七つの会議

池井戸潤 / 日本経済新聞出版
(461件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
101
233
96
5
0
  • 育ち方って重要

    池井戸氏の作品はほぼ読んでいます。
    特に銀行が舞台の作品は、勧善懲悪が強く出ていて、
    読後感もスッキリします。

    この作品はそれとは少し違い、
    第八話で構成されていますが、すべて別の人間の視点で書かれています。
    パワハラ事件の裏に、重大な事件が隠されているのですが、
    関わった登場人物の生い立ちが丁寧に書かれていて、
    なぜその人はこういう行動をとったのか、がわかりやすくなっています。
    悪いことは悪いんだけど、同情してしまう部分もあり。。。
    結局のところ誰が一番悪いんだ?と、考えてしまいました。
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    投稿日:2016.06.09

  • でしゃばりすぎない主人公

    「半沢直樹」や「花咲舞が黙ってない」などの作者、
    池井戸潤さんの作品。
    池井戸潤さんの作品は、どの作品にも共通しますが、
    不正に対して断固として立ち向かう姿勢を持った
    主人公が現れます。
    この作品も、立場の弱い下請けと、大手メーカーの
    重役が絡んだ不正に巻き込まれた人の人生や、心情が
    描かれていて、読み進むにつれ目が離せなくなります。
    不正を暴いていく主人公も、過去に自分の起こした
    行動で、他人を苦しめたことを、心の中に刻んでいて
    普段は、ぐうたらしていても、いざとなれば行動を
    起こすついう二面性を持っています。
    半沢直樹ほど、行動力や表立った熱さはなく読み始めは
    誰が主人公かわからないほどですが、ラストに近づくにつれ
    存在感が増してきます。
    でしゃばりすぎない主人公。
    こういう作品もいいですね。
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    投稿日:2016.04.06

  • 筋の通ったストーリー。私は好きです~♪

    久しぶりに、イッキに読みました♪
    登場人物のバックグランドってあるよなぁって時々思う事がありました。想像するのもまた良いとは思いますが。この本には、その人その人のバックが所々に描かれています。それがとてもいい感じ。百々のつまり、極悪人なんて早々いるもんじゃないなってわかる。特別なドラマでないって…。
    正義が通って良かった♪そこがまたグッドです。
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    投稿日:2016.03.20

  • サラリーマン必読ですね。

    誰もが、サラリーマン人生の中で意図せず巻き込まれてしまう可能性のある事件。落とし穴は日ごろの社内での、当たり前の人間関係の中にこそあるのでしょう。読みす進む中で、あるよなーとつくづく感じる場面が多々あります。
    誰もが、正義は我にありです。それが間違った正義でも。
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    投稿日:2015.12.30

  • 「空飛ぶタイヤ」よりもリアル?

    第1話から第3話までは、別々の話かと思われたものが、第4話、第5話で収斂していき、企業グループによるリコール隠し問題へと繋がっていく。物語の当初では思いもよらなかった人物が、主人公となっていく。ストーリー展開の巧みさとリアリティーは、さすが池井戸作品と思わせる。リコール隠しを扱った「空飛ぶタイヤ」よりも、リアリティーは上では、と感じた。
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    投稿日:2015.12.15

  • ノンフィクションではないかと思うくらい身近に感じる登場人物

    不正に巻き込まれ、人生が狂っていく主人公たち。
    果たして自分がそこに立っていたら、不正に加担しないでいられただろうか?
    いや、いられなかったに違いない。

    そう思わせるリアリティがあった。
    登場人物の生い立ち、会社内でのキャリアが語られる事で、
    仕事のスタイルが、如何にして確立していったかがが分かり
    組織の闇がどうやって生まれたかがより具体的に感じられる

    本当はそんな事はしたくなかったに違いない主人公達
    本当に仕方がなかったのか?
    他にやりようは無かったのか?
    組織の中で生きる者として多くを考えさせられた
    続きを読む

    投稿日:2016.06.10

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ブクログレビュー

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  • まき

    まき

    このレビューはネタバレを含みます

    トップセールスマンだったエリート課長・坂戸を“パワハラ”で社内委員会に訴えたのは、歳上の万年係長・八角だった―。
    いったい、坂戸と八角の間に何があったのか?
    パワハラ委員会での裁定、そして役員会が下した不可解な人事。
    急転する事態収束のため、役員会が指名したのは、万年二番手に甘んじてきた男、原島であった。
    どこにでもありそうな中堅メーカー・東京建電とその取引先を舞台に繰り広げられる生きるための戦い。
    だが、そこには誰も知らない秘密があった。
    筋書きのない会議がいま、始まる―。
    (アマゾンより引用)

    八角さん、めっちゃいい人やし。
    けど、普通気付くやろ、みんな。
    この人が仕事出来る上にいい人って

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    投稿日:2021.04.09

  • まぁふぃ

    まぁふぃ

    信頼の上に何事も成り立つのだなと思った。
    利益ばかり追求する企業というものにあまりいい印象がなく、前半はほらな、やっぱりそうしてみんな生き抜いてんだよなと思っていた。しかしとてもちいさなほころび、しかも小さなネジという部品を発端に仕事へのあり方が問われる。どんな小さな仕事でも、高い役柄でも持つべきものは誠実さと信頼を守るという気概。それが守られる社会であったらいいと思った。続きを読む

    投稿日:2020.10.15

  • takarobbin

    takarobbin

    このレビューはネタバレを含みます

    企業の偽装がテーマ。空飛ぶタイヤに通ずるものがある。ぐいぐいと物語に引き込まれる。どうしようもない悪人は余り出てこない。群像劇でもあり、登場人物それぞれの生い立ちや人生の背景が丁寧に書き込まれ、立体感がある。半沢のようにスカッとする作風ではないにしろ、その分重厚なドラマがある。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2020.09.05

  • kasaharapapa

    kasaharapapa

    このレビューはネタバレを含みます

    虚飾の繁栄か、真実の清貧かーー強度偽装に気づいたとき、八角が選んだのは後者だった。後悔はしていない。どんな道にも将来を開く扉はきっとあるはずだ
    会社と言う組織では、知ってしまったら責任が生じる
    過大なノルマで営業担当者は、生き残るため不正に手を染めていく、最後には心身ともに壊れていく姿は痛ましい
    人にはそれぞれ違った生立ちがあり、歴史がある。著者は、一人一人に焦点を変えて、不正の隠蔽工作を暴いて行き、読者を引きずり込む

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    投稿日:2020.07.05

  • iuhwlib

    iuhwlib

    請求記号 913.6-IKE(上野文庫)
    https://opac.iuhw.ac.jp/Otawara/opac/Holding_list/search?rgtn=1M021952
    7つの会議が会社という組織を浮かび上がらせる構成が圧巻。読みやすい文章とスピーディーな展開に一気読み間違いなし。組織の圧力に個人の正義が揺らぐ。自分だったらどうするかを問いかけてくる本(T)続きを読む

    投稿日:2020.05.21

  • うっちー

    うっちー

    一つの大きなストーリーに対し、主人公だけではなく、様々な登場人物それぞれのストーリーを細かく描くことで、物語にリアリティを持たせるのは、池井戸潤の得意とするところだろう。本作はその最たるものというか、何人もの主人公たちのショートストーリーが複雑に絡み合って、一つの作品となっている。
    『七つの会議』というタイトルは、若干違和感を持つところではあるが、楽しく一気に読み終えることができた。
    続きを読む

    投稿日:2019.09.05

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