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石井美樹子 / ちくま文庫 (3件のレビュー)
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総合評価:
ici
5
気軽に読める西洋中世の食と文化のエッセイ
元が雑誌連載ということで表紙から受ける印象より気軽な内容です。「中世の食卓から」というタイトルですが、食卓に上る料理を超えて幅広く食、食糧に関する事柄を取り扱っています。反面、個々の料理の詳細やレシピ…的なものはあまりなく、そういったものを求める向きには少し物足りないかもしれませんが、我々にあまり馴染みのない食文化や慣習も分かりやすく説明してくれていますので、中世ヨーロッパの生活に(あるいは現代のヨーロッパの生活にも)興味のある方はお気軽に手にとって見てはいかがでしょうか。 続きを読む
投稿日:2015.03.27
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かおるひめ
中世ヨーロッパの“食”をテーマにしたエッセイ。 魚に対する恨みつらみ、何故スパイスを多用したか、 スプーンと爪楊枝の使用について・・・等々、 キリスト教やフォークロアの影響、 「パンタグリュエル」や「…カンタベリー物語」、 シェイクスピアの戯曲の中から探り、語る。 ビールとエールの違い、饗宴と精進潔斎の大差、 太っているからこそ王様など、興味深い話が多く、 楽しめました(^^♪続きを読む
投稿日:2018.03.05
reinou
このレビューはネタバレを含みます
1997年(底本1991年)刊。 古来、聖書と並び立つほど読まれている書籍は料理関係本。もちろん本書がかように言うほどに極端ではないにせよ、料理本は古くから刊行されている。本書は、西洋中世の食卓を彩った(?)食事・料理の模様を解説していく。 ただ、さほど美味しそうには見えず、逆に現代の豊かさが逆投射されるかのようだ。すなわち、バジル・胡椒だけでなく、砂糖・香味野菜等何でもスパイスとして利用され、かかるスパイスに塗れた料理の数々。それにワイン(不味い場合も多々)が+されるが、そもそも素材が新鮮でないことを雄弁に語るかのよう。 著者は神奈川大学教授。
投稿日:2017.01.23
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