤児院支店を開設
    読んでいて楽しいったらありゃしない(´・ω・`)

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    投稿日:2023.12.24

  • haruco

    haruco

    神殿での身分差を解消しようと奮闘する回。
    新しくきた子供1人が出来ることって限られてるし、異動先で頑張る社会人を連想してしまった。
    貴族で理解のある上司がいたから全てうまく行ったことであって、普通はこんなにうまくいかない。それでも財力とコネを使って奮闘する主人公は等身大で面白い。
    さらっといくつか新商品を作ってるけど、神殿でのストーリーに重点が置かれてるからか制作過程があっさり。
    タウの実がマインの持つこれまでの問題を全て解決するのは、都合の過ぎて肩透かし感が半端ない。ただ、これを伏線として次にどう繋がるか期待もしてる。
    続きを読む

    投稿日:2023.12.21

  • min

    min

    身分社会に本格的に飛び込みます。神殿の生活と、それまでの習慣のすり合わせは大変。どう乗り越えていくのかを追うのが楽しい巻でした。

    投稿日:2023.12.07

  • さら

    さら

    このレビューはネタバレを含みます

    神殿に青色巫女見習いとして通い出したマイン。神官長に側仕えを三人つけられましたが、皆不満そう。問題児の男の子や神殿長のスパイの女の子なんてあからさまに不満をぶつけてきます。ルッツに言われ、神殿の常識を学ぼうとし、側仕えを使う側の人間として早く慣れようとするマイン。
    問題児だったギルがマインに褒められて照れるところ、可愛かったです。孤児だったギルには頭をなでなでされて褒められることは無かったかもしれません。嬉しかったでしょうね。

    家族に商人になることを反対されていたルッツ。神官長のおかげで丸く収まりました。神官長もベンノ同様マインの保護者として頼りになります。

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    投稿日:2023.11.19

  • finger0217

    finger0217

    シリーズ第二部として、マインはまた新たな環境に飛び込むことになります。

    第一部では「現世」から「異世界」に転生し、それまでの自分の常識とは異なる世界の中で「本を作る」という目標のために邁進してきました。
    その中で紙を生産することや高級商店・商業ギルドとのつながりを得て地盤を固めてきたのですが、身食いという魔力が暴走する病気を抑えるために貴族と関わることが裂けられなくなり、ついに神殿に入ることになります。

    そこは俗世とは別の権力闘争や身分の差がある世界。またしても「新たな環境」に適応することが必要になるのですが、相変わらず目先の目標に向かって一直線に暴走するマインに周囲は振り回されてばかりです。
    とはいえ、マインが持つ「当たり前」の感覚は読者にとってなじみ深いものですし、それがなぜこの世界では通用しないのかということも周囲の大人が丁寧に解説してくれるので、物語世界になじみながら読み進めることができます。
    最初は「平民出身の巫女」を軽視したり嫌悪したりしていた者が、ふれ合いを通して次第に協力的になってゆく様子は、ファンタジーの王道でしょうか。
    まだまだ「舞台設定の説明」という段階かも知れませんが、ページをめくる手が止められず、あっという間に読み終えてしまいました。
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    投稿日:2023.11.13

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