【感想】江戸の砲術師たち

宇田川武久 / 平凡社新書
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • のり

    のり

    江戸時代に400もの流派が林立した炮術武芸。関流炮術を中心にその興亡を描く江戸詰炮術師範代々記。
    本書では関流炮術の誕生から隆盛が描かれており、帯にある興亡の亡は書かれていない。
    大筒を得意とした関流がどのように幕末を迎える事になるのか興味深いものがある。
    土浦藩士として、役を勤めながら、炮術師範として、全国から門人が集まってくる。その特異性は面白い。横の広がりだけでなく、世襲による縦のつながりにも強いものがある。
    現代の日本てば失われつつある家業。江戸時代というものを考えさせられる。
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    投稿日:2012.01.03

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    [ 内容 ]
    一五四三年、鉄炮はポルトガル人により日本に伝えられた。
    戦国乱世の時代には、武器として多くの鉄炮が求められ、戦闘様式や築城法などにも大きな影響を与えてきた。
    江戸時代には、文治政治へと移行していく過程の中で、回国の生活を過ごしてきた炮術師たちが、身分制社会の規範として仰がれ、武芸としての炮術が花開く。
    炮術に生きた師範と門弟、関流炮術を継ぐ関内蔵助家の家族模様を写しだす。

    [ 目次 ]
    第1章 関流炮術の誕生
    第2章 炮術思想の多様性と再編
    第3章 炮術武芸者像の創出
    第4章 大筒町打の継承と故実
    第5章 流祖之信の遺産
    第6章 関流炮術の門人帳の復元
    第7章 大筒の鋳造と鍛造
    第8章 内蔵助家の家族と日常

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    投稿日:2011.05.29

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