【感想】われはロボット〔決定版〕

アイザック・アシモフ, 小尾芙佐 / ハヤカワ文庫SF
(125件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
44
43
19
1
0
  • ロボットと僕たちの未来

    ロボットSFの古典的名作、『われはロボット』。
    本作は、「ロボットは人間に危害を加えてはならず、与えられた命令に服従し、これらの条件を守った範囲で自分自身を守らなければならない」という、今でも様々な小説や映画で引用される、ロボット三原則が登場することでも知られています。

    ロボットと人間の共生が一般的になった未来社会で、この三原則をもとにした様々な事件が起こっていきます。人間のために嘘をつくロボットが現れたり、時には三原則に則った解答を出せず自壊してしまったり…

    人間にとってロボットは、どういった存在になっていくのか?
    古典ではありますが、今なお私たちの”未来”を考えさせる内容になっています。
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    投稿日:2015.01.13

  • ロボット教育

    人はモーゼの十戒があるけど、ロボットはプ3つですむ。むしろロボット3原則を法律にすれば戦争は起きないのではないかな?でも、モーゼの十戒で「殺す無かれ」ってあるけど戦争しているということは人は原則を作っても破るから駄目ですね。

    前置きが長くなりましたが、この本はロボットのお話なので例外なく原則を守る前提で物語は作られていますが、それでも不都合は起きるというお話です。教育の難しさを痛感できます。
    先生には、特におすすめな本ではないかと思いますので一度是非読んで感想を聞かせてください。
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    投稿日:2015.04.03

  • 1950年に刊行されたことに驚き

    ロボット工学の三原則
    第1条 ロボットは人間に危害を加えてはならない。またその危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
    第2条 ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第1条に反する場合は、この限りではない。
    第3条 ロボットは、前掲第1条および第2条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。

    このロボット工学の三原則を基に、初期の言葉を話せない子守ロボットから、惑星での作業をこなすもの、果ては人間の仕事をも肩代わりし、人間の心をも読んでしまうロボットのお話に発展していく。
    1950年に刊行されたこの本が、いかに現在のロボットに影響を与えているか。
    全然古くない。ロボットの今と未来を垣間見ているようだ。
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    投稿日:2016.09.17

  • 読み終えました。

    面白かったが、どうも、うまく感想を書けない。作者はロシア人だ。私には難しかったのだろうか。どこがどう、面白いのか、それすらうまく書けない。近未来小説です。只今進行中です。他の人にも読んでほしい。

    投稿日:2016.10.08

ブクログレビュー

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  • ワンbooks

    ワンbooks

    今さらながらですが
    読もうと思いつつ読めてなかったので
    SF超入門の本をきっかけに
    思わず購入してしまいました。

    たった3つの原則
    それが
    これほど深く人間性を炙り出していくのかー
    と衝撃でした
    すがの名著ですねーー
    何年も経ってるし
    今ではもっとロボット工学や心理学も進んでると思うけど
    古臭さはかんじません。

    訳がたまに、日頃使わないような
    意味わからない言葉があるけど、、、
    読みにくいことはありません。

    はじめの方から最後の方にいくにつれ
    話は、難しくというか
    単純ではなくなってきます。
    が、面白く最後まで読むことができました。

    最近読んだ
    チクタク✖️10を思い出しました。

    チクタクよりも、読みやすく
    ロボットのこれからも
    人間の今、これからも考えさせられます。

    これから今以上にロボットが普及していく時
    この本を再読してみたいと思います。
    また、他のロボットに関しての本も
    読んでみたいなーと思います。

    ロボット工学とか、専門的な本を
    手にすることはないと思いますが、
    こうしたSF小説などで
    素人でも未来を想像する力を
    養えることは嬉しいなと感じます。

    SF小説がどんどん現実的な話に近づく中で
    物理や数学、いわゆる理数系のものは
    苦手でしたが、興味が持てて嬉しいです。
    調子に乗って、物理の本とか手にとっても
    正直???なのですがー

    とりあえず、わかりやすい説明のものとか
    小説から楽しんでいきたいと思います!
    続きを読む

    投稿日:2024.03.14

  • Daiki Araoka

    Daiki Araoka

    「ロボット工学の三原則」にまつわる短編集。

    スッと入って来ない言い回しが多くて、ちょっと読みづらかった。

    以下、お気に入り
    ・うそつき
    ・証拠

    投稿日:2023.12.16

  • TaHi

    TaHi

    アイザック・アシモフ「われはロボット」読了。生成AIが発展してドラえもんのようなロボットができるといいなと思う。そんな事を思いながらロボット工学の三原則で知られる本短編集を読んだ。キャルヴィン博士の回顧録として展開されロボットの進歩に応じ人間との関わりが深まっていく流れからこれからの未来に想像が膨らんだ。特に最後の“災厄のとき”が強く印象に残った。続きを読む

    投稿日:2023.11.18

  • mo12ino

    mo12ino

    いつか読もうと思っていた本。
    短編集だった。
    読みやすい。
    ファウンデーションに出てたダニール・オリバーが出てくるかと思っていたけど、まだそこまで行かないロボットたちの話。
    ロボットシリーズたくさんあるみたいだ、これ全部死ぬまでに読めるかな…
    アシモフさんの主要なキャラクターは、三人ぽい。
    スーザン・キャルヴィン
    イライジャ・ベイリ
    ダニール・オリヴァー
    イライジャ・ベイリとダニール・ベイリって同じだっけ?
    robotics、ロボット工学という言葉を作ったのがアシモフさんなのは凄い。普通にいま現実に使われている言葉。
    ロボット三原則を物語の主な道具にしてるとは思はなかった。3つのルールからあんなに話を膨らませられるのは感嘆する。作家凄い。
    続きを読む

    投稿日:2023.08.26

  • :*:♪・゜’☆…((φ(‘ー’*)

    :*:♪・゜’☆…((φ(‘ー’*)

    ロボット三原則の適応がギクシャクしてあらぬ事件に…2010~20年代「もっと厄介なケース」を扱ってきたUSロボット社のマイク・ドノヴァンとグレゴリイ・パウエルの会話がギャグぽくてはまる。人間に淡泊スーザン・キャルヴィン博士(2021年時点で38歳)が人間に淡泊になったきっかけかなと思う事件もあった。この三人はファウンデーションシリーズを含めてキーマン。
    陽電子頭脳を搭載したマシンが計算して陽電子頭脳を作り、その頭脳でさらに頭脳を作り…10段階目で完成した頭脳は誰の手にも負えなくなった。どうする!?

    「きみの仕事だぞ。きみはずっと泣き言の言いつづけじゃないか、ぼくの記憶によれば、UDロボット社と終業契約を交わしたその五分後から。そんなに不満ならなぜ辞職しないんだ?」
    続きを読む

    投稿日:2023.06.25

  • イヌイット

    イヌイット

    ChatGPTが出てきた今、一章に出てきたロビイくらいはできるのかもしれない。シンギュラリティが現実味を帯びてきた。そこに生活している人類や自分はどうなるのか、読みながら考えさせられた。ロボットや人工知能から、人間の本質について考えるきっかけになるのは面白い。幸せとはなんだろうか。幻想なのだろうか。続きを読む

    投稿日:2023.03.30

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