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藤野可織 / 文藝春秋 (15件のレビュー)
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このレビューはネタバレを含みます
え、、、どうゆうことー!!? 怖かった。。。 話が三つあるうちの 話の順番が、 いやしい鳥→ 溶けない→胡蝶蘭 でよかった。。。 いやしい鳥が怖すぎて、、、 いやしい鳥、、、なぜ色んな人の証言なのか、 入りづらかった。。。理解するのに時間かかる。けどなんとか読んだ。そして、怖くなった。 なんた。これは!作戦なのか。。。 どれにも共通してるのが食われるって感覚なんだけど、夕方、グエムルって怪物出てくる映画見たせいで、余計に想像された。 三つの話の中では、 溶けないが、面白いと感じるところが多々あった。 日常感が所々あったからだろうか。 胡蝶蘭は可愛らしくも思えた。 おんなじ人が三つ書いた感じがしなかった。 いやしい鳥は、妙にグロテスクな映像が頭に想像されて、、、だから、凄いのか。 うん。妙に、怖かった。文の感じも全体的に荒い空気が漂っていた。妙に雑な感じが、息継ぎもないような主人公の語りが続く所が、綺麗に作られた作り物というより。本当にあるものを羅列して。錯乱して、切れっぱなしの布みたいに、だから。怖かったのかも知れない。どこかそこが街頭インタビューかニュース番組でも見てるような、ドキュメンタリーのコメントのような、あーそう思ったら、面白い作品かも知れない。怖くて拒否反応がすごかったけど、後になって、そう思わせてきた、構成?というか、書き方というか 、、なんで三つの中で『いやしい鳥』がメインになってるんだと思ったけれど、こう考えていくと、なんだか、腑に落ちた。 怖かった。。。最初、星2にしようと思ったけど、 あの書き方は、似たような題材を使いながら、 それぞれにあった、文の書き方で書いてるのかも知れない!?と思ったら、星4つになった。 恐怖のち、不穏のち、謎の達成感と汗をかいた後の爽快感?がある本だった。
投稿日:2020.11.28
ryokutya87
ここまでわけのわからない小説を読んだのは初めてかもしれない。 奇をてらったかのような擬音もしっくりこない。 感情的にも感覚的にも文章的にも、まったく反りが合わなかった。
投稿日:2019.10.18
東雲
胡蝶蘭はなにも言わなかった。当然だ。 けれど、そのとおりになった。私の言ったことに従って、胡蝶蘭はしんしんと真面目に咲き、花びらに受けた茶色い傷を数日のうちに治してみせたのだ。曲がった茎まで元通り…になった。私は大した手入れはしていない。 (P.177)続きを読む
投稿日:2016.11.04
しろかぎ
「いやしい鳥」ピッピが食いしん坊なのか、トリウチが卑しいのか。 「溶けない」食べられても、大丈夫。恐竜は絶滅したんだから。 「胡蝶蘭」ここまでの「鳥」や「恐竜」に比べると、この胡蝶蘭はかわいい。
投稿日:2016.03.22
コノハ
表題作は、どうも世界に入り込めなかったので、特に感想は書かず、併録されている「溶けない」について。 <溶けない> 子ども(小学校低学年)のころ、夜眠っているときに足を引っ張られるような感覚があり…目が覚めてしまうことがたびたびあった。あの頃はオバケの仕業かとびくびくしていたのを覚えている。この小説で幼い「わたし」が恐竜に遭遇するシーンを読んだ時の印象が、ちょうどこれに似ていた気がする。 私の「足を引っ張られるような感覚」はもうなくなった。幼少時代の不思議な体験など、大人になるにしたがってそれが何か分かるあるいは気のせいだと思い、雲散霧消していくものだ。 しかし、この小説では終わらない。じわじわと日常に忍び寄ってきて、あろうことか大学生にまでなった「わたし」まで飲み込んでしまう。 周囲の人間の反応からすれば、その体験は「わたし」のもうそうだろうとは思うのだけど、「わたし」の視点が妄想を見ているそれとは到底思えないほどにくっきりしている。 こうしたズレはどうして生まれたのだろうか、この幻想は何かの隠喩なのか・・・そういった疑問は解けないままで心残りだけど、もっと同著者のほかの小説も読んでみたいと思うものではあった。独特の気持ち悪さこそが物語の醍醐味なのだろうか?続きを読む
投稿日:2015.09.05
だだ
「いやしい鳥」「溶けない」とショートショートの「胡蝶蘭」の3篇は、いずれも不可解な怪物に出くわす話。不条理な状況に翻弄されつつも、それに抗い立ち向かうラジカルさが更に事態を悪化させるのは、初期筒井作品…を彷彿とさせる。 「いやしい鳥」は、お隣に住む主婦を一方の視点に加えたことにより物語に客観性を与えスラップスティックコメディ色が薄れ、筋立ての面白さが増しているように思う。ただ、次々に登場する不快なアイテムがあまりにありふれていてややしらける。三者それぞれの切迫感は感じるのだけど精神的に追いつめられていく様子があまり見られないため全体としてエッジが立っていないように思う。読んでいる間中セサミストリートの曲が頭の中を渦巻いた。 「溶けない」は、著者得意の母娘もの。女性特有のしぐさの描写は素晴らしく、全体として映像的なイメージの作品となっている。「溶けたりしないくせに。どうせ老いて死ぬくせに」というインパクトのあるひと言が本作の全てだろう。 「胡蝶蘭」は、わずか15ページほどの短い作品だが、視覚的描写が際立っているので、3篇中最も強い印象を残す作品となっている。「胡蝶蘭はなにも言わなかった。当然だ」というフレーズに、オチを付けねば落ち着かないという著者の上方気質を感じる。こういうの大好き。続きを読む
投稿日:2014.10.22
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