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よしもとばなな / 文春文庫 (57件のレビュー)
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きみ
よしもとばななさんの作品には飲食店で働く人がよく出てくる。 本作は下町の老舗ハンバーグ店ジュージューが舞台。そこに集まる人々をよしもとばななさんの透き通った目がひっそりと見守っている。 大人になる…とどうしたって背負うものが増えていって、そういうものにがんじがらめになっている自分にうんざりするけど、この作品の主人公みたいに澄んだ目で見てみたらまた違った自分でいられるのかもしれない。続きを読む
投稿日:2024.07.15
mizuiro
どうしようもなくしんどいし、物語の主軸に”死”がある。なのになぜこんなにキラキラしていて、見える世界はシンプルで、浄化された気持ちになれるのだろう。
投稿日:2024.03.10
shunsuke
吉本ばななさんの初読み。 フォロワーさんのレビューを見て、手に取った一冊。 今まで読んだ本とは、全然種類が異なっていて、一口で趣味が「読書」と言っても、好きな作者や作風が異なると全然わかりあえないこ…ともあるだろうなと感じました笑 本書についての印象ですが、繊細で丁寧という感じです。(吉本ばななさんの作風全体に言えることだったらすみません) わかる人にだけわかる世界観という感じ? 私が好きだったシーンは、養子として進一を引き取ったみつこの両親がお金をもらわなかったことについて触れるところ。 「お金では買えない縁をもらったんだから、お金に変えたらバチがあたる、とママはよく言っていた。」 こういう感覚って余裕がないと生まれないと思う。 すごく素敵な感性だと思う。 自分の気づかないを気づかせてくれる瞬間って、本を読む醍醐味だよなぁって思いました。続きを読む
投稿日:2023.12.19
kazuko0822
「死」がもたらす存在感の表現が素晴らしい! 母の死の悲しみを抱えつつ、父も、進一も、毎日ハンバーグを焼く。進一の両親との過去や、進一との過去を抱えて毎日を過ごす日々…。しかし、少しずつ幸せなニュース…が舞い込み、幸せな空気が流れていく。今まであった過去までを包み込むような…。 人は、こうやって乗り越えていくんだよな。あ〜、生きていくって、やっぱり素晴らしいな、と思える小説だった。続きを読む
投稿日:2023.12.05
marucome7
なんだか癒された。 肉を食べること、わたしは大好き。なんで大好きなのかがわかった気もする。色んな考え方があると思うけど、自分は肉を食べ続けると思うし、死んだら地球が、宇宙が食べてくれるといいなと思う。… ジュージューといい音すると、いいな。 夕子さんみたいな人って、全人の憧れよね。続きを読む
投稿日:2022.12.10
イイワケシロメガネ
主人公の立場からしたら中々にハードモードな人生だと思うんだが、それを感じさせないぐらいこのハンバーグ屋さんは主人公にとっては大切な居場所なんだということが伝わってきた。 お母さんはお空にいて目に見えな…いけれど、愛情深い人のようでうらやましい。 続きを読む
投稿日:2022.08.07
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