七つの会議

池井戸潤 / 日本経済新聞出版社
(444件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
98
228
92
3
0
  • 育ち方って重要

    池井戸氏の作品はほぼ読んでいます。
    特に銀行が舞台の作品は、勧善懲悪が強く出ていて、
    読後感もスッキリします。

    この作品はそれとは少し違い、
    第八話で構成されていますが、すべて別の人間の視点で書かれています。
    パワハラ事件の裏に、重大な事件が隠されているのですが、
    関わった登場人物の生い立ちが丁寧に書かれていて、
    なぜその人はこういう行動をとったのか、がわかりやすくなっています。
    悪いことは悪いんだけど、同情してしまう部分もあり。。。
    結局のところ誰が一番悪いんだ?と、考えてしまいました。
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    投稿日:2016.06.09

  • でしゃばりすぎない主人公

    「半沢直樹」や「花咲舞が黙ってない」などの作者、
    池井戸潤さんの作品。
    池井戸潤さんの作品は、どの作品にも共通しますが、
    不正に対して断固として立ち向かう姿勢を持った
    主人公が現れます。
    この作品も、立場の弱い下請けと、大手メーカーの
    重役が絡んだ不正に巻き込まれた人の人生や、心情が
    描かれていて、読み進むにつれ目が離せなくなります。
    不正を暴いていく主人公も、過去に自分の起こした
    行動で、他人を苦しめたことを、心の中に刻んでいて
    普段は、ぐうたらしていても、いざとなれば行動を
    起こすついう二面性を持っています。
    半沢直樹ほど、行動力や表立った熱さはなく読み始めは
    誰が主人公かわからないほどですが、ラストに近づくにつれ
    存在感が増してきます。
    でしゃばりすぎない主人公。
    こういう作品もいいですね。
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    投稿日:2016.04.06

  • 筋の通ったストーリー。私は好きです~♪

    久しぶりに、イッキに読みました♪
    登場人物のバックグランドってあるよなぁって時々思う事がありました。想像するのもまた良いとは思いますが。この本には、その人その人のバックが所々に描かれています。それがとてもいい感じ。百々のつまり、極悪人なんて早々いるもんじゃないなってわかる。特別なドラマでないって…。
    正義が通って良かった♪そこがまたグッドです。
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    投稿日:2016.03.20

  • サラリーマン必読ですね。

    誰もが、サラリーマン人生の中で意図せず巻き込まれてしまう可能性のある事件。落とし穴は日ごろの社内での、当たり前の人間関係の中にこそあるのでしょう。読みす進む中で、あるよなーとつくづく感じる場面が多々あります。
    誰もが、正義は我にありです。それが間違った正義でも。
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    投稿日:2015.12.30

  • 「空飛ぶタイヤ」よりもリアル?

    第1話から第3話までは、別々の話かと思われたものが、第4話、第5話で収斂していき、企業グループによるリコール隠し問題へと繋がっていく。物語の当初では思いもよらなかった人物が、主人公となっていく。ストーリー展開の巧みさとリアリティーは、さすが池井戸作品と思わせる。リコール隠しを扱った「空飛ぶタイヤ」よりも、リアリティーは上では、と感じた。
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    投稿日:2015.12.15

  • ノンフィクションではないかと思うくらい身近に感じる登場人物

    不正に巻き込まれ、人生が狂っていく主人公たち。
    果たして自分がそこに立っていたら、不正に加担しないでいられただろうか?
    いや、いられなかったに違いない。

    そう思わせるリアリティがあった。
    登場人物の生い立ち、会社内でのキャリアが語られる事で、
    仕事のスタイルが、如何にして確立していったかがが分かり
    組織の闇がどうやって生まれたかがより具体的に感じられる

    本当はそんな事はしたくなかったに違いない主人公達
    本当に仕方がなかったのか?
    他にやりようは無かったのか?
    組織の中で生きる者として多くを考えさせられた
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    投稿日:2016.06.10

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ブクログレビュー

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  • このレビューはネタバレを含みます

    星3.8。
    ちょうど映画化して話題だし、池井戸潤先生の他の作品も読んでみたいと思ったので購入。
    先が気になって気になって止まらず読んだ。
    章ごとに主人公が異なり、なぜ営業一課のエリート課長が突然パワハラで訴えられたのかがわかっていく構成が面白かった。
    ただ、なんとなく最後に近づくにつれて突然話が急激に進みすぎていたような?
    それまで主人公を変えながらかなり細かく話が進んでいただけあって、クライマックスが「あれ?終わった?」とちょっと思ってしまった。
    映画ではどんな風に話が進んでいくのか気になるので、劇場で観る予定。

