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中山可穂 / 集英社文庫 (11件のレビュー)
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kaaazunoko
人妻と恋愛をするビアンのおんなと、不倫をするおんな、その旦那の目線で書かれた連作短編。描く目線によってテーマが変わっておもしろかった。各々の目線が描くすれ違いが切ないし、人生はこんなものだと思う。一番…感情移入したのは旦那。かわいそうで愛おしくて、一番しあわせになってほしいと思いました。おんなの強さと弱さが共存するところが存分に描かれていました。激しく嵐のような恋愛に胸がえぐられました。続きを読む
投稿日:2016.10.09
年下攻め侍ももか
いつもの中山さんの、情熱の有り余った人が胸をキリキリさせるようなおはなしでした。流れるような比喩が心地よくてするする読めるので、なおさら痛々しく感じるのかも。 マツキヨくんの二丁目デビューに胸を馳せ、…いい男と出会うんだよ!などと思ってしまいました。いや真面目に。続きを読む
投稿日:2013.01.07
hatoko586
レズビアンの妻の恋愛がメインといえばメインなのだが、マツキヨの息子に対する愛情に、一番胸を打たれた。 吹雪に対して身勝手だなぁ、と思ったり、なつめに対して面倒臭いなぁ、と思ったりもしたけれど、結局誰の…ことも憎めない。 愛は理屈じゃないから。続きを読む
投稿日:2012.12.17
もす
ジャンル人妻らしい作品。正直主人公の恋人だった人妻より、その旦那のほうに感情移入してしまった。主人公でなく新しい恋人と出て行った妻を憎むでなく残された息子のために動く旦那と主人公の交流が面白い。
投稿日:2012.06.30
MOMO
久しぶりに読んだ恋愛小説が、ビアン物。性別は関係なく恋愛は恋愛だよねと思う。登場人物3人のそれぞれの視点で書かれた連作短編集。 1番振り回された子供視点はない。大人は勝手だと責められても仕方がない内容…。 恋愛とは不条理なものだ。いい人が幸せになるとは限らないのだから。 本もドラマも映画も恋愛物を見ると、必ず思うことがある。『みんが幸せになることは不可能である』。続きを読む
投稿日:2012.02.08
yolico
レズビアンもの。 あーそう言う方向に行ってしまうのかー、と感じてしまった。 既婚者女性と独身女性。 考え方の違いもあって上手くいかない、かと思いきや、一気にその人に夢中になってしまうこともあり…… …矛盾が入り混じり、少々混沌としたイメージ。 個人的には「赦し」があったのかどうかは何とも言えない。続きを読む
投稿日:2011.08.23
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