【感想】荒木飛呂彦の超偏愛! 映画の掟【帯カラーイラスト付】

荒木飛呂彦 / 集英社新書
(52件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
6
29
9
2
1
  • 独断で映画を語るすすめ

    マンガ家、荒木飛呂彦氏がひたすら映画について語ります。彼は、高校生のときには、年に200〜300本の映画を観て、観た映画のあらすじを自分なりに書き留めていたほどの映画好き。それだけ映画の蓄積が脳内にあるのだとしたら、代表作『ジョジョの奇妙な冒険』の場面やキャラクター造形、スタンド能力にも映画の知識は活かされているかもしれませんね。スタンド名にバンド名が多いので、音楽方面はチェックしていましたが、これは映画の引用やオマージュも要チェックです。映画への熱いコメントを通して、荒木氏自身の感性や、彼の作風に影響をもたらしたものを知ることができるので、まずはこれを読んで映画を観ましょう!(スタッフO)続きを読む

    投稿日:2013.09.20

ブクログレビュー

"powered by"

  • クラウンゾンビ拓哉

    クラウンゾンビ拓哉

    映画への想いを感じる映画本。
    泣けるが好きなのは意外だった。
    自分もサスペンス要素や謎があるストーリーが好みなので、荒木さんの考えはめちゃくちゃ参考になる。

    投稿日:2023.09.13

  • daiyuuki24

    daiyuuki24

    アクション映画、恋愛映画、アニメ…取り上げたジャンルを問わぬ映画作品の数々には、その全てに、まさに荒木飛呂彦流の「サスペンスの鉄則」が潜んでいる。
    本書は、その一つひとつを徹底的に分析し、作品をまったく新しい視点から捉え直した映画論であり、エンタテインメント論である。
    『ジョジョの奇妙な冒険』を描かせたとも言える、荒木飛呂彦独特の創作術とは?
    映画の大胆な分析を通じて、その秘密が明らかに。
    荒木飛呂彦が理想とする良いサスペンスの条件とは、ストーリーを惹きつける「謎」、主人公に共感出来ること、ストーリーに説得力を与える設定描写の妙、見る者が憧れるファンタジー性、泣けること。
    このサスペンスの条件が荒木飛呂彦の認めた映画でどのように演出されているかを、スピルバーグ監督の「ジョーズ」「ジュラシックパーク」、デパルマ監督の「殺しのドレス」、イーストウッド監督の映画や「96時間」や「ヒート」などのサスペンス映画を通して具体的なシーンを引用して説明しているので、漫画家や監督志望の人が読んでも、楽しめる映画本になっています。

    このサスペンスの条件が荒木飛呂彦の認めた映画でどのように演出されているかを、スピルバーグ監督の「ジョーズ」「ジュラシックパーク」、デパルマ監督の「殺しのドレス」、イーストウッド監督の映画や「96時間」や「ヒート」などのサスペンス映画を通して具体的なシーンを引用して説明しているので、漫画家や監督志望の人が読んでも、楽しめる映画本になっています。
    続きを読む

    投稿日:2023.03.05

  • 栗

    面白かった!

    熱量のある文章っていいよね、何より映画愛溢れる感じ。

    全部観たくなったけど、それにしてもすごいですね。

    荒木先生の映画分析ノート読みたい。

    トップシークレットって書いてあったからなお読みたい。

    ああいう人目につかない努力ができる人なのですね…私なら何でもかんでも公開したくなっちゃいますが。

    時代の影響なのか。

    ああいうトップシークレットなノート持ってる人は色々魅力的なんだろうなあ。

    藤本タツキ先生も映画大好きって言ってたし、映画ってそんなにすごいのか…奇跡…創作の落とし穴…創作に命かけられる人たちの思考は全く理解できないよね。

    私ならそういう世界で生きていくのは無理だ。

    そう強く感じてしまう…やっぱり偉大な人ってやることなすことでかいよね。
    続きを読む

    投稿日:2022.12.28

  • ganko165cm

    ganko165cm

    シンプルに人がどう映画を観ているのか聞けて面白かった。
    サスペンス的な展開に興奮するのはわかる。
    映画の何に私は興奮するのだろうか。見えなさ、人の愛などに感動するのが楽しいのかもしれない。あとは知らない人の世界を知る、また何かが必ず起きるから面白いのだろう。
    監督で映画を観てみよう。
    続きを読む

    投稿日:2021.09.03

  • うめや@瞬読ブクログ部

    うめや@瞬読ブクログ部

    このレビューはネタバレを含みます

    良い物語にはサスペンスがある
    ①謎
    ②主人公に感情移入ができる
    ③説得力のある設定描写
    ④ファンタジー性(現実では体験できないものがある)
    ⑤泣ける
    映画の観方や作り手の意図やテクニックに気づき、映画を楽しめる方法が書かれている。
    物語を作る人にはとても役に立ちそう
    オススメ映画の見どころやどうして面白いと感じるのかを解析されていて為になります

    【瞬読毎分13230文字】

    レビューの続きを読む

    投稿日:2020.03.17

  • batchi

    batchi

    前作はホラー映画に絞っていたが、今作では少し間口を広げてサスペンスという括りに。世間一般で言うサスペンスに限らず、条件を満たせばコメディやCGアニメもサスペンスになる。著者によるサスペンスの条件とは、以下の通り。

    ・謎がある
    ・主人公に感情移入できる
    ・設定描写に妙がある
    ・ファンタジー性がある
    ・泣けるかどうか

    7章に分けて映画評が続く。ジョジョの奇妙な冒険における取り込み方もたまに説明される。
    続きを読む

    投稿日:2020.01.02

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。