いなくなれ、群青

河野裕 / 新潮文庫nex
(202件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
30
47
63
22
6
  • 青春ファンタジーでミステリー

    住民達が何故そこに居るのかわからない島、階段島。
    出るためにはその人が失った物を見つけなければいけないらしい。

    ヒロイン真辺由宇の理想主義(?)キャラや主人公の無感情には好みが別れるかもしれないけど、最後まで読めば許せると思います。
    物語の最後はどっちに転んでも甘酸っぱい、青春ハッピーエンドで良いと思えます。

    ちなみに、これが面白かった人は、著者の代表作「サクラダリセット」も超オススメです。
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    投稿日:2015.10.26

  • 成長するってなんだろう

    自分に捨てられた自分が行き着く場所、階段島。
    人間が成長するためには嫌いな部分の自分を捨てなくてはいけないのか?

    嫌いな部分をひっくるめて人間は成長するもんだと思うけどな・・・

    投稿日:2015.09.10

ブクログレビュー

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  • クレープ屋『ヴァン・ゴッホ』

    クレープ屋『ヴァン・ゴッホ』

    「ここは、捨てられた人たちの島です。この島を出るには、失くしたものを、みつけなければいけません。」
     なんだか童話の一節みたいだ。

    「僕は暇なのはわりと好きです」
    「それはお前が本物の暇を知らないからだ。暇と休息の違いを知っているか?
     それらは共に束縛のない時間だ。まっしろで、自由だ。でも、人間は本質的に自由を求めているわけじゃない。
    不自由の中に、息継ぎみたいに自由が混じるからいいんだ。自由ばかりだとどうしていいのかわからなくなっちまうんだ。誰だって同じだよ。休息は愛せても、暇は愛せない。」

     雨はすべての風景をにじませて、あらゆる音にノイズを混ぜる。眺めていると現実がぼやけていく。
     ほかにすることもなくて、僕たちは珍しく昔の話をした。真辺との思い出はいくつもあった。あんまり数が多いから、忘れられないような出来事でさえ、彼女の口から聞くまで忘れていた。
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    投稿日:2020.02.20

  • kotonami

    kotonami

    表紙はきりっとした表情のセーラー服の少女、題名も美しいので読んでみた。

    今はなくなったような呼び名で言えば、しっかりしたジュニア小説で、ファンタジックな物語が展開している。

    捨てられた人がいくと言う階段島で目が覚めた。中学も高校もあって生活が保障されている。下宿屋も食堂もある。郵便は出すことも受け取ることも出来る、ただ出て行けないだけで、慣れれば暮らしてはいける。

    面白い設定だが、一つの階段が頂上に続いていて、上には魔女が住んでいるそうだが見たことがない、何かありそうだが、魔女がいるともいないとも、途中の話には余り関係がない。

    面白いのは冒頭、いつも屋上にいる100万回生きた猫と呼ばれる男の子との会話は、芝居の台本のうな、面白いテンポがあり、現実感はないが続く物語に期待を持たせている。
    残念なことに、100万回生きた猫というのは七草が呼んだ名前であって、他の登場人物がどう呼んでいるのか、一括しで「ナド」と呼ばれていると言うのはじつに味気なかった。もうすこし気の効いた呼び名があれば面白い。
    こういう浅瀬を歩いているような、ストーリーで物足りない。

    主人公の七草という男の子の後から、幼馴染の真辺由宇もくる、性格のまったく違うふたりはこの再会を機に、様々な体験をする。
    お互いを理解できるようになっていく出来事は、この話のメインかもしれない。七草の内向きの生き方にくらべて、物言いもストレートな真辺は好感が持てるだけに、作者の意図もこの辺りにあったように感じた。

    特に変わった事のない日々におきる落書き事件、階段を上ってみようという行動派の真辺。

    階段島の生活は何のためにあるのか、捨てられたと言う意味は。いつか外には出られるのか。

    最後で種明かしになるが、目新しい出来事もなく、ただ面白いと感じられないのは世代の相違かもしれないと思いながら、乗り切れず苦労して読んだ。
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    投稿日:2020.01.13

  • ソラ

    ソラ

    このレビューはネタバレを含みます

    常に「?」が頭の中にあり続けながら読んだ。
    最後のオチ的なものは理解できるけど腑に落ちない感じ。
    七草が真辺のことを好きな感じが前半全くない為、後半あまり納得できない。
    でも何があっても護りたい、かけがえのない人がいるって羨ましいな、と思った。

    現実離れしていて、え?となる所もあるが、現実にも繋がるメッセージはあった。

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    投稿日:2020.01.10

  • らきむぼん

    らきむぼん

    脱出不能だけど生活に困らないライフラインが確保された島で暮らす人たちの青春ミステリ。いい意味で現実感のない詩的な世界だけれど、抽象的すぎず具体性のある描写で島の雰囲気と登場人物たちの性格を書いている。続編を読まないと根本の謎は解明されなそうだし、続編はそのうち読んでおきたい。個人的には思考が似ていて主人公の七草の気持ちが痛いほど解る。人は感情的だからこそロジカルなんだなぁ。全体を通して詩的で静かに沈むような文章が綺麗。続きを読む

    投稿日:2019.12.21

  • こまき

    こまき

    発売当時、店頭で見かけて気になっていた一冊。ようやく読めました。 ラノベっぽい表紙からライトなお話なのかなと思っていたのですが、意外にも重めの設定のお話。ファンタジーとミステリーが程良いバランスで混ざり合っていて、するすると読めました。現在、シリーズ3作目まで発刊されているとのことなので続きも楽しみです。どうやって帰結させていくのか気になります。続きを読む

    投稿日:2019.12.10

  • メルボリアン

    メルボリアン

    もちろん内容もよかったが、主人公のものの考え方や斜に構えたところが特に自分好み。あと、文章もいいから階段島シリーズ読破しようかなと思う。

    投稿日:2019.12.04

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