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志摩園子 / 中公新書 (11件のレビュー)
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総合評価:
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ナガシ
バルト三国ともに小さな国だが、そもそもなぜ3つの国に分かれなければならなかったという疑問を以前より持っていた。この本を読んでその理由がよく分かった。
投稿日:2023.11.20
bon appetit
リトアニアからバスで北上してバルト三国の都市を回ったので読んだ。 個人的には20世紀の話をもっと知りたかったが、そもそもバルト三国の話をこれ一冊にまとめるのはとても難しいのだと思う。 とても印象…に残ったのが筆者のあとがきの部分である。彼はラトビアが(略)の意味で最もバルト的な国だと言っている。私はこれに思い当たる節があった。私のように三国を連続でまわると、嫌でも国々の差異が見えてくる。その一つは、ラトビアはリトアニアとエストニアと比べて戦争や占領に関わる博物館や施設が多いことであった。そしてまさにこれが筆者の言っていることと符合したように思えた。続きを読む
投稿日:2023.06.10
unzarist
エストニア、ラトヴィア、リトアニアの バルト三国の歴史を中世から現代まで概説する。 馴染みの薄い地域の歴史ではあったが、 頻繁に地図が掲示されることもあり、 入門書として分かりやすい。 それぞれが非常…に複雑かつ多難な歴史を持つ国々であり さらに知識を深めたく感じた。続きを読む
投稿日:2014.04.11
koochann
常に3国として一括して語られる国々だが、それぞれの歴史の違いを改めて感じる。ハンザ同盟、リヴォニア騎士団、ポーランド・リトアニア連合王国、スウェーデン、プロシア、ロシアの支配下、そして1918年のロシ…アからの独立、1940年のソ連統合、1991年のソ連邦からの独立への動きなどの動きが生々しく伝わってくる。北欧との関係が深いエストニア、ドイツとの関係深いプロテスタント国ラトヴィア、そしてポーランドとの歴史の共有・対立という歴史があり、ユダヤ人を多く抱えていたカトリック国リトアニアへの理解が深まった。一方、3国に残ったロシア人の国籍問題など3国に残ることになった人権問題があることは気が付かなかった。続きを読む
投稿日:2013.12.24
kalitotoplus
ドイツ騎士団やハンザ同盟について知りたかったので、読んでみたのだが、当初の目的に当たるところはわりとあっさりと終わってしまって、少し残念だった。しかし、この地域が大国に挟まれて如何に苦労をしてきたかが…、よくわかった。次はバルカン半島関連を読んでみようか。続きを読む
投稿日:2012.07.04
釉(ゆう)
ずいぶん前に登録したものの、積読状態が長くなってしまった。 わかりやすく、コンパクトにまとめられており、門外漢の入門書としては好適だ。 前回、リトアニア研究者の文章に泣かされたので、構えてしまったが…、こちらは実に読みやすい文章で助かった。 ただし、物語と冠しているのは疑問。 平易で読みやすいことを意識したという程度のことらしい。 年表を丁寧に解説してくれている感じで、物語とは言えない。 巻末の略年表や主要人名・地名があるのは、ありがたい。続きを読む
投稿日:2011.10.05
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