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郷原信郎 / ちくま新書 (14件のレビュー)
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総合評価:
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kojirok1222
閉鎖的な内部の文脈に縛られ、時代に取り残された組織という意味では、検察も昨今のニュースになっている大企業も同じだ。 処方箋は最終章に書かれた通り、本来的な目的まで遡り、各人が合目的的に判断し、行動す…ることに尽きるのだろうが、そういう組織がそれを許容するか。続きを読む
投稿日:2017.04.17
RA101E
検察もの、とくに特捜系の話はがっくりさせられるものが多いですが、「長崎の奇跡」の紹介が、最後に世の中捨てたものじゃない、ということを教えてくれます。
投稿日:2015.06.02
モリゾウ
このレビューはネタバレを含みます
基本的に郷原の主張はすべての著書で一貫しており、本書でも目新しい部分はない。ただ、最終章「長崎の奇跡」はやや手前味噌ながらある種の組織論として読むこともできる。また、造船疑獄の指揮権発動が検察捜査の行き詰まりにより捜査現場から法相に依頼されたものだという事実には驚いた。マスメディアには大きく取り上げられないだろうが、ある意味で戦後史を根底から塗り替える事実ではないだろうか。
投稿日:2014.02.09
satakko
「法律が定める制度は国民の利益を図るためにあります。法律が機能していないことによって最終的に不利益を受けるのは国民です。我々国民一人ひとりが、法律の定める制度が本当に社会の実情に即しているか、適正に運…用されているかに関心を持つ必要があります。」続きを読む
投稿日:2013.08.24
水源地
理系出身で就職後、司法試験に合格して検事になったという変わり種の著者が、検察の正義がうまくきのうしていたものが、機能しにくくになっている現状を鋭く指摘している書。 内容は、検事になった理由から始まり…、日常の仕事や人々の関わり、検事が多くの権利を有していることを説明している、また、問題となっている、経済検察としてライブドア、村上ファンドの問題、政治家の献金として小沢事件を取り上げて、どちらも不発であり、刑事事件の巨悪を退治するという昔ながらの公式に幻想を抱き、現代の複雑で多様化している社会に対応できなくなりつつあることを指摘している。 検察の内部からの告発はなかなか少ないとは思うが、社会に適応できなくなっている面があることがよくわかった。時間がない人は、5章だけ読んでもある程度の要旨はつかめると思う。続きを読む
投稿日:2012.04.30
Ashurung
小沢無罪論の急先鋒元検事が、検察制度の問題点に迫る http://www.amazon.co.jp/review/R31XCKAXJMA69W/ref=cm_cr_rdp_perm
投稿日:2012.04.14
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