【感想】世界地図の下書き【電子特別版】

朝井リョウ / 集英社文芸単行本
(282件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
42
110
77
18
3
  • タイトルが素敵

    読み始めてしばらくはタイトルの意味が良くわからなかった。
    が、読み終えるとこのタイトルがとても意味深い素敵なものだと感じる。
    どんな子供にも未来はあるのだということ、そしてそれを自分で決め納得し、自分の足で踏み出す勇気。
    たくさんの人に読んでもらいたい作品。
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    投稿日:2014.05.10

ブクログレビュー

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  • 京香

    京香

    子供たちが登場人物、日々の出来事をつらつらと綴る物語。何か大きなハプニングが起こるわけでもないので、無関心ながら読み進めてしまう、という感覚。最後のフィナーレの締めくくりが良い、朝井リョウらしい

    投稿日:2024.03.10

  • りんご

    りんご

    児童養護施設で暮らす子どもたちの話。
    1番の年長者であるシオリの卒業に向け、それぞれが様々な思いを抱きながら蛍祭りの復活に奔走する。

    これまで関わってきた人に、施設出身者はいなかったと思うけど、心に傷を負っていたり、色々と我慢を強いられたりしてきたのかなと想像してみたり。。
    続きを読む

    投稿日:2024.01.16

  • ビール枝豆

    ビール枝豆

    養護施設に預けられている子供たち。皆様々な家庭の事情を抱えた高3女子、小6男子2人、小5女子、小4女子の5人の第一班メンバーの1年間の物語。
    小学生達が、来春には施設を出る高3のお姉さんの夢を叶えるべくある作戦を立て、実現に向けて悪戦苦闘しながらも力を併せて実現させて行く様が、親の事情や学校で受けるいじめ等の辛い面をからませながらも、いかにもな小学生的な乗りだったり、秘密基地的だったり、特に小6男子が高3女子に対して淡い恋心を抱いている様などが軽いタッチで描かれていてなんとも微笑ましく好感抱いた。続きを読む

    投稿日:2023.11.05

  • pokke

    pokke

    小中学生が読むのにいい感じなのかなぁ。話の展開にしても、終わり方にしても、何だか物足りなく感じました。

    投稿日:2023.09.27

  • コルベット

    コルベット

    扉絵はスタジオジブリ
    の近藤勝也さん。

    扉絵そのままのラスト
    シーンにホロっと涙が
    ・・・

    様々な事情で保護者を
    失いゆくりなく施設に
    暮らす子どもたち。

    学校でいじめられたり
    経済的な事情から夢を
    あきらめたり、

    世間に揉まれ成長して
    いく彼らの姿になにを
    感じたか。

    それをうまく言葉には
    できないけれど、

    ただ私の身のまわりに
    いる子どもたちへと、

    思いやりを込めた一言
    にして昇華したい。

    「なにがあっても
     希望は減らないよ」

    と。
    続きを読む

    投稿日:2023.08.31

  • 鴨田

    鴨田

    朝井リョウといえば、いやミスのイメージが強いが、本作は、養護施設の子供たちの健気な姿に心が痛む。

    弟の医療費の問題もあって大学進学を諦めざるを得なくなった佐緒里のために、ランタン作りの材料を子供たちが学校から盗んだことが先生にバレて、担任が養護施設を訪問した時に、養護施設のみこちゃんが先生に返した言葉、

    P280
    「誰かから何かを奪ってはいけないなんて、そんなこと、この子たちはわかっています。きっと、私たちよりも」

    親はなくとも子は育つ、とは言うが、多分そうなのだろうが、普通の親子関係を奪われた子どもの不安というのは大きいよなと思う。
    続きを読む

    投稿日:2023.02.26

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