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加藤文元 / 中公新書 (13件のレビュー)
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総合評価:
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HiroIwao
古代から現代に至るまでの数学の通史を一気に読み通しました。数や図形から始まった数学の始まりから、現代までの捉え方とその間にあった出来事などが簡潔にまとめられていると思います。より詳しいことを知ろうと思…えば、個別の数学的事象について学び続けることが必要ですね。それと同時に、この物語を読むと、普段使っている数学が数世紀前の数学だなということを実感します。今の数学を知り、使えるようになればできることも増えてくるのだろうと思います。やはりいろいろなことを知り、手を動かすことは大切だなと考えます。続きを読む
投稿日:2023.02.19
yoshio2018
第一章「数学の芽」、第二章「数学の始まり」、第三章「西洋数学らしさ」、第四章「古代から中世へ」、第五章「カメに追いつくとき」、第六章「計算する魂」、第七章「曲がった彫刻」、第八章「見えない対称性」、第…九章「形に対する悦び」、第十章「感性の統合」、第十一章「フェルマーの最終定理」、第十二章「空間と構造」。西洋、東洋を含めて、数学の歴史を物語る。現代に近づくほど、説明される数学の内容が難しい。より抽象度が高くなるからか。続きを読む
投稿日:2020.03.06
rice-addict
古代からの東西の数学の歴史を、「体型構築」や「感性」の観点で解説する。非ユークリッド幾何学の意義に関する理解が深まったし、リーマンのことを学びたくなる。日本の数学のことも少し知れた。もっと勉強すればさ…らに意味がわかると思う。続きを読む
投稿日:2019.08.07
corpus
数学するということが、そもそも、どういうものであるかというところから始めているのが素晴らしかった。 割り算が、文明によって、異なる処理のされかたをしているのが興味深い。特に、ユークリッドの互除法が割…り算と強い関係にあったことに気づかされた。 ニュートンやライプニッツが微分積分学を発見したとは言い切れないというところに面白さを感じた。 和算がどういうものか気になってきた。ただし、西洋の数学は内に矛盾を貯めているのが特徴のようである。 射影幾何学は長さや角度を無視する幾何学であるということを知り、ためになった。 素人でも理解できるのは、19世紀くらいまでだと思った。20世紀以降は、層や多様体、作用素環やスキーム、トポスは理解しにくいかもしれない。 主軸として、計算する数学と計算しない数学(見る数学)をもとにしているので、読みやすかった。 主題があるので、歴史の順序が右往左往するが、それは、最後の年表をみれば済むことなので、気にすることはないと思う。続きを読む
投稿日:2019.02.19
bqdqp016
紀元前のユークリッド「原論」やアルキメデスからフェルマーや現代の研究者までの数学の歴史について記したもの。簡潔にまとめられているが、素人には内容が難しい。特に近代の数学の理論は理解できなかった。印象的…な記述を記す。 「ユークリッド「原論」」 「アルキメデス」 「フィボナッチ数列(ウサギの繁殖行動) 1,1,2,3,5,8,13,21,34,55.. 隣り合うフィボナッチ数の比 Φ=1+1/ 1+1/ 1+1/1+...=1+1/Φ =1+√5/2 =1.618033989...(黄金比)」 「オイラーのゼータ関数 1/1※2 +1/2※2 +1/3※2 +1/4※2 +...+1/n※2 =π※2/6」続きを読む
投稿日:2018.11.26
reinou
このレビューはネタバレを含みます
2009年刊行。古代から現代までの数学の史的展開を簡明に解説。この種の本は類書も多いところであるが、数学の議論の発展に及ぼした影響を検討する上で、西洋哲学と全体的美を重視するギリシャ的美的感性とを重視する点は興味深い。
投稿日:2017.01.12
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