【感想】深爪

中山可穂 / 集英社文庫
(11件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
0
6
4
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • kaaazunoko

    kaaazunoko

    人妻と恋愛をするビアンのおんなと、不倫をするおんな、その旦那の目線で書かれた連作短編。描く目線によってテーマが変わっておもしろかった。各々の目線が描くすれ違いが切ないし、人生はこんなものだと思う。一番感情移入したのは旦那。かわいそうで愛おしくて、一番しあわせになってほしいと思いました。おんなの強さと弱さが共存するところが存分に描かれていました。激しく嵐のような恋愛に胸がえぐられました。続きを読む

    投稿日:2016.10.09

  • 年下攻め侍ももか

    年下攻め侍ももか

    いつもの中山さんの、情熱の有り余った人が胸をキリキリさせるようなおはなしでした。流れるような比喩が心地よくてするする読めるので、なおさら痛々しく感じるのかも。
    マツキヨくんの二丁目デビューに胸を馳せ、いい男と出会うんだよ!などと思ってしまいました。いや真面目に。続きを読む

    投稿日:2013.01.07

  • hatoko586

    hatoko586

    レズビアンの妻の恋愛がメインといえばメインなのだが、マツキヨの息子に対する愛情に、一番胸を打たれた。
    吹雪に対して身勝手だなぁ、と思ったり、なつめに対して面倒臭いなぁ、と思ったりもしたけれど、結局誰のことも憎めない。
    愛は理屈じゃないから。
    続きを読む

    投稿日:2012.12.17

  • もす

    もす

    ジャンル人妻らしい作品。正直主人公の恋人だった人妻より、その旦那のほうに感情移入してしまった。主人公でなく新しい恋人と出て行った妻を憎むでなく残された息子のために動く旦那と主人公の交流が面白い。

    投稿日:2012.06.30

  • MOMO

    MOMO

    久しぶりに読んだ恋愛小説が、ビアン物。性別は関係なく恋愛は恋愛だよねと思う。登場人物3人のそれぞれの視点で書かれた連作短編集。
    1番振り回された子供視点はない。大人は勝手だと責められても仕方がない内容
    恋愛とは不条理なものだ。いい人が幸せになるとは限らないのだから。
    本もドラマも映画も恋愛物を見ると、必ず思うことがある。『みんが幸せになることは不可能である』。
    続きを読む

    投稿日:2012.02.08

  • yolico

    yolico

    レズビアンもの。

    あーそう言う方向に行ってしまうのかー、と感じてしまった。
    既婚者女性と独身女性。
    考え方の違いもあって上手くいかない、かと思いきや、一気にその人に夢中になってしまうこともあり……
    矛盾が入り混じり、少々混沌としたイメージ。
    個人的には「赦し」があったのかどうかは何とも言えない。
    続きを読む

    投稿日:2011.08.23

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。