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玉岡かおる / 新潮文庫 (11件のレビュー)
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総合評価:
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ドミナ
このレビューはネタバレを含みます
終わった恋の相手が晩年また登場し、密かに亡くなった妻の名前で手紙のやりとりをしていたなんて、ドラマチックすぎて。下巻はもしかしたら物足りないかも…なんて思ってましたが登場人物が豪華で一気読みしました。
投稿日:2023.10.08
pokke
明治に生まれ、戦後まで、真っしぐらに生き抜いた女性・一柳満喜子。今とは比べ物にならないくらい女性の地位が低かった時代に、海外留学し、帰国後、宣教師として日本に来ていたアメリカ人・ヴォーリズ氏と結婚。ヴ…ォーリズ氏は、近江兄弟社を起こし、関西学院大学や京都の中華料理店「東華菜館」などを建築。満喜子さんの生き方やヴォーリズ氏の建築物、ふたりの愛に満ちた人生、また今秋から始まる朝の連ドラ「あさが来た」の主人公・広岡浅子さんも出て来たりと、いろんな点で興味深く読めました。続きを読む
投稿日:2023.02.16
れるも
自分の人生の1冊とも言えるほど大切な本になった。自分もこうありたい、こんな風に考え生きたいと思える人が主人公のみならず出てきて、自分の生き方に反映していきたいと思った。
投稿日:2023.02.02
mittyan62
2016,5読了 どんなに尽くしても土地の人々の理解が得られず、でも負けないで生きて行く姿・・夫のメレルと、お互いを敬い思いやる姿には感動します。
投稿日:2016.05.24
maki♪
苦難に次ぐ苦難の日々。 彼らの人生にどんな幕切れがまちうけるのかハラハラし通しだった。 一柳満喜子、ヴォーリズ、メレルどの名前も聞いいたことがなかったけれど 関学のチャペルは知ってる!? 彼女のように…、強く信念を持って生きれたならいいのだけれど、きっと私は長い方に巻かれつづける人生だろう・・・ でもせめて、負けんとき!の言葉は胸に秘めよう!続きを読む
投稿日:2016.03.03
calla-lily
単なる有名な米国人建築家と、華族のお嬢様の国際結婚のお話と思うなかれ。長年日本に暮らし、日本や日本人の精神を熟知したアメリカ人として、終戦後、マッカーサー副官のバーレット少佐に、「天皇陛下は国民の象徴…である」と進言したのが、メレル・ヴォーリズその人である。その後、日本は天皇陛下を現人神ではなく象徴として、奇跡の復興を遂げ、先進国へと躍進する。昔からよく使っていたメンソレータムや出身校のカレッジソングにメレル・ヴォーリズが関わっていたと知り、とても身近な人物に感じたが、小説後半でこのヴォーリズ・ファイルと呼ばれる会談のことを知り、日本に多大な貢献をした人物だと驚きと感銘を受けた。 メレルのパートナーである満喜子も、華族のお嬢様として生まれながらも、新たな時代を切り拓くさまざまな挑戦をし続ける。その満喜子を、満喜子の兄の義母にあたる廣岡浅子が、良き理解者として支える。廣岡浅子が満喜子に伝える言葉もとても印象的である。 メレルも満喜子もすごい。そして、浅子も。 私は浅子のように若い人を励ますことができる人になりたい。続きを読む
投稿日:2016.01.09
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