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上野千鶴子 / 文春新書 (30件のレビュー)
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総合評価:
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針槐
上が決めたことに逆らわない、そもそも何が問題か分かってない、問題だと思っても追究しない、(しかし文句だけは言う)自分も含めこの国にはそういう面がある。ちゃんと勉強しなくてはと思った。最近多い異世界転生…ものに感じてた違和感ですが、この本を読んで明確になった気がします。それなりに読み手に目的意識と構えが必要なので星二つで。続きを読む
投稿日:2023.03.11
すー
・男女雇用機会均等法からの30年間の女性の労働、雇用を中心に書かれた本。 ・ネオリベ改革とフェミニズムの関連について知らないことばかりだったので勉強になった。 ・タイトルになっている女性のサバイバル戦…略としては、ひとりの個人(夫、親)やひとつの組織(会社)に頼らない。ひとつに頼るとひとつがだめになると食べていけなくなる。続きを読む
投稿日:2022.06.21
ひねもす
ネオリベとフェミニズムの関係がわかりやすい。「女性活躍」の名の下に、はたして女性は本当に自由になったか?また読みたい本
投稿日:2022.06.13
nksntks0922
読了。団塊ジュニアの自分が過ごしてきた10代後半から、40才ぐらいがどんな時代であったか、わかった。
投稿日:2022.01.03
あつみ
もう10年近く前の著者ですが。 1980年代〜2013年(出版年)の社会とフェミニズム総括書です。 相変わらずの上野節、同時代の生き証人の一人として、興味深く読みました。
投稿日:2021.11.24
くすのき
日本のフェミニズム論者として牽引役だった上野先生による、男女雇用機会均等法前後から現在に至る日本人女性の置かれた状況の変遷史。 女の子が人身売買されたり、男の何分の1の給料で働かされたり、寿退職を迫…られたり、搾取や差別が当たり前だった近代前期に比べれば、今は相当改善されたといえよう。 だけど、出産、子育て、家事がついて回る女性が男性と対等に伍して働くのは今でも容易ではない。 立法や政治が少しずつ前進しているように見えて、日本の場合それは国際的外圧からであったり、グローバリゼーションによる経済的要請からであったりする。そして実態は決して女性にとって容易なものとはいえない。 自分の社会人生活を振り返っても、訳もわからず社会に飛び込んだ挙句、景気、雇用ビッグバン、日本の雇用慣習などに翻弄されてきたように思う。 大学生の頃にでもこういう本を読んでいれば、多少は良い選択が出来たかもしれない。 日本は結局、社会を産みやすく育てやすい社会にドラスチックに変える代わりに、昭和の家父長的世帯観を最大限に延命させる方向で社会を維持してきた。その結果若者や女性は相対的に冷遇され、希望を持って結婚し家族を作れる社会にはならなかった。 その結果の少子化。もう何をしたって遅いだろう。次の世代に希望を持てと言えない上野先生の筆致は苦く重い。 上野先生自体は独身で子供もいないし、高度の学歴を持ち研究者キャリアを極めた方なので、サバイバル戦略と言われても上から目線だなぁと感じてしまう部分もあるが、知恵や美貌や愛嬌や資格や、実家や夫や婚家や子供や…とにかく使えるものは使って生き延びろということなのかなと受け止めました。子供たちにもそう伝えます。 続きを読む
投稿日:2020.12.06
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