【感想】メトセラの子ら

ロバート・A・ハインライン, 矢野徹 / ハヤカワ文庫SF
(16件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
2
5
5
1
0
  • テンポよい

    1958年に書かれた長編ということで、現代のSFにはないテンポの良さがあります。余計なエピソード入れたりせず純粋にプロットだけ詰め込んだ感じ。この時代のSFと比べると昨今溢れているSFは冗長すぎる。
    前半部の、長寿を手に入れた人々とそうでない人々とのやり取りと、後半部の人類と異星人とのやり取りがうまく対比されていて面白い。異質なものへの理解と不理解。続きを読む

    投稿日:2013.09.24

  • 冒頭のシーンが好き

    冒頭のほうのシーンで長寿命の女性が超長寿命の主人公を誘惑するシーンが好きです。よくこんなシチュエーションを思いつくなぁと思う。主人公は、「愛に時間を」と同一人物なので、彼の数奇な人生に興味があればそちらもお勧めです。キーワードは「半ズボン」です。続きを読む

    投稿日:2014.01.18

ブクログレビュー

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  • :*:♪・゜’☆…((φ(‘ー’*)

    :*:♪・゜’☆…((φ(‘ー’*)

    ラザルス241歳、仲間と信頼を深めていく、知的生命体との遭遇。「これまでの二世紀半は、ぼくが成熟してきた時期なんだ。ぼくはながいあいだぼんやり生きてきたが、ほんとうに大切な答え、最後の答えというやつを知らないという点では(中略)…われわれの種類の人間、地球人は、重要な質問に取り組むだけの時間を充分に持ったことなど一度もないんだ。能力は充分ありながら、それをうまく使うだけの時間がなかったんだ。重要な問題にゆきあたると、ぼくらはまだ猿と大差はないんだ」――重要な問題にどう取り組むかは「愛に時間を」に続く続きを読む

    投稿日:2024.03.10

  • かおり

    かおり

    このレビューはネタバレを含みます

    オズの魔法使いin宇宙空間feat.インディージョーンズ。最後の「おうちに帰ろう」的展開には笑ってしまった。マンチカンみたいなのも出てくるし。見たら、作者、カンザスのパブリックスクール出身なのね。ドロシーじゃん。
    そうかぁ、こういうのがSFの「名作」なのねー。私としては『ソラリス』の方が上に見えるんだけど。

    読んだ動機が「生命倫理」だったけど、これについては正直、考える材料は何も無かった感じ。もっと地球上で揉めてください、と思いました。あと、大して重要でもない人を前半で不必要に追っかけ回すのはやめましょう。話の焦点がぼやけるだけ。使うんならちゃんと中盤にも使うべし。伏線回収的に彼女を星に置き去りにしてたけど、そもそも大した伏線張ってねぇし。インディっぽい半ズボンおっさんを描く方が楽しくなっちゃったのかな?自己投影しやすかった?ピストル持ってるしねぇ。などなど、ツッコミどころが満載でした。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2021.09.14

  • Sadahiro Kitagawa

    Sadahiro Kitagawa

    中3の時に読んだけれど、内容を殆ど忘れていたので再読した。
    1941年にこれが書かれているのに、今読んでも斬新なストーリー。やはりハインラインはSFの皇帝だなぁ。

    投稿日:2020.10.08

  • yasuyukima

    yasuyukima

    ハインラインらしい前向きというか、能天気というか、でも、結構好きだったりする。でも、この話が1941年に発表されたというのは、驚き。コンピュータじゃなくて、計算尺がでてくるところがご愛嬌。

    投稿日:2018.10.10

  • tikuo

    tikuo

    ハインラインの夏。7月に逃げ切りできなかった1冊。

    200歳を超える長い寿命を持つ一族が、世にその存在を知られてしまう。政府は彼らを生け捕りにして、長寿の秘密を知ろうとするが、それが皆殺しにするという意味であると知ったラザルスらは、地球からの脱出を試みる。脱出した彼らを待っていたのは、異星人が住む星だった。

    なんていうか、大盛りてんこ盛りのSF作品で、でもまあハードSFってほどでもないので読みやすいがお腹いっぱいの作品である。特に前半の逃走劇、ジョッカイラの蜂人たちに会ってからは理解しやすいのだが、その間の大事な宇宙船内でのやり取りや駆け引きが、なんか頭に入ってこなくて苦労した。

    ただ、その読みづらい部分や、不必要とも思える2つ目の地球型惑星の話など、ちゃんと前振りや伏線になっているのはわかるんだけど、もうちょっとコンパクトにならなかったかなあ。

    ところで、いつものナニですが、この本(矢野徹訳)、誤訳が多くない?特に会話文で、もとの英文が何となく分かるんだけど、なぜそう訳すの?というのが多すぎて、理解しにくいと感じる人も多かろう。「自動で」で済むところを「オートメ工場」とか、「スクリーンが」を「スターリンが」とか、訳のおかしさにツッコミが止まらない部分があり。

    今の版は少しはまともになっているんでしょうかね。

    「タップダンスから、つづれ織りの技術まで.」
    好きだよね。
    続きを読む

    投稿日:2018.08.01

  • todo23

    todo23

    長命族・テレパス・恒星間宇宙船・宇宙人(人間に似た)など、古き良きサイエンスフィクションのアイテム満載です。ついつい懐かしくなって・・・。もっとも第1部は懐かしさから一気に読んでしまいましたが、第2部になると何かまとまりが無くて、ちょっと出てくる”水棲の金星人”など、やたらと古臭さだけが表に出てしまいます。考えれば今から60年前の作品。致し方なしか。続きを読む

    投稿日:2017.11.16

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