【感想】ビジョナリー・カンパニー4 自分の意志で偉大になる

ジム・コリンズ, モートン・ハンセン, 牧野洋 / 日経BP
(74件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
26
29
8
2
0

ブクログレビュー

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  • ヒロ之丞

    ヒロ之丞

    すでに『5』も出版されているけど、4冊で一区切りとする。

    "10x型企業"の秘密とは?さすがに4冊も読んでくると食傷気味になるが、登山家とかのエピソードが面白かった。著者の語り口もだいぶこなれてきている感じがする。

    訳者解説で、著者とドラッカーとの交流も書かれていて興味深かった。次は『ビジョナリー・ピープル』を読んで、その後でドラッカーに挑む。
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    投稿日:2024.01.19

  • 星野 邦夫

    星野 邦夫

    ビジョナリーカンパニーのシリーズ読了。前作とも共通していることだが、圧倒的な収集データからの見識であり説得力と迫力がある。本作は10X型企業とリーダーとしての考察だが裏付けの調査データが豊富で真意性があるために深く共感できる。
    しかし、その中にありながら、10X型リーダーは行動よりも分析を重視しているのではなく、実証的なデータ分析をバネにして断固たる行動に出るのである。という一文にハッとさせられながらも深く共感させられた。
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    投稿日:2024.01.18

  • Go Extreme

    Go Extreme

    不確実性の時代に飛躍する:
    10X企業の選抜
    比較の重要性
    データに驚かされる
    新しいレンズ、探求の旅は永遠に続く
    10X型リーダー:
    アムンセンかスコットか
    環境の差<行動パターンの沙
    どうしたら10X型のリーダーになれるか
    20マイル後進:
    逆境下で成果を出すことから生まれる自信
    銃撃に続いて大砲発射:
    大きな驚き
    想像力と規律
    10X型は愚行から学ぶ
    予測能力よりも実証的有効性
    死線を避けるリーダーシップ
    建設的パラノイア
    具体的で整然とした一貫レシピ
    運の利益率
    自分の意志で偉大になる
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    投稿日:2022.07.11

  • Take

    Take

    運も含めて考察している部分が出色。3まで読んでいたので、ほぼ義務的に読んだが、引き続き面白かった。
    いかにも学者本然としていなく、コンサルタントのエッセイ本っぽいが、よく指摘される通り巻末で示されるデータを見せられると、やはり立派な論文と思えてしまう。
    10x型リーダーや二十マイル行進のようなフレーズも健在。造語・キャッチフレーズ化によって自分のペースで論旨を繰り広げるところは、もはや芸人の域だが、それらは的を得ていてイメージしやすいため、確実に本書の理解の助けになっている。ただし読んでいない人にこれらフレーズを説明しにくいのは難点か。
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    投稿日:2021.04.30

  • わたし

    わたし

    運は平等に訪れる。幸運が来た時に最大限の成果を出す。アクセルを踏む。
    20マイル更新、良い時と悪い時も常に成長を続ける。

    投稿日:2020.09.22

  • sanant

    sanant

    ◼︎学んだ大切なこと
    ★今すぐ活かせそうなこと

    第2章 10X型リーダー
    ・生真面目で洞察力に優れる10X型リーダーは、不平を言わずに「不可抗力に必ず直面する」「正確に先行きを予測できない」「何事も確実ではない」という現実を受け入れる。

    ◼︎10X型リーダーは主要行動パターン3点セットを備えている
     1.狂信的規律
      一貫した価値観、一貫した目標など「行動の一貫性」を示す。まるで偏熱狂のように目標に向かって突き進む
     官僚的規制とは異なり、自ら目標に向かって進むこと
     2.実証的創造力
      不確実な状況に対し、社会通念や権威筋から手がかりを探らず、科学的に実証できる根拠を頼りにする。
      実証的な基盤を築くからこそ、大胆で創造的に行動できる。
     3.建設的パラノイア
      最悪の状況を想定して日頃から準備を怠らず、有事対応策を練り、安全余裕率を高める。
     ★レベルファイブ野心(第五水準)
      自己を超越した大義を達成したり、偉大な企業を育てたりするのに不可欠な情熱

    10X型リーダーは、世界を変えたり、社会に貢献したりすることが原動力になっている。

    ◼︎第3章 20マイル行進
     ・長期にわたって並外れた一貫性をもって「工程表」に準拠する
      厳しい状況でも高い成果を出す。快適な状況でも自制する。
     ・特徴
       1.明確な工程表
       2.自制心
       3.企業ごとの独自仕様
       4.他力本願ではなく自力達成型
       5.ゴールディロックス時間(短すぎず、長すぎず)

    第4章 銃撃に続いて大砲発射
     ・銃弾は「低コスト」「低リスク」「低ディストラクション「気が散ること」を満たす実験。
     ・10X型リーダーは何が実際に有効なのか検証するために銃撃に頼る。その後大砲を発射し、そこに経営資源を集中させる。
     ・標的に命中しない銃弾を大量に撃つ。どの銃弾が命中するのか、命中した銃弾のうちどれが成功するのか分からないから。
     ・精度未調整の大砲を発射すると大惨事となりかねない
     ・企業買収は銃撃としても有効
     ・創造力と規律を、併せ持つことが大切

    第5章 死線を避けるリーダーシップ
     ・建設的パラノイアの主要3手法
      1.突発に備えるため十分な手元資金でバッファーを用意する
       特定の危機が起きる確率は1%かもしれないが、不特定の危機が起きる確率は100%近い。
      2.リスクを抑える
       最悪のシナリオは何か?
       死線リスク(企業に深刻な打撃を与えるもの)
       非対称リスク(損失が利益よりも大きいもの)
       制御不能リスク(自力でせいぎできない不可抗力)
      3.ズームアウトを続いてズームイン。状況変化を察知し、効果的に対応するために徹頭徹尾用心深くなる。

     ・状況を見守る時間があるならばそうする。

    ◼︎第6章 具体的で整然とした一貫レシピ
     ・SMaC
      具体的(Specific)
      整然としている(Methodical)
      そして(and)
      一貫している(Consistent)
     ・レシピ内容は明確、具体的。「何をやるべきか」「何をやってはならないのか」について明示しており、会社全体が業務改善に取り組めるよう作られている。
     ・環境にあわせて自ら変化するより難しいのは、
      1.何が有効なのか見極める
      2.それがなぜ有効なのか理解する
      3.いつ変化すべきか知る
      4.いつ変化すべきでないか知る

     レシピ作成
      1.あなたの会社が達成した成功例をリストアップ
      2. 経験した失敗例
      3.成功例と関係している具体的実践法は何か
      4.失敗例と〜
      5.なぜこれらの実践法は重要なのか
    続きを読む

    投稿日:2020.04.26

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