【感想】チーズはどこへ消えた?

スペンサー・ジョンソン, 門田美鈴 / 扶桑社BOOKS
(1577件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
420
567
387
75
23
  • チーズは消えるものだ

    「迷路」=「人生」の中で、「チーズ」=「成功に値する目標」を探すお話。
    メインとなる寓話の前後には、この物語を聞く架空の人物たちによるディスカッションも描かれており、それを通して我々に問題提起や解決案の一例も提示している点に、やはりビジネス書としての機能を感じた。

    チーズを失ったとき、我々は往々にして必要以上で無意味な"反省会"、”原因追究”、"責任問題"の議論に偏りがちだ。
    PDCAサイクルを回すにあたり、PlanやCheckは重要であるが、具体的行動に落とし込めないことは多々ある。早急なDoとActionに移る事の大切さを身に染みて感じた。

    その一方、本書では闇雲に次のチーズを探しに出たネズミ達が成功の道を辿るのであるが、そこを重要視してしまうのも曲解であるように感じた。無計画な行動は、それはそれで無駄も多いし、危険だと感じる。
    重要なのは、ネズミ達はチーズが恒久的に存在するものでないという感覚を常に有していた事と、小人の一人「ホー」が勝ち得た”変化に対する恐怖心”を克服した事、そして、新たなチーズもいつかなくなると心得て、それに対するリスクヘッジを取るようになった事。

    人生という迷路を生きる以上、安定なんてどこにもない。
    私のチーズにもだいぶカビが生えてきている。早速、近くの路地を曲がってみようか。
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    投稿日:2014.06.11

  • ストーリーのあるビジネス本

    最近テレビで紹介されていたので、今更ですが読んでみました。
    普通のビジネス本と決定的に違うのは、「ストーリーがあるところ」。普通のビジネス本だと「そういう考え方もあるよね」で終わってしまうところが、ストーリー仕立てになっていることで深く考えさせられ、より心に強く残りました。
    電子書籍で買いましたが、紙の本を買って置いておきたくなる一冊です。
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    投稿日:2014.06.10

  • 何度も読み返したくなる

    ボリュームが軽いがそれだけに繰り返して読みたくなる本である。自己啓発本だけに受け止め方は人それぞれだと思うが、読んでも損はないだろう。ちなみに1日で読み終えられる内容だ。

    投稿日:2014.10.05

  • 正しく解釈できるかどうかがカギ

    ストーリーはよく分かるし、正論だとも思うのだが、これを今の自分の状況に当てはめようとした場合、チーズが何なのか正しく解釈する必要がある。解釈を間違うと安易に別の道を選んでしまい迷路にはまってしまう危険性がある。つまり、チーズが無くなったことに慌てて別の道を模索するのか、同じ道でその壁を乗り越えようとするのか、解釈はいろいろできるので注意が必要。続きを読む

    投稿日:2015.12.23

  • 一歩踏み出すためには何が必要なのか。

    本書は2400万部超えのベストセラーであり若い時に読んでおくべき本として取り上げられることも多い。大谷翔平選手の愛読書としても有名。
    チーズとは夢、目標を意味している。チーズステーションで2匹のネズミと2人の小人が幸せに暮らしていた。ところがある日チーズが消えてしまう。ネズミはすぐに新しいチーズを探しに行くが小人は様々な検証を行い行動できないまま時が過ぎていく。
    一歩踏み出すためには何が必要なのか。自分の愚かさをあざ笑い前進することの大切さを教えてくれる。チーズとは同じ相手との新しい関係と捉えることもできる。
    私が初めて読んだ時はすでに50歳になっていた。ソップ物語を読むように面白みが伝わってくる一方で、イヤしかし考えることも恐怖心も立ち止まることも大事である。という思いを捨て切れなかった。やはりこの本を読むには長く行き過ぎてしまったのだろうか。
    今回は「チーズは探すな」という本を読むための再読
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    投稿日:2017.11.30

  • 何もせずに、状況が変わらないことに首をひねる僕

    つまり恐怖と言い訳(ダルい、むり、もう遅い等)を乗り越え、これまでとは違う行動を起こせ!ということだ。できるかなぁ~(-""-;)

    投稿日:2020.08.30

ブクログレビュー

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  • タツ

    タツ

    知能は低いが、壁に当たっても、自分のルーチンをこなし変化に対応しおうとする2匹のネズミと、知能が高い2人の小人がチーズ(幸せ、目的)を求めるストーリー。
    小人はチーズを手に入れ、現状に甘んじていたが、いざチーズが消えてしまったときに、絶望に打ちひしがれていた。
    困難に直面したときに2匹と2人のそれぞれの対応に、私自身の人生の岐路においての行動について深く考えさせられた。

    ・変化は起きる
    ・変化を予期せよ
    ・変化を探知せよ
    ・変化にすばやく適応せよ
    ・変わろう
    ・変化を楽しもう
    ・進んですばやく変わり、再びそれを楽しもう
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    投稿日:2024.04.13

  • くるみもち

    くるみもち

    キーワードは"変化"

    チーズは人生、仕事、家庭、色んなものの比喩として物語が語られてる。
    恐怖がなかったら何をするか?ってすごい問いだと思う。新しいことや新しい環境に対して、もうこの歳だしなぁ、とか、自信ないしなぁとか。怖いとか、できるわけないって自分で決めつけて今の自分で満足する。またはこれが自分なんだから、仕方ないと言い聞かせる日々。やらないことを正当化する自分がいた。
    でも、実は変化は少しずつ、受動的にやってくるのだと本書では語っている。であれば、自分から変化しに行った方がいいよね。と。本書の登場人物のヘムに共感すると共に、ホーのようになりたいと思った。
    本当に恐怖や懸念がなければ今の自分は何をするか?改めて自分と向き合う良い機会だった。
    私は、今こそ変化するべき時なのかもしれない。

    未来が保証されてなくたっていいじゃないか、変化を楽しもう。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.12

  • いーた

    いーた

    消えた幸せの虚像を求め続けるのはやめなくてはな。知性があることが幸せに結びつくわけではない。かわり続ける世界に適応するために、わたしも変わりつづけなくては

    投稿日:2024.04.12

  • 棚田 弘一

    棚田 弘一

    会社で勧められて読んでみた。自己啓発系の本で速読術と親和性が高く、百ページもないため20分程度で読み終えた。

    ネズミ2匹と人間2人が迷路の中でチーズを探す、そのプロセスと考え方の違いから、変化への対応について考えさせる内容。実に分かりやすく書かれている。

    今の環境に固執する人間を笑うことができようか、という内容だが、孫子の兵法などで既に語られている概念であり、「読む人がどう捉えるかが肝心」なのも同じ。しかしあえて深読みするなら、変化を恐れず、というよりその場の直感だけで行動する(結果的にはそれが成功するが)ネズミ達の行動も「果たしてそれで良いのか」と思慮すべきことではないかとも思えた。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.08

  • カシ

    カシ

    「私の場合、チーズが消える以前にそもそもまだチーズを見つけられていない。だから、私もチーズを探すために変わらなきゃいけない。」

    投稿日:2024.04.07

  • 1870272番目の読書家

    1870272番目の読書家

    わたしは変化が不安で新しいことを行動に移そうとしないヘムタイプです
    年収アップさせたり、今よりやりがいのある仕事もしてみたいと1年前から思いつつ、結局転職活動出来てなかったので、この本を機に、成功して充実した自分の姿を想像し、そうなれるように楽しみながら行動しようと思いました!続きを読む

    投稿日:2024.03.31

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