【感想】六畳間の侵略者!?13

健速, ポコ / HJ文庫
(6件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
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  • いいか?絶対に寝る前にちょっと読もうとか思うなよw

    フォルトーゼ本国での騒動が飛び火してくる話。
    当然フォルトーゼ主従がメインと見せかけて「青騎士」メインの話でしたw
    前から度々やっていましたが、住人の絆も深まったこともあって真希やクランも交えての総力戦で各キャラ活躍します。
    孝太郎を認めているライバルキャラとのやりとりといい胸が熱くなる展開がてんこ盛りw
    ただ、これまでこの作品が好きで読んできた方は寝る前とかに読まない方がよろしいかと…
    続きが気になって気が付いたらえらい時間になってたとかあり得ますw
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    投稿日:2014.08.02

  • 作者の得手不得手の両方がよく出てた巻

    宇宙人組回ですね。
    既存キャラの再登場やこれまで会話の中の名前だけだった人物の初登場
    いくつかの謎や伏線の回収などなど六畳間らしい展開です。
    主人公やヒロイン達とのやりとり内心の描写はいい意味でラノベしてます。
    ココらへんは作者の得手部分といえいつも通りに、あるいはそれ以上に堪能できます。

    ですが、不得手な部分も出てしまっているように感じました。
    多少批判的になりますし、ネタバレ描写は避けますが展開にも触れるので数行空けて書きます。





    今回は集団戦や政争話が出てきます。どうにもこれが…。
    大きな絵図を描こうとするほどに、どうにも悪い意味でラノベ的になってしまうようです。

    個人対個人の戦闘の殺陣を工夫し書くことは得意な作家さんでシリーズの魅力だと思いますが
    戦闘参加人数が増えれば増えるほどにイマイチになってしまうようで、
    これまでもそういう傾向がありましたがこの巻の集団戦ではそれがより強く出てしまっています。

    タイマンと比べ作者が得意な戦闘中ひとりひとりの内心描写に手が回らないのもあり、
    集団戦になるとモブ戦闘員は魅力的に動かしきれないのかもしれません。
    また、これまでの中ボスとのバトル展開では理由付けなしに敵を謎能力制限しての
    戦闘進行はあまりないのですが集団戦になると少し出てきてしまっているようです。
    特に「ついに現れた恐ろしい集団としての敵」や「主人公側の意外な力に蹴散らされるだけの敵」
    であるときはまだいいのですが主人公側に押され気味になった敵がさらに反撃に出てからが
    主人公側に「犠牲者を出さないギリギリ」で追い詰め主人公側再逆転までの「間をもたせる」ため
    敵の振る舞いがとどめの直前で中途半端になり魅力が落ちてしまっている感じがします。
    「身内を守り切る主人公」であり「積極的には殺さない主人公」であることが
    作劇の難易度をより上げてもいるのでしょうが。

    一方で政争がらみが薄く感じるのは魅力的かつ有能な政治家を敵として描写した上で
    主人公側を更に上回らせることが困難なのでしょう。
    戦闘とは違い政治の話は終わっていませんから後の巻で納得の展開が?とも思いましたが
    どうも16巻まで読んでいる現段階の感触としては善玉の主人公側・悪玉の敵側以上に
    政治や個別の政策、思想や主義に深く踏み込むつもりは作者には無いように感じます。
    伏線っぽいものも有りますからいい意味で更に裏切ってくれることを期待していますがね。

    散々書いてきましたが、幾つもの伏線が回収され色々と大きく話が動くこの巻。
    主人公やヒロイン達の会話や心の動き、成長、関係の変化…etcがとても魅力的なこのシリーズ。
    ここまでついてきた読者なら読まないという選択はありえませんよ!
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    投稿日:2014.08.29

ブクログレビュー

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  • 中山バスター

    中山バスター

    六畳間をめぐる、家主、幽霊、魔法少女、異星人、地底人、(大家さん?)の物語の第15弾
    本国から母エルファリアが倒れたとの連絡を受け、ころな荘から帰国を決意するティア達。
    しかし、それは反政府派が仕組んだ罠だった!?

    この人の構成力には恐れ入ります。
    今回もしっかりとばら撒いたフラグをしっかり回収して、上手くヒロインたちと新キャラと昔のキャラを結びつけている。
    ただ、なんだろう、ちょっと健速さんのクオリティに慣れてきてしまったのでこれでも少し物足りなさを感じてしまう。
    もっと物凄い衝撃が欲しい!
    続きを読む

    投稿日:2014.01.22

  • clamamus

    clamamus

     前回に引き続き、今回も熱いバトルが繰り広げられている。前回は魔法だったが、今回は先進科学のフォルトーゼが主題である。
     一つ感心したのは、よくよく調べて書いてあるのだろうと感じさせられる戦闘描写。敵味方に死者を出さないよう注意しつつ、そこに論理的な背景をきちんと置いてあるのだ。
     なかなか意表をつく人物(?)の再登場もあり、物語は終わりに向かって突っ走っている感触である。が、後書きを読むかぎりだと、そうでもないのかもしれない。なんにせよ、続巻に期待が持てるところである。
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    投稿日:2013.07.02

  • min2fly

    min2fly

    このレビューはネタバレを含みます

    2013 5/12読了。
    浩太郎が正体をティアに明かすに至るまでの諸々が起こるフォルトーゼクーデター編。
    ・・・どうも話がわからんところがあると思ったが、そうか、前の巻を買い飛ばしていたか・・・(汗)

    レビューの続きを読む

    投稿日:2013.05.12

  • F.key

    F.key

    孝太郎の英雄度合・騎士っぷりが半端ない。ピンチの時に駆けつける、まさにヒーローで読んでて心躍りました。バトル多めなのに晴海先輩もガッツリ絡んできてヒロインの面目躍如。というか一気にメイン級の活躍を。そしてあんな形で大家さんが覚醒すると思わなかった。引き方があんなだったし、次は大家さんの話か?それとも「20年前」のエル絡み?(チラチラ過去巻を見てきたけど会ったことって触れられてないよね?) 何にせよ、安定して楽しめるシリーズなので続きが楽しみです。続きを読む

    投稿日:2013.05.09

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