なんとなく、クリスタル

田中康夫 / 河出文庫
(17件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
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ブクログレビュー

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  • yuppe

    yuppe

    当時のリア充たちの記録的な青春小説

    ページの左側に占領する脚注が斬新で、どう読めばよいのか最初は戸惑う。右側の本文と交互に読むことで、脚注が語り手の役目をしているのがわかる。当時のなんとなくな空気感が味わえる。続きを読む

    投稿日:2019.05.02

  • いたち野郎

    いたち野郎

    解説が高橋源一郎でやばいなとは思いましたが、まあそれはそれとして、文学批判という褒め方をしていましたが、これはむしろ団塊批判だと思っていて、どちらも通過していないぼくの世代からすると、赤ずきんちゃん気をつけても随分文学のイメージから離れてると思ったし、著者がそれをも堅苦しいと感じているのは、この世代の作家であれば逃れられない業なんかなと思いました。読んでるだけで随所に出るわそういう怨念が。似た形式であれば、英国のハイ・フィディリティの方が遥かに非政治的で洗練されてるね。あと無駄な修飾が多くて辛い。続きを読む

    投稿日:2017.06.09

  • 1103103

    1103103

    人生で一番読み返している本。
    ある時は脚注を丁寧に参照しながら。ある時は脚注は無視して物語だけに集中して。

    平成5年生まれの私にとってバブル期の大学生の輝きは「なんとなく」なんかではないと思っていた。しかし、この作品を通してどんな時代でもキラキラだけでなくもやもやしたものがどこかに絶対に存在しているということを知った。

    18まで長野県にいた私は、こんな人が知事をやっていたんだなあ、と本の内容からやっと著者の内面を見た気がした。
    続きを読む

    投稿日:2017.03.04

  • mediacsr

    mediacsr

    「軽薄な作家が、軽薄な学生のことを書いた小説。何でこんな小説が『芥川賞』の候補になったのか、訳がわからない」それがこの本を読み終えた第一印象だった。一流大学に通う、セレブな階層に所属する女子大生が、誰もがうらやむような生活を送る様子を描く小説。格差社会の現代で、こんな小説を発表する作家がいたら、周囲から総スカンを食らうことは確実である。ところが、作者のあとがきを読んだとたん、その印象は一変した。彼によれば、自分で読みたい青春小説を書きたかったのだという。今まで彼が読んできた「青春小説」は、現代の大学生の実態とはあまりにもかけ離れていた。そのことに違和感を覚えた彼は、それだったら自分で、今の大学生が何を考え、どう思っているのかをみんなに知ってもらいたかったのだ。そういう意味では、この作品は’80年代を代表する小説といえるかも知れない。続きを読む

    投稿日:2016.05.14

  • radio24km

    radio24km

    少し後半の展開が急な気もしたけど、日常と日常の中にあるピュアな感情が描かれている感覚がすごく好きだった。注釈による説明や批評も様々なものに対してフラットに、そしてユーモアを持って批評されていて面白かった。続きを読む

    投稿日:2015.12.24

  • hitoshinakamura

    hitoshinakamura

    昔読まなかったので.読んだ.気がついたことは「買ってしまう」など「〜しいてしまう」という表現が多い.音楽やおしゃれ,食事など今風に言えば「こだわり」だらけの本だが「〜してしまう」とふわーっと流れていくところがこだわらずさすが「なんとなくクリスタル」始めの雨の目覚めのアンニュイなところが特に好き.続きを読む

    投稿日:2015.09.21

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