【感想】成りあがり

矢沢永吉 / ぴあ
(85件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
34
29
11
1
0
  • 永ちゃんの生き方ー私のバイブルです

    一見、ヤバいオヤジ?の矢沢永吉。私と同年齢ですが、とにかく、自分の「生き方」を貫く人生。この本は、そんな骨太の生き様を知ることができます。私にとっては、永久保存版の一冊です。

    投稿日:2013.12.28

  • 10,000円のエピソードに涙

    今や日本のロック界に燦然と君臨する矢沢永吉。
    その矢沢が、日給2,000円のアルバイトに行く話が泣ける。
    5日働いて、10,000円。
    バイト先に事情を話して、それだけ払ってもらった。
    その1万円札を、苦しい生活に耐えている妻に渡したかった。
    が、出来なかった。
    帰りのバス代60円がなかったのである。
    小銭まじりの金を渡した時、妻がワンワン泣いたという。
    その涙をみて、
    「くそ! 絶対にビッグになってやる」
    と改めて発奮したという。

    本書は、
    高邁な理想と非凡な才能とともに、
    こうした小さな、でも実感あるエピソードが各所に描かれ
    きれいごとでない「成り上がり」ストーリーとなっている。
    「成り上がり」とは、すなわち
    小さな膨大な努力の上に建つ華やかな楼閣なのだと
    矢沢が教えてくれる。
    昭和時代に書かれた本だか、
    古さを全く感じさせない内容である。
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    投稿日:2015.09.10

ブクログレビュー

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  • Qota

    Qota

    なんかカッコいい、それが永ちゃんへのファーストインプレッションだった。
    その理由が詰まってるような、自伝。

    カッコよく歳をとりたい。ポーズじゃなくて。
    自分の欲望を確信して10あれば7,8,9までは自分の力で行く。3,2,1は黙っててもついてくる。
    後ろ指刺されないやり方で、真っ当に。

    横浜市立大学の話も出てきて親近感わく。境遇は全く違うけど。「ほんとの友だちってのは一回別れないといけない。再び会った時はもう絶対!」
    続きを読む

    投稿日:2024.03.14

  • やっさん

    やっさん

    矢沢永吉 『成りあがり 矢沢永吉激論集 How to be BIG』

    永ちゃんの成りあげる自伝書。

    ホント激論集w

    永ちゃんの歴史書。

    ヨロシクっ!って感じ♪

    2014年読破

    投稿日:2023.12.30

  • 鈴木教平 | 株式会社DEP f

    鈴木教平 | 株式会社DEP f

    矢沢永吉さんの自叙伝で、当時の気持ちが正直に繊細に書かれていて、緻密さと大胆さを併せ持った人生を送られてきたんだなと感じました!売れない時代をタコ部屋で過ごしたところから、なんでも自力で切り拓いてきたところなど、矢沢永吉さんのバイタリティが詰まっていました! 自分のことを矢沢と呼び、自分自身を客観視しているところから、本当に自分はどうしたいのかを真っすぐ見つめているんだなとも感じました。僕もド直球に自分がどうなっていきたいのかを真剣に考えます!続きを読む

    投稿日:2023.12.28

  • くろえ

    くろえ

    人生の教科書と言いたい。
    28歳でここまで尊敬できる人間って、まあ居ないと思うんです

    永ちゃんの強さはこの辛い幼少期から来たんだと思っています

    投稿日:2023.08.14

  • 崎長ライト

    崎長ライト

    夏が終わり、本格的に受験のシーズンがやってきた。

    遊びすぎた夏を反省し、中三の秋、僕は教会と近くにあった友達の家に行って勉強していた。だが、1時間勉強したら15分休憩のルールは守られず、大ヒットしていたロック・スター矢沢永吉の「時間よとまれ」をラジカセでリピートし、その年に発売された自伝『成りあがり』を一緒に読んだ。

    「永ちゃん凄かよねー」
    「カッコよかー」

    部活が終わり、伸びてきた髪でリーゼントを真似た。

    次は、高校三年生の秋。僕は坂を上り、早朝補習に出て「れ、れ、る、るる、るれ、れよ」と、半分寝ながら古文の助動詞の活用表を唱え、昼休みには「あ、晩だ(abandon)と勉強捨てる」、「一番(1)無残な(637)戦い島原の乱」と、語呂合わせを言いながら友達と弁当を食べた。夕方からは、花園の夢が捨てきれず、砂埃のするグランドでラグビーボールを追った。結果としては、夢は破れ、医学部受験も失敗し浪人した。

    浪人生の僕は、『成りあがり』の中の永ちゃんの言葉を何度も繰り返していた。広島から上京し、ロック・スターを目指した永ちゃんは、「夢しかなかった」「やる気だけしかなかった」と当時を語っていた。僕は「捲土重来、共通一次まであと100日!」と、秋からスパートをかけた。でも、不合格、二浪目へ突入し宅浪。お金も無くなり、朝から立山の旧県立図書館まで自転車で通い、閉館までひとりで微分積分を勉強した。実は僕はもともと文系だったから、数学がまったくダメ。共通一次でまた失敗。「いい加減にせんば」「文系のもんが医学部に入れるわけなか」の声に負けて、他の学部に入学した。しかし、入学したものの授業料を使い込み中退し、旅に出たり、東京で働いたり…、つまり人に迷惑をかけて言い訳ばかりしていた。

    23歳の夏、神田の古本屋で文庫本になった『成りあがり』がふと目に入った。ページを開いた。

    「自分が、まず、やんなよ。色々と、ノーガキたれる前に」

    永ちゃんの言葉が僕の頬を殴った。目が覚めた。貪るようにページをめくる。 

    母親に捨てられ、貧乏、病気、裏切り…、何度も何度も挫折を乗り越えて努力してきた矢沢永吉の姿が浮かびあがった。カッコ良さだけではなかった。僕は長崎に戻り、再び必死で勉強し、25歳でやっと医学生になった。

    あれから四半世紀が過ぎた今年の夏から秋、大学教員として、高校生の進路相談会で長崎、大分、鹿児島、福岡と回った。昔の自分と同様に不安気な多くの高校生から相談を受けた。時には、40年経ても錆びていない本書の言葉を引用して、僕は励ました。

    「道は、たったひとつではない。自分にあった道を見つけて、そこで成りあがれ。可能性は、山ほどあるはずだ」

    迷える10代・20代に、再び元気を取り戻したい中高年に、この秋に読んでもらいたい一冊である。

    (2022年9月25日 長崎新聞 掲載)
    続きを読む

    投稿日:2023.03.09

  • アワヒニビブリオバトル

    アワヒニビブリオバトル

    第12回アワヒニビブリオバトル「誰かにオススメしたい本」で紹介された本です。
    出張特別編@もりのみやキューズモールエアトラック
    2016.04.29

    投稿日:2022.10.31

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