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藤野可織 / 集英社文芸単行本 (17件のレビュー)
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総合評価:
理科好き
期待して読んだだけに
ちょっと期待していたのとは違いました.少なくとも私は途中でイラッとしてしまいました. 文学的と言えば文学的かもしれないけれど,ストーリーを追っていくのが好きな人にはお勧めしません.
投稿日:2013.12.08
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ただ
不思議なお話だったといえばそれまでですが。 「パトロネ」は、妹の存在を認識することで、自らの孤独を意識する姉が起こす行動が妙に人間臭く、興味深く読ませていただいたのですが、途中で急に大きく変わる展開に…より、自分自身と見つめあっているのか、幻想を視ているのか、よく分からなくなり、私のテンションはやや下がり気味に。ただ、後半の展開が現実だとすると、なかなか怖いと思います。 「いけにえ」は、自分の好きなものをしっかり持ってらっしゃる方のお話しで、私には、あまりグッとくるものは感じられませんでした。続きを読む
投稿日:2019.12.12
may
「パトロネ」 「いけにえ」 2つの作品に共通しているなーと感じたのは、滑稽と言ってもいいくらいの寂しさ。 恥ずかしくなるくらいの独りよがり。 ちゃんと怖いし。 怖い絵を観た後みたいな気持。 すごい…な。 美人だし。 彼女が美しいと思うものを知りたい。続きを読む
投稿日:2018.01.01
solala06
パトロネとは、フィルムが収まっているあの小さな円筒形の缶のこと、だそうで。 やっぱり藤野先生作品は世界観も何もかもが不可解なんだよなあ・・・気持ち悪いんだよな、どっかが・・・。 どこまでが正気で誰まで…が現実なのか・・・。 分からない・・・皮膚病怖い…。続きを読む
投稿日:2017.10.25
むつお
妹と同棲することになった主人公。 ある日妹は失踪し女の子が現れるーパトロネ 悪魔を見た主人公はその美術館で働くことにするーいけにえ 悪魔の末路が美しくて一番好きだった
投稿日:2015.08.28
だだ
表題作「パトロネ」は一風変わった幽霊譚。中盤過ぎまではイメージの拡大や推測の拡がりができて面白いのだが、その後は終わらせることに意識が向かってしまっているのか、減速してしまうのが残念。皮膚病と心情をリ…ンクさせたのは上手い。イライラ感が伝わってくる。パトロネって何かと思ったがアレだったのね。オジサンはパトローネと習いました。 「いけにえ」は普通さ凡庸さに潜在する執着や狂気といった感じ。普通のオバサンの普通の美術鑑賞がツボにはまる面白さ。美術なんて分からないと言いつつもその観賞力はただ者では無い。コミカルな文章だがこの後の作品と比べるとまだ硬い感じがする。言葉の選び方がまだこなれていないからかな。こういう話は大好き。続きを読む
投稿日:2014.10.22
zheshi-shanqi
このレビューはネタバレを含みます
パトロネ、いけにえの2作だが、どちらの女性もよくわからない。 不安定な感情のふたり。 いけにえでは魔が出てきたり、その悪魔を捕まえて、切ったり、あぶったり 挙句の果てには美術館の監視員もやめてしまう。 女性の感情って、わけわかんないものなのかな。 文章的には、なかなかいい。
投稿日:2014.01.08
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