【感想】売上目標は立てるな! 20人までの組織をまとめるリアルマネジメント

岩渕龍正 / CCCメディアハウス
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  • kereru

    kereru

    【読書メモ】

    ●会社が今より良くなっていくためには、「今までと違うことをやる」「今まで以上のことをやる」この二つしか方法はない

    ●やる気のない人に大切なのは、「失敗させない」こと。できるだけ小さな成功体験を数多く積ませてあげて、自信をつけてあげる

    ●プロセス至上主義:成果が出たかどうかでなく、決まったプロセスのとおりにきちんと実行できたかどうかを重要視する。結果を出すためのプロセスがしっかりできれば、突出した成果ではなくても、基本的には誰でも成果が出るのが当たり前になる

    ●目先の結果だけを追求するのではなく、長期的な利益のために、しっかりとしたプロセス管理を行うことが非常に重要

    ●従業員10人前後の会社の場合、売上追求の経営企画を作成するよりも、社長が会社を抜けても大丈夫な状態を作る計画のほうが、社長個人としても会社全体としてみてもよほど重要。そのためには社長一人が燃えている状態ではなく、会社全体のやる気がある状態を作らなければならない。そして、社長の価値観がきちんと伝わり、社長の価値観に沿った行動を全員がとれるようになっていることが重要。そのために「なんのために仕事をするのか?」という仕事をする目的、仕事に対する価値観を統一していくことが欠かせない

    ●「三つのため」の仕事観をバランス良く形成する
    ・自分自身の成長のため
    ・お客様の満足、幸福のため
    ・会社の成長、発展のため

    ●「自分さえ良ければいい」という考えを持つ人が多くなると、組織は崩壊する

    ●リーダーの仕事観は、「スタッフの成長のため」「お客様のため」「会社のため」の三つのバランスが、どれかに偏るのではなく整っていることが重要。そして、あなたがスタッフに何かを伝える時にはつねに、この「三つのため」に基づいて伝えることが大切

    ●売上は結果にしか過ぎません。結果について議論しても無意味です

    ●人間は正しいことではなく、好きな人の言うことを聞く

    ●「やり方」はスタッフもわかっているのです。「なんでこれを、こんな忙しいなかでやらないといけないのか?」という「理由」「意味」がわからないのです

    ●売上や予算を語ることよりも仕事観を語ることこそがリーダーにしかできない仕事

    ●マイナスなことは感情を抜いて、プラスのことは感情を込めて伝える

    ●ストロークとは「自他の存在や価値を認めるための言動や働きかけ」

    ●肯定的ストロークの基礎基本にして最大の必殺技は「感謝」

    ●ありがとう運動はまずは家庭から始める

    ●否定的ストロークを打ち込むためにも、日頃からプラスのストロークをたくさん打ち込んでおき、多少の否定的ストロークを打ち込んでも残高がプラスになる状態を作っておく

    ●相手の存在を否定するディスカウントのストロークは絶対にしない。怒る、怒鳴る、暴言を吐く、ぶつ、殴る、蹴る、仲間はずれにする、陰口を言う、無視する、無関心、など

    ●社長がダメなものはダメとはっきり言えるようにならないと、会社を守り、会社のやる気を引き出すのは難しい

    ●面談では、まず「話を聞きたくて設定したこと」を伝え、次に「本人が最近、頑張っていること、できるようになったこと、褒めるべきこと、感謝すべきこと」を伝える

    ●漠然とした質問から入り、具体的に言うとどういうことかを聞いていく

    ●改善点やどうすればいいかを聞く

    ●本人の仕事観を探るため「何のために働いているか?」を聞いてみる

    ●最後に言い残しがないかを聞いてみる

    ●面談の場での事前の根回しと説明後のフォローが新しい取り組みを定着させる上で最も重要

    ●不平不満愚痴文句は言えば言うほど自分自身のやる気を失わせる。しかも周囲で聞いている人のやる気までうしなわせる。面談の場で言ってもらう

    ●一つの取り組みが定着するまでは新しい取り組みはしない、というぐらい、定着させることに執念を燃やす

    ●グッドアンドニュー:最近あった良かったこと、楽しかったことを全員で共有することで、プラスのエネルギー、笑と笑顔を全体で共有するという取り組みです

    ●職場の人間関係は、基本的には相互理解のためのコミュニケーションによって決まる

    ●ほとんどの人は、自分一人だけでなく、一緒に頑張ってくれる人がいることで頑張り続けられる

    ●成功事例発表は必ず全員が行い、最後に投票する。年間の最多得票の人を表彰する

    ●改善提案は進捗を見える化してやり切る。実行されないと提案してくれなくなる

    ●採用の時は言葉でなく、行動を見る

    ●マニュアルだけでは活用されないので、教育カリキュラムを用意して、配属されたら「誰が」「何を」「どの順番で」教えるのかを明確にしておく。そして確認テストを組み込む

    ●評価表には「テクニカルスキル」だけでなく、「ヒューマンスキル」「コンセプチュアルスキル」も含める

    ●「あなたは裸だ!」と直言してくれるのは妻だけ

    ●社長が会社も家庭も成功させる秘訣は「夫婦経営」

    ●新人コンサルタントに無理に多くの案件を担当させない。無理に受注して、低品質にサービスを数多く提供すると目先の売上は上がっても、一番大切な顧客からの信頼を失ってしまう
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    投稿日:2013.10.19

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