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    投稿日:2019.02.07

  • このレビューはネタバレを含みます

    最初八角が意地の悪い人物だと思っていたが、後半になるにつれ、勘違いだったと気づいた。
    映画化もされるとのことなので、映画も是非観に行きたいと思う。

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    投稿日:2019.02.02

  • 七つの会議

    原島万二 営業2課 課長 45歳万年二番手

    坂戸宣彦 営業1課 課長 38歳エリート
    佐伯浩光 営業2課 課長代理 38歳
    八角民夫 営業1課 50歳 万年係長 居眠り
    木村禄郎 営業4課 課長 ずんぐりの「ロクさん
    河上省造 人事部長
    日野 営業3課 課長 46歳 課長職は長い

    宮野和広 社長 良識派
    北川 部長
    森野 副部長
    梨田元就 ソニック常務取締役 八角元上司
    原島江利子 妻
    三沢逸郎 『ねじ六 』社長
    三沢奈々子 逸郎の妹、専務 シングルマザー
    浜本優衣 27歳 木村禄郎の部下
    三雲英太 移動パン屋さん
    新田雄介 人事部課長代理 優衣不倫 34歳
    加茂田 経理部の専制君主
    佐野健一郎 カスタマー室 室長 元営業部次長
    奈倉 商品企画部 折りたたみ椅子担当
    村西京助 副社長 ソニックからの出向
    木内信明 ソニック総務部長
    田部 ソニック副社長
    江木 トーメイテック社長


    ▪八角民夫:野村萬斎
    * 北川誠:香川照之
    * 原島万二:及川光博
    * 坂戸宣彦:片岡愛之助
    * 三沢逸郎:音尾琢真
    * 新田雄介 :藤森慎吾
    * 浜本優衣:朝倉あき
    * 佐野健一郎:岡田浩暉
    * 田部:木下ほうか
    * 淑子:吉田羊
    * 三沢奈々子:土屋太鳳
    * 奈倉翔平:小泉孝太郎
    * 星野:溝端淳平
    * 飯山高実:春風亭昇太
    * 江木恒彦 :立川談春
    * 加茂田久司:勝村政信
    * 村西京助:世良公則
    * 梨田元就:鹿賀丈史
    * 宮野和広:橋爪功
    * 徳山郁夫:北大路欣也
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    投稿日:2019.01.30

  • このレビューはネタバレを含みます

    大手家電会社ソニックの子会社、東京建電。
    有能で人当たりもいい営業課長、坂戸がパワハラで訴えられた。
    彼にも非はあるものの、下された処分は誰もが釈然としないものだった。

    坂戸の代わりに課長となった原島。
    謎の多いぐうたら社員、八角。
    東京建電の下請けのネジ会社。
    営業部で事務をしていたが辞職を決意したOLの最期の仕事。
    経理、社内政治家…

    一つの組織の闇を描く、サラリーマン群像劇。
    色々な立場の人たちの生い立ちから描かれ、この人しかり、というものもあれば、たしかにこの人は罪を犯したけれどやりきれない…と思うものもあった。

    著者の作品は半沢シリーズや下町ロケット、陸王など、勧善懲悪、読後爽快というイメージだったが今回は少し違う。しかし、それはそれでリアルな感じがしたし、面白かった。そして希望のある終わり方だったと思う。


    NHKでドラマ化されていたのは知っていたが見ておけばよかった。
    この度、映画化もされることになって、そのキャスト陣の豪華さにワクワクする。


    虚飾の繁栄か、真実の清貧か。
    後者を選ぶ人でありたい。しかし、前者には前者の正義がある。追い込まれた時、どちらを選んでしまうだろう…。

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    投稿日:2019.01.27

  • いろんな登場人物の生い立ちや性格などを細かく描写されていて、臨場感のある文体。悪くないけど、「空飛ぶタイヤ」とどこか似たような感じでした。私は「空飛ぶ…」のほうが、被害者や主人公が明確で気持ちが入りやすかったように思います。「7つの…」は、読み終わった後にすーっとした爽快感がなく、企業目線だけでなんだかすっきりしない終わり方でした。あの真面目なネジ屋さんはどうなったかな〜?続きを読む

    投稿日:2019.01.02

  • 映画化されるとのことで、読んでみました
    最近の著者の作品のような、すっきりする内容ではありません

    七つの会議を通して、会社の不祥事が解き明かされていくという形式です
    序盤で話の成り行きは想像できてしまいます

    それぞれの立場の人間の生い立ちまでが語られますが、だからといって許される問題ではないでしょうとも思います
    続きを読む

    投稿日:2018.12.14

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