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フィリップ・K・ディック, 山田和子 / ハヤカワ文庫SF (19件のレビュー)
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総合評価:
mune_leopard
5
与えられた現実
平凡な生活が与えられたものだとしたら・・・ チョットした疑いから虚構の殻が剥かれていく。 虚構に包まれた現実、自分にとっての現実とは、与えられた現実と奪い取る現実。 さすがです。
投稿日:2014.05.12
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一条浩司(ダギナ)
今目に見えている世界は本当に現実なのか?自分は誰なのか?わずかなきっかけから浮かんだ疑問が次々とピースを呼び寄せ、少しずつ真実が明らかになっていく。ミステリー小説のようなスピード感ある展開にページをめ…くる手が止まらなかった。これは問答無用に面白い! あの映画のタイトルを上げてしまうとそれだけでネタバレになってしまうので伏せるが、1959年出版の本作が元ネタなのだろうか? ラスト付近、特定の年代にノスタルジーを感じる姿には共感してしまった。自分はYouTubeで80年代の映像ばかり見てるので……。続きを読む
投稿日:2021.02.15
cinejazz0906
新聞の懸賞クイズ〝火星人はどこへ?〟で全国チャンピオンの座を維持する有名人レイグル・ガムが、オ-ルド・タウンという田舎町で妹夫婦と住んでいました。レイグルは、事あるごとにディシャブ(既視感)の体験を重…ねていて、本当の自分はいったい何者で、どこから来たのかと苦悩するようになります。物語は1959年に生きるレイグルが、40年後の未来の記憶に目覚め始め、読者をタイムパラドックスの世界に誘っていきます。時間軸の歪みに呑み込まれ、闘争社会に蠢く人間の精神的不均衡を描いた【P.K.ディック】初期のSF小説です。続きを読む
投稿日:2020.04.14
slow-future
いま自分がいるところは、本当に自分の居場所なのだろうか。 このような不安を微かに(しかし確実に)感じながら生きている男の物語。 上記の不安は、作者が以後の作品で反映させていく不安群――たとえば、自分…が記憶していることは、本当に自分の記憶なのだろうかという不安――の一つと考えてよいでしょう。 戦後アメリカが舞台ということで、共産圏に対する不安や敵意なども描かれていて、SFという要素以外でも知れるところがあります。続きを読む
投稿日:2019.02.02
fujitatetsuya
SFとかミステリーとか全ジャンルを含めて考えても、P.K.ディックは私のなかで特異で特別な作家。 彼の場合は、小説という創作物の「出来が良くない」方が、時として「読者としての満足感が得られる」事が多…いという、グラフでイメージすれば反比例の曲線を持つ、珍しい作家。 起承転結がうまくいっている作品とか、終盤の締めが鮮やかな作品は、実は、この作家に期待する「禍々しさ」「絶無のカオス感」に乏しかったりする。失敗作でも(むしろ失敗作こそ)価値を生んでしまう、失敗作の至芸とでも云うべきか。 本作は、うまくいっちゃってるサイドの傑作。普段の生活空間が異世界に傾いていく過程が鮮やかで、P.K.=粗雑で上等、という前提として読むと面食らうかも知れない。続きを読む
投稿日:2018.12.29
ぐりひろ
他の作品と文体が違うので戸惑うが、読み進めればいつものディック小説。映画「トゥルーマン・ショー」がインスパイアされた物語。
投稿日:2018.12.20
mmmmmay
ハードカバーを見て、表紙のかっこよさで読んでみたいと思った本。 洋物なのに大変読みやすく、内容もすごく面白かった。30年前の本だというのが驚きです。 ただ、後半の急展開になかなか付いていけなかった。終…わり方もここで終わり!?て感じで、もう少し先を読みたかった。続きを読む
投稿日:2016.11.25
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