ビジョナリー・カンパニー4 自分の意志で偉大になる

ジム・コリンズ, モートン・ハンセン, 牧野洋 / 日経BP
(68件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
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27
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1
0

ブクログレビュー

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  • Zucci

    Zucci

    私の教科書の1つである『ビジョナリーカンパニー② 偉大な企業になる』の進化版が本書。

    レベルファイブリーダーをさらに超えた永続的な成長をもたらすリーダーを”10X型リーダー”と定義し、その主要な行動パターンを洗い出していく。

    10X型リーダーが見せる主要行動パターンは、
    1. 「狂信的規律」
    2. 「実証的創造力」
    3. 「建設的パラノイア」
    この3点セットに命を吹き込むやる気の原動力が「レベルファイブ(第5水準)野心」

    と定義づける。

    本稿の中で参考になった新たな概念が、”SMaC”という概念。

    それは、具体的で整然とした一貫レシピのこと。
    SMaCとは、"「具体的である (Specific)」「整然としている (Methodical)」「そして (and)」「一貫している (Consistent)」の頭文字を使った造語。不安定で刻々と変わり、情け容赦ない環境であればあるほどSMaCである必要がある" と、企業が拠るべき具体的な指標で、しつこく追跡されるべき目標数値なのである。

    ただこれではまだやや抽象的。そこで役に立ったのが、サウスウェストのSMaCである。

    (例)サウスウェストのSMaC *本稿より抜粋
    1. 2時間以内の近距離路線に徹する。
    2. 10~12年にわたって主力機として中型機ボーイング737を使い続ける。
    3. 航空機稼働率を高く維持する。ゲートターンは迅速に、できれば10分以内にする。
    4. 乗客は我々にとってナンバーワンの商品。航空貨物や郵便物は運ばない。利益率が高く取り扱いコストが低い小包は例外。
    5. 引き続き航空運賃を低くし、できるだけ多くの運航便を維持する。
    6. 機内食サービスは手掛けない。
    7. 他社との乗り継ぎなし、発券・空港税・コンピューター関連コスト。我々の空港は独特であり、他社との乗り継ぎには適さない。
    8. テキサスがナンバーワン市場。需要が大きい近距離路線市場がある場合に限って州外にも就航する。
    9. 家族と人間を感じさせるサービスと共に、楽しさを感じさせる雰囲気を維持する。
    10. できるだけシンプルで行く。航空券の代わりに売上伝票兼領収書を使う。搭乗口で出発10分前にキャンセル待ちの客を搭乗させる。単純なコンピューターシステムを使う。「エグゼクティブサービス」でソフトドリンクは無料提供、搭乗口でコーヒーとドーナッツは無料提供する。全席自由席にする。乗客名簿はテープ録音する。航空機と乗務員を毎晩ダラスに戻す。本拠地と整備工場施設は1つだけにする。


    このSMaCに自らがたどり着くことが重要であり、さらに重要なのはそれをしつこく追い続けること。結果に残るかどうかは、行動し、それをしつこくフォローし続けること以外に、結局ないのかな、というのが学びである。
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    投稿日:2020.01.04

  • Satoshi Kurihara

    Satoshi Kurihara

    このレビューはネタバレを含みます

    P.96 なぜ一定のペースで成長しなければならないのか
    これは一貫性の問題なのか。不確実な状況下であるから一定の規律を維持することが、成功の確率を高めるということか。P.102の記述をみるとそうらしい。一定の定量的な目標は文化や規律を維持せしめる。つまり、狂信的規律を具体化したものが二十マイル更新である
    若干ドルコスト平均法的な雰囲気がある


    ・そのうち内容をクイズレットに入れようと思う。

    読んでいると、
    失敗した企業も10exer 的な行動を避けるという意味で共通性が見出せる。
    では、なぜ彼らはそのような意思決定をしたのか。
    一定の合理性に基づいて行った判断が破滅へと繋がっている。

    両者は自身の合理性に基づいているという意味では同じなのだろうか。
    それとも、自身の規律を自身の合理性以外を事由に変えてしまったのだろうか。

    なんとなく、モデル企業の経営者は頑固そうだから、後者が理由になりそうだが。

    企業ではなく、経営者に焦点を当てた研究があっても面白いかもなぁ。

    ただ、内容は文句なく面白い。
    事例が多くするする読める。

    ★マイナス1は、目からウロコ感がなかったから。
    結構普通のことをみんなやっている。

    それが難しいということなんだろうが。

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    投稿日:2019.06.14

  • maple

    maple

    今回は企業が偉大になる為の要素を、比較企業とともに分析している。
    前作が、企業の衰退へ向かう流れを分析し自分の立場と照らし合わせ暗い気持ちになったが、今回は同じような企業でありながら偉大になって飛躍す
    点にスコープがあたっていて、興味深い。
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    投稿日:2019.06.12

  • D.Sato

    D.Sato

    10X成長型企業の経営の在り方を紐解く第4弾。経験値を積み重ねていく中でいかに経営判断の精度を上げていく試行を小さく回していく習慣づけがあるか、がとにかく問われている様に感じた。継続的に新たな試行を繰り返すには、創造性と狂信的規律の両立が求められると。続きを読む

    投稿日:2018.12.27

  • ichiro.mariners

    ichiro.mariners

    相変わらずすばらしい内容。特に今回は、南極探検のアムンゼンとスコットを例に挙げながら、完璧を目指した計画作りと、一定のリズムを守った堅実な企業経営の重要性を解く(他にも重要なプラクティスあり)。これは起業経営のみならず、どんな組織にも当てはまる重要なプラクティスだろうと思う。続きを読む

    投稿日:2018.10.23

  • ljsz

    ljsz

    第1章 不確実性の時代に飛躍する
    第2章 10X型リーダー
    第3章 二十マイル行進
    第4章 銃撃に続いて大砲発射
    第5章 死線を避けるリーダーシップ
    第6章 具体的で整然とした一貫レシピ
    第7章 運の利益率
    エピローグ 自分の意志で偉大になる
    続きを読む

    投稿日:2018.10.14

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