【感想】さよなら、ブラックハウス

ピーター・メイ, 青木創 / ハヤカワ・ミステリ文庫
(11件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
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ブクログレビュー

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  • winder

    winder

    スコットランド西部ヘブリディーズ諸島のなか北方に位置するルイス島が舞台。苦悩を抱えた主人公が訪れたくなかった故郷で殺人事件の捜査にあたる。三人称での現在と、一人称での過去の回想を交互に描くスタイルが物語に引き込む効果はお見事。暗くて切ない系の予感がプンプンするが、それだけじゃない味わい深さ!これから読む人の楽しみを奪ってはいけない!もうコメントできない!こいつぁ読まねぇなってヤツにはネタバレ全開でどのシーンでの誰の心情に胸をうたれたかを熱く語りたい!そんなお気に入りの一冊に。続きを読む

    投稿日:2018.12.25

  • usadon2162

    usadon2162

    重かった 表紙の絵の雰囲気からは程遠い どろどろ展開

    大学生時代のフィンの行状があまりにもひどい 自分のイケメンに胡坐をかいてるクズ男 クズ過ぎる
    女は産んだら100%我が子だけど、男はDNA検査せんとわからんもんね ざまーw でも、このクズ男フィン、転んでもただでは起きない ラストでそうきたか… 

    乱暴者アンガスが障碍者カルムにまさかのリアルエンジェル対応 それも20年間毎週? いやいや、そんなことしてたらとっくに村中の噂になってるやろ おかしいって モヤモヤ

    伝統食文化を外野が抗議する 抗議団体の方々にお聞きしたい ”おめーらは霞でも食って生きてるのか?”

    当初はイギリスでは版元が見つからず作者在中のフランスで出版されベストセラーになりヨーロッパ中で出版されてからイギリスで出版される アメリカでは「ゴーンガール」を抑えてバリー賞(長編賞)受賞 私は今作より「ゴーン~」の方がインパクト強かったけどな まぁ、次作「忘れゆく〜」も読むけどさ(たぶん)
    続きを読む

    投稿日:2017.08.02

  • アルマゲドン立川

    アルマゲドン立川

    いい本に出逢った時の気持ちは、いい女に出逢ったのとはまた違うけど、何とも言えない気持ちになる。
    感想は他のレビューを見てもらえばいい。
    いい作品かどうかは分からないが、俺にとっては素晴らしい作品だった
    次作が出るらしい。楽しみにしたい。
    続きを読む

    投稿日:2016.01.31

  • kumaneco

    kumaneco

    なかなか話に入り込めない導入部だったけど、舞台となる島の自然や人々の描写に引き込まれて読んだ。
    いろいろ甘酸っぱいが、ラストは後出しジャンケンだろ、それ。

    投稿日:2015.10.30

  • たななこ

    たななこ

    警察官フィンが担当中の猟奇殺人と酷似の殺人事件が彼の故郷で起き、18年ぶりに帰郷し捜査をおこなう。
    被害者はフィンの幼なじみだったため、その他の古くからの知り合い数人と久々に再会して、つらかった少年時代や苦い過去を思い出す羽目になるが、少しずつ事件の真相に近づき、最後は衝撃の結末が。。。
    20年近くたっても手つかずの自然、荒涼とした大地と海。自然の描写が美しく、読んでいる間もどこからともなく風や海の音が聞こえて来そうだ。
    しかしその閉鎖された田舎での人間関係はかなり複雑だ。自然のように美しいとは言い難く、人の心の機微を読み取れず、フィンの捜査は難航し、どんどん深みにはまっていくようにも思える。
    現実と過去の出来事が交互に描かれているが、その手法もなかなか上手いと思う。
    続編があるそうなので、そちらも読んでみたい。
    続きを読む

    投稿日:2015.08.23

  • take9296

    take9296

    寂しい島だった。だがそこには支え合った友がいた、愛し合った恋人がいた―エディンバラ市警の刑事フィンは、イギリス本土から離れた故郷に望まぬ帰還をする。惨殺体となって発見された島の嫌われ者をよく知っていたからだ。フィンは事件を解決し、島から出たかった。袂を分かった親友と別れた最愛の恋人に再会する前に。少年時代に経験した儀式「鳥殺し」の記憶から逃れるためにも…。息苦しくせつない青春ミステリ。

    風景描写が強く印象に残る。
    続きを読む

    投稿日:2015.07.26

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