新刊・予約
ランキング
セール
特集・キャンペーン
ジャンル一覧
詳細検索
0
池内紀 / 中公新書 (8件のレビュー)
レビューを書く
総合評価:
"powered by"
seiyan36
2008年頃というと、今から15年前ですか。 その当時、まだ存命だった池内紀さんの作品を、良く手に取っていたものです。 本作もその一作。 著者、池内紀さんは、次のような方です。(ウィキペディアより)… ---引用開始 池内 紀(いけうち おさむ、1940年11月25日 - 2019年8月30日)は、日本のドイツ文学者・エッセイスト。 ---引用終了 で、本作の内容は、次のとおり。 ---引用開始 ドイツの町には、おどろくほど個性がある。通りや建物、広場から、民家の屋根や壁の色、窓のつくりにいたるまで、土地ごとに様式があり、みごとな造形美を生み出している。長らく領邦国家が分立していた歴史的背景から、町ごとの自治意識が強く、伝統や風習に誇りを持っている。港町、川沿いの町、森の町、温泉の町-。ドイツ各地をめぐり、見過ごされがちな風物や土地に根ざした人々の息づかいを伝える紀行エッセイ。 ---引用終了続きを読む
投稿日:2023.10.10
はるさん
ドイツの有名な街からマイナーな街まで、1テーマが短く纏められておりテンポよく読み進められた。 筆者の見ている風景から、歴史や文化の背景がとてもよく見えた。 自分もこのように、様々な目線で物事を見ながら…旅できたらなと思う。続きを読む
投稿日:2021.04.23
kaze229
読書の楽しみは 居ながらにして 異なる国へ 居ながらにして 異なる時代へ 居ながらにして 異なる思考へ 連れて行ってもらえることです ドイツ文芸はむろんのこと この世の出来事に博覧強記の 池内紀さ…ん その池内さんの「ドイツ紀行」 その風景はむろんのこと 建物、川、町、路地 そこにまつわる 歴史、文芸のあれやこれや が心地よく語られていく それぞれの章は「町」の名がつけられている その「町」で出遭う その町で暮らしておられる なんでもない庶民の方とのふれあい がたまらなく魅力的である あったこともないのに その人にあったような気にさせられる 行ったこともない町であるのに 行ったことのあるような気持ちになってしまう 旅は出逢いなのだ!続きを読む
投稿日:2017.10.27
venezia
著者の池内紀氏はゲーテやカフカの翻訳、研究で名高いが、また一流の紀行作家でもあり、その方面での著書も多い。ドイツの町がそれぞれに魅力的なのは、その一つ一つに固有の歴史と文化的背景があり、それが守り続け…られているからである。そして、それを支えているのが自治の精神であり、それは州単位などではなく、町や村の単位でのものなのだ。つまり、横並びでナンバーワンを目指すのではなく、それぞれが個々にオンリーワンなのだといってもいい。ただ、そうした町のいくつかに(それも結構な数だが)共通して影を落としているのがナチスだ。続きを読む
投稿日:2014.01.22
ろーじゃ
著者によるドイツの紀行文集。誰でも知ってる都市から、すごくマイナーな街まで載ってて、一冊通してドイツの国家像が見えてくる感じがして面白かったです。何より著者池内さんの、各都市の風景が浮かぶようなテンポ…の良い文章と、豊富な見識に私は引き込まれました!!続きを読む
投稿日:2012.09.17
ばな
このレビューはネタバレを含みます
ドイツの多くの町について数ページづつ綴られているけど、けっこう内容が濃くて楽しめる。作歌や芸術家にちなんだ話も多いので、ドイツの小説や音楽がお好きな方にお奨めです。もちろん歴史好きの方にも。
投稿日:2011.05.25
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。