【感想】「食」の課外授業

西江雅之 / 平凡社新書
(4件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • takeshishimizu

    takeshishimizu

    ビートたけしとの対談で著者のことを知って、これは読まなければと思い、古本屋で見つけた。もっときわどい話が出てくるかと思ったが、わりと食文化の一般論に終始していた。先日、「探偵ナイトスクープ」でゴキブリとかムカデとかクモとかを食していた。食べられるものと食べられないもの。著者によると、実は食べられるもののうち、ほんのわずかしか食べてはいない。食べられるもの(ヒトも含む?)をどれでも食べるようになれば、食糧難などは一気に解決するのだとか。そうかもしれない。宗教がらみの豚肉とか牛肉の話はもう少ししっかり読みたかった。伝統のこと、文化の三角形の話などは興味深かった。本格的な伝統芸能を観てみたいなあと思う今日この頃だが、三角形の底辺のところにあろうかというお笑いなども、考えようによっては大きく大衆文化を背負っていると言えるのかもしれない。続きを読む

    投稿日:2017.05.05

  • bax

    bax

    [ 内容 ]
    人間にとって「食べる」とはなにか?
    「食べる物」と「食べられる物」の違いはなにか?
    文化によって食の制約があるのはなぜか?
    食べる上でのさまざまなタブーは、どのようなものか?
    日々行っている「食べる」ことと「飲む」ことについて、ちょっと視点を変えて見てみると…。
    文化人類学の視点から見た、驚きに満ちた人間と食の関係。

    [ 目次 ]
    第1話 「食べる」とは何か
    第2話 「食べ物」は「文化」である
    第3話 食べ物とコミュニケーション
    第4話 食べ物と制約
    第5話 食べ物のフィールドワーク
    第6話 料理を「創る」
    第7話 「食べ物」の「伝統」を考える
    第8話 「食べ物」をめぐる「欲望」
    第9話 行為と用具

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]
    続きを読む

    投稿日:2011.05.30

  • あすこま

    あすこま

    「食べる」という行為を文化人類学の立場から分析した本。「食べられるもの」と「食べ物」の差異の話から始まり、コミュニケーション論としての食、食とタブー、「伝統料理」の創出など、人間の文化的営みという観点から「食」を捉え直していく。単に食の話をするだけでなく、文化を分析する時の理論的枠組みの基礎の紹介などもあって、入門書としてよく出来ていると思う。「鮨を一皿に二貫置くようになったのはいつからか」「めいめい箸の習慣は世界でも珍しい」などの小ネタも面白かった。文章も平易で、中学生に読ませるのにちょうどよい。続きを読む

    投稿日:2010.09.29

  • ポン太

    ポン太

    食べるものと、食べられるもの。食のタブー・・・
    そんなこんなを書いてあります。読んでいて、美味しい楽しい感じはしませんが、世界は実に様々な人々がいるんだなあと。

    投稿日:2006.03.14

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