【感想】関ヶ原(中)

司馬遼太郎 / 新潮文庫
(92件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
30
37
17
0
0

ブクログレビュー

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  • kei kim

    kei kim

    このレビューはネタバレを含みます

    p141.風雲
    家康は、風のなかで立っている。
    どっしり構えていた家康が、初めて心を乱された。
    さすが直江兼続。パチンコで主役を務めるだけある。

    その他
    小山評定での発言ひとつで徳川政権後の石高が変わる面白さ。
    家を残すための必死さ、謀略など。面白い。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.02.23

  • hiro1548

    hiro1548

    三成が奉行の座を追われ、家康が上杉討伐に動き出す。三成の挙兵を待っていたかのように小山評定に。
    三成と家康の派閥工作が丹念に描かれているけど、いくら何でも、これらがすべて家康と正信の脚本通りとするの思いっきりがよすぎるよなぁ。ま、そのおかげで講談みたいに面白いんだけどさ。続きを読む

    投稿日:2024.01.25

  • フィドラー

    フィドラー

    上巻は9日かかって読んだけれど、中巻は2日と少しで読み終えた。派手な合戦に至る前のその裏で各々の諸将たちの腹の探り合い。仁と義と利とが脳裏に渦巻く中で、友情をもって不利な戦に赴こうとする将もいる。この時代、命というものはかくも重みがなかったのかと、かくもいさぎよく死を受け入れることができたものかと粛とした心境になる。
     それにしても石田三成の嫌われようは悲惨で残念でもある。何せわたくし、卵焼きは好きだけれど巨人も徳川も大嫌いで西軍ひいきの身であるからして。
     生き上手、出世上手になるにはただ、正義正直誠意だけではダメなのだ。タヌキ、狐になり腹黒くならなくてはならないのは今の世の中でも同じなのだろうか。
    続きを読む

    投稿日:2023.09.23

  • 帆掛船

    帆掛船

    「男の最大の娯楽といっていい、自分が興るかほろびるかという大ばくちをやることは」

    ……引用は、石田三成の家臣、島左近の台詞から。三成は正論を振りかざすが故に諸将に嫌われ、「あらゆる細工をほどこし、最後に賽をなげるときにはわが思う目がかならず出る」ように、利をもって諸将を手懐ける家康の立場を更に有利にしてしまった。しかし、“利”ではなく“義”で行動する者(島左近然り、上杉景勝、直江兼続然り)もいて、彼らは現世で栄えはしなかったものの、その生き方は後世に憧れの対象となる……果たして、どちらが男の幸せなのだろうか。続きを読む

    投稿日:2023.09.10

  • ぶんぶんまる

    ぶんぶんまる

    ・まだ戦いは始まらんぞ。
    ・上巻が石田三成メインだったが、中巻は徳川家康メインという印象。
    ・徳川家康の大きな構想を思い描く力がよくわかる。普通の武将ではこの時代そりゃ太刀打ちできんよなってなる。
    関ヶ原の戦いの結果を知っていてもワクワクする。
    ・下巻が楽しみ。
    続きを読む

    投稿日:2023.08.23

  • めるこみ

    めるこみ

    大河ドラマに触発されて再読。
    時代背景や人間模様がとても丁寧に書かれていてとても楽しいです。
    人を動かすには、ついていきたいと思わせる力と、欲しい物を与える力が必要なんですね。

    投稿日:2023.07.06

